ひろの映画見たまま

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「午後8時の訪問者」、若き女医の悔悟と奮戦記!

2017-04-22 17:46:09 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

ヒューマン映画好き ☆☆☆★

ベルギー・フランス合作

カンヌ国際映画祭の常連として知られるベルギーのジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟監督作品。

ミステリアスではあるが、淡々と話が進み、自然音のみの映画なので、しっかり見てないとおいて行かれる。

診療所の医師が病に倒れ、代理で診察している若き女医ジェニー。研修医がいるが、受付や看護師もいず、天手古舞の忙しさ。

研修医の態度が横柄で注意しているとき、ドアホンが、

診察時間を1時間以上過ぎているので、出なくていいと、研修医の手前厳しくする。

その日は、次に勤務する大手病院の歓迎会だ。

だが、翌日、警察が来て、若き女性(黒人)の死体が見つかったと、監視カメラを見せてくれという。

監視カメラには、訪れた女性の姿が、もし、あの時、診察していたらの自責の念が、

それから、この女性の写真を携帯に残し、訪ね歩くことに。

徐々に明らかになる、移民問題、貧困問題。

脅迫にあったり、少年に穴に落とされたり、ちょっとひどい目に遭うが、この問題で一皮むける女医の態度。

女医の行動力と、悩みを通して、社会を描くシリアスドラマだ。

いかにも、フランス映画らしい、矜持が見て取れる。

女医を演じるアデル・エネルが好演。

 

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