おすすめ度 ☆☆★
山上たつひこ原作・いがらしみきお作画の同名コミックを実写映画化。
場所は、魚深市(撮影されたのは富山県の魚津市)。
殺人犯6名を、過疎地に定住させるという国家プロジェクト。
この事業を任された市役所職員月末(錦戸亮)。
前半何も知らされない月末が、それぞれを出迎えるシーン。
途中刑務所があったりして、何か不穏な空気を察するが、淡々と仕事をこなす月末。
だが、それぞれの場所で問題を起こす。
そして、市に伝わる「のろろ祭り」、のろろは海から来た悪霊みたいなもの。祭りは大雨によって中断される。
宅配業者に就職した宮腰(松田龍平)、月末のバンドに参加し親しくなる。月末の恋人文(木村文乃)。
そして、事件が、
そもそも「羊の木」という題名が意味不明。
なんか比ゆ的でもあり、事件も偶発的なものも加わり、サスペンスでもない、ヒューマンドラマ。
北村一輝と松田龍平、田中泯は、化粧や目つきでいかにも犯罪者らしい。
いささかとっつき難い題材だ。
監督は、吉田大八。