おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
実話もの好き ☆☆☆☆
筋ジストロフィーにかかりながらも自らの夢や欲に素直に生き、皆に愛され続けた実在の人物・鹿野靖明さんと、彼を支えながらともに生きたボランティアの人々や家族の姿を描いた人間ドラマ。
前向き思考の鹿野さん、周りを巻き込んで幸せを振りまく。
大泉洋がとにかく明るい。下ネタもHネタも吹き飛ばしてしまう。
病状の悪化も丁寧に描写。
病院やボランティアの話も実話ものだけに、地についている。
一方で、医者の卵とその恋人の恋愛物語がサイドストーリーとして効いている。
女性が嘘をついていたり、鹿野自身が恋心を抱いたりと、波乱万丈。
介護する人たちを、演じる役者も、それぞれ、芸達者なので、物語に引き込まれてしまう。
筋ジス患者の苦悩を改めて認識させられる。
あっぱれ鹿野さん。ご冥福を。
医学生に三浦春馬、その恋人を高畑充希が好演。