おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
2010年、メキシコ湾沖約80kmにある石油掘削施設“ディープウォーター・ホライゾン”で海底油田から逆流してきた天然ガスの引火による大爆発事故が起こった。
本映画は、当時の関係者などから聞き取りをし、再現したものである。映画の終りに、彼ら実際に事故に遭った人々が登場する。
前半は、工事現場の電気技師の家庭から話が始まり、大変な現場に優秀な技術者が派遣されていたことがわかる。
工事の遅れが原因で、検査などを省略して工事が進められていくことに不安を抱かされるが、現場ではイケイケの感じが伝わってくる。
そして、突然泥水が噴出し、機械がガタガタ揺れ、爆発が起きる。
CGではなく、装置を組み立てて撮影しただけあった、臨場感は半端ない。
後半は、爆発に続く爆発、石油火災では、防ぎようもなく、避難の有様が描かれていく。
我先に助かろうとする上司たち、飛び降りるのが怖くて足がすくむ女子社員。
石油火災の恐ろしさが体感できる。
災害映画では、秀でた映画だ。
マーク・ウォールバーグが、電気技師で、落ち着いた行動で、事故に当たる。カート・ラッセル、ジョン・マルコビッチが脇を固める。