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「家(うち)へ帰ろう」、アルゼンチンからポーランドへ、老人の旅、家へ帰ろう!

2019-01-11 17:27:22 | スペイン映画

おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)

ホロコーストに関心ある方 ☆☆☆☆★

スペイン・アルゼンチン合作

ホロコーストを生き抜いたユダヤ人の老人が、70年の時を経て、友人との約束を果たすためにアルゼンチンから故郷ポーランドへ旅する姿を描いたロードムービー。

ポーランドで、ホロコーストを経験したユダヤ人。今は、アルゼンチンで、洋服職人。年老いて、老人施設へ追いやられる身。だが、孫娘と携帯代金でちゃっかり金勘定するユダヤ魂。

ホロコーストの時代、ポーランドで助けてもらった青年が忘れられず、最後に作った洋服を携え、はるばるポーランドへ。

飛行機でマドリードへ、そこで一泊、翌日列車で、ポーランドへ。ただし、列車はドイツを通過。

ドイツという言葉も発したくなく、足をつきたくもない。

旅の途中で助けてくれた女性たちの優しいこと。

ドイツの歴史学者は、70年を経ても消えない記憶に思いを寄せてくれた。

頑固おやじだった、主人公が、最後には、どこか好々爺になったところがうれしい。

淡々としたペーソスは、重い題材でありながら、どこか心に響く。

2018年最後の贈り物。

ミゲル・アンヘル・ソラが20年ふけメークで老人を好演。

 

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