おすすめ度 ☆☆☆
PG12
赤ん坊の頃に誘拐され、偽の両親のもとで彼らが制作した教育番組「ブリグズビー・ベア」だけを見て育った25歳の青年が、初めて外界に出たことから巻き起こる騒動を描いたコメディドラマ。
冒頭、隔離されたシェルターで暮らすジェームス。
毎週届けられる「グリグズビーベア(クマのぬいぐるみ)」の教育番組が楽しみだ。そんなシェルターに突然警官が。
実は、ジェームスは、赤ん坊のころ、誘拐されていた。
父母と思っていたのは他人で、本当の両親は別にいた。
本当の両親の元で暮らすが、隔離生活が長かったため、なかなかなじめない。
そこで、本人の希望で、「グリグズリーベア」の続編の映画を撮ることにする。
家族や、警官まで総動員で、映画を作る。
その過程を丁寧に描き、映画製作自体がジェームスのセラピーとなり、人々との和解が進む。
そんな、ハートフルな物語だ。