うち主演男優賞、アクション設計賞、音響効果賞の3部門に輝くなど高い評価を獲得した。
イップ・マン」シリーズのウィルソン・イップ監督がメガホンを取り、サモ・ハン・キンポーがアクション監督を務めたクライムアクション「SPL」シリーズの第3作。
だが、今回、アクションシーンはふんだんにかつかっこよく見せてくれたのだが、物語がネガティブでいただけない。
冒頭から、主人公の警察官リー(ルイスクー)、娘の彼氏が妊娠させたと、怒り心頭、未成年淫行で逮捕し、堕胎させるという行き過ぎおやじ。
で、娘がタイに旅行中行方不明に。
タイに乗り込み、自らも捜査に協力。
ところがタイでは、臓器移植が盛んで、人身売買の闇の組織が。そこが政府機関とつるんでおり、警察にまで手を回しているというどろどろ。
タイ警察のチュイ(ウーユエ)とタク(トニージャー)の協力を得、捜査に当たる。
だが、途中チュイはあっさり死んでしまう。
そしてラストへ、壮絶な死闘。
途中のカーチェイスといい、なかなかの切れ味。
次作に期待しよう。