満足度 ☆☆☆☆☆☆☆☆
京都ではいま公開。
中国映画は、人気薄。
カンヌ常連のジャジャンク作品でも。
だがこの映画、最初はスタンダードサイズで、1999年の山西省汾陽<フェンヤン>を描き、一人の女を二人の男が争う構図。
監督自身の故郷フェンヤンを舞台に、自らの青春をだぶらせる。
おまけに、主演のタオは監督の夫人(山西省出身)だからなおさらの思い入れが。
当時のディスコダンスを交えながら、情熱的に盛り上がる。
タオは、商売人のジンシェンと結婚、男の子を授かるが離婚、故郷へ帰ってくる。
そして父の死を契機に息子を上海から呼び寄せ、「ま」と呼ばせる。
二人っきりの列車の旅。
男の子の将来を考え手放す。
そして、2025年、オーストリアに移住した息子は19歳に。
父に反発して自由を求める。
銃を持って脅す父親に自由をという息子。今の共産中国を揶揄。
中国語を教える、香港出身の教師に恋愛感情を。年の差など問題ではない。
そして、母の情を思い出し、切ない。
幼くして母と生き別れた経験を持つ筆者には痛烈だ。
変わりゆく社会、だが、人の情は変わらない。
恋人や家族は、つながりを求める。
ラスト、故郷で、懐かしいディスコダンスに興じる母は、いつまでも若い。
京都ではいま公開。
中国映画は、人気薄。
カンヌ常連のジャジャンク作品でも。
だがこの映画、最初はスタンダードサイズで、1999年の山西省汾陽<フェンヤン>を描き、一人の女を二人の男が争う構図。
監督自身の故郷フェンヤンを舞台に、自らの青春をだぶらせる。
おまけに、主演のタオは監督の夫人(山西省出身)だからなおさらの思い入れが。
当時のディスコダンスを交えながら、情熱的に盛り上がる。
タオは、商売人のジンシェンと結婚、男の子を授かるが離婚、故郷へ帰ってくる。
そして父の死を契機に息子を上海から呼び寄せ、「ま」と呼ばせる。
二人っきりの列車の旅。
男の子の将来を考え手放す。
そして、2025年、オーストリアに移住した息子は19歳に。
父に反発して自由を求める。
銃を持って脅す父親に自由をという息子。今の共産中国を揶揄。
中国語を教える、香港出身の教師に恋愛感情を。年の差など問題ではない。
そして、母の情を思い出し、切ない。
幼くして母と生き別れた経験を持つ筆者には痛烈だ。
変わりゆく社会、だが、人の情は変わらない。
恋人や家族は、つながりを求める。
ラスト、故郷で、懐かしいディスコダンスに興じる母は、いつまでも若い。
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