おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)
「美女と野獣」は、もともと、フランスのお話で、1946年ジャンコクトーにより映画化されている。また、日本では、劇団四季がミュージカル化している。
今回の映画は、そのフランスのお話をもとにした、ディズニーアニメ(1991年)を実写化したものである。
アニメは、アニメ映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネート作品となった。
そのアニメ版の基本は変えずに実写化した本作は、見事なミュージカルとしてよみがえった。
村の人々はもちろん、城の中で魔法使いにより道具にさせられた召使たち、そのコミカルで愛嬌ある道具たち。
あたかも、生きているがごとき動きの数々。
外で、オオカミに襲われるシーンも、アクティブで見よい。
主人公の美女のベルは、村では少し浮いた存在だが、利発で読書好き。(エマ・ワトソンが好演)
野獣にも臆すことなく接して愛してしまう抱擁力。
でも、なんとしても、この映画の魅力は、ミュージカルだろう。
大人が見ても楽しい展開だ。
野獣も、アニメ版に似せて結構ハンサム。野獣のままでも愛されてしまいそう。
強引に結婚を迫るガストン(ルークエバンス)、嫌味たらしいが、雰囲気は出ている。
ラスト、大団円まで楽しくみられる。万人向けの映画。