ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」、カンニング大作戦!

2019-02-26 17:26:36 | 映画

おすすめ度 ☆☆☆★

サスペンス映画好き ☆☆☆☆

タイ映画 PG12

貧富の格差が招いた悲劇だが、カンニングというマイナーな犯罪を大作戦に仕立て上げた製作陣の勝利だ。

第16回ニューヨーク・アジアン映画祭のオープニング作品に選出され、映画はBest Feature awardに、主演女優のチュティモンはRising Star Asiaに選ばれた。

中国で実際に起きたカンニング事件をモデルに、練りに練った脚本。スタイリッシュな演出も目が離せない。

まず消しゴムを使ったカンニングから。靴に忍ばせて、やり取りするサスペンス。

次いで、大勢に対するカンニング。ピアノ演奏に模した手の動きで、回答を示すアイデア勝負。

そしてクライマックスは、時差を利用した携帯によるカンニング。

トイレに携帯を隠して、監督側とのぎりぎりの追い込み戦。

そして、地下鉄を利用した、スリリングな展開。

結局、カンニングは悪だという結論を踏まえてのラスト。

男女の関係や、富めるものと、貧するものとの差。社会問題にまで言及する。

久しぶりに見る、ぎりぎりのサスペンスは一級ものだ。

主演のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンは、初演ながら、見事な演技ぶり。






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「誘拐の掟」、リーアム・ニーソンの犯罪映画!

2019-02-26 14:42:14 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

リーアムニーソン好き、犯罪映画好き ☆☆☆★

2014年作品

 ローレンス・ブロックによるミステリー小説「獣たちの墓」を映画化。元ニューヨーク市警の酔いどれ探偵マット・スカダーシリーズの一作。

非番で訪れたバーを襲った強盗犯を追って3人を仕留めるが流れ弾が直撃した少女も死なせてしまった。表彰を受けるが警官を辞職。そのトラウマを抱えながら探偵稼業。

断酒会で知り合った男から、弟の妻の誘拐事件の捜査を依頼される。

すでに妻は惨殺されていた。

調べていくうちに、麻薬中毒者を狙った猟奇犯とわかる。

14歳の少女誘拐事件が発生。犯人と対峙することに。

探偵に扮するのは、リーアム・ニーソン、今回の役は、悩める刑事。決して強いヒーローではない。

ただ、捜査能力は抜群。

凶悪犯を追い詰めていくが、敵もさるもの。

苦しむ刑事が見もの。


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