おすすめ度 ☆☆★ (劇場鑑賞)
タンゴ好き ☆☆☆★
フランス・アルゼンチン合作
名曲「リベルタンゴ」を生み出し、タンゴ界に革命をもたらせたアストル・ピアソラのドキュメンタリー。
ピアソラは、1992年、71歳で亡くなっている。
タンゴに飽き足らず、クラッシック、ジャズを組み合わせたタンゴを生み出した。踊るタンゴではなく、聞くタンゴを生み出した。
アルゼンチンで生まれるも、すぐニューヨークに移住。8歳でバンドネオンに出会う。16歳でアルゼンチンに帰国。デビュー。
だが、従来のタンゴに飽き足らず、1954年にはクラッシックの勉強のため渡仏。師匠にタンゴの魅力を教えられ、帰国。
当初は、新しいタンゴは受け入れられず苦労する。
1959年、父の死後、「アディオスノニーノ」で認められ、紆余曲折の末、彼のタンゴは国際的に高く評価されている。
本作は、ピアソラの息子ダニエル・ピアソラの要請で、家族映像を中心にピアソラを浮き彫りにしていく。
その分、ピアソラの曲自体の映像が削られ、ファンには物足りないかも。
話は、さして面白くないので、興味のない方には不向き。
アルゼンチンのタンゴという、日ごろ接しない文化に身をゆだねるのも一興。