おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
東野圭吾のベストセラー小説「マスカレード」シリーズの第1作「マスカレード・ホテル」を映画化し、木村拓哉が初の刑事役に挑んだミステリードラマ。
都心のホテルが舞台。
フジテレビムービーだけあって、豪華。数あるホテル物の中で一番豪華でないか。
木村拓哉の刑事と長澤まさみのホテルマン。
二人の丁丁発止が、前半のメイン。
原作がしっかりしているのか、登場人物も適度に怪しく、それぞれのエピソードの中から、後半の謎解きのヒントが隠されている。
だが、無駄骨もあり、見極めが大切。
ホテルウーマンの心得が、事件のカギを握っており、何度も「お客様」と言い直させるエピソードが効いている。
わき役陣も豪華で、うっかり騙される。
ただ、後半の謎解きはあわただしく、エンドシーンは、長い。
フジテレビドラマの拡大版と考えれば、豪華な点だけでも楽しめる。