おすすめ度 ☆☆☆
日系三世のドキュメント映画作家スティーブンオカザキ監督作品。
三船は、1997年に77歳で亡くなっている。
第二次世界大戦中は、飛行隊で写真係をしており、その縁で東宝の写真部に入るつもりが俳優部門に回され、ニューフェースとしてスタートする。
黒沢明に見いだされ、黒沢とともに映画を作っていく。
特に、黒沢の時代劇は、従来の時代劇とは異なった力強いドラマとなり、それに三船のキャラがあてはまり、二人の作品が世界に発信されるようになる。
で、この映画は、必然的に時代劇、特に黒沢作品に焦点が当てられ、映像もふんだんに用意されている。
数多くの関係者へのインタビューで構成されており、家族、俳優仲間や、批評家、さらには、スティルバークやマーティンスコセシにも聞いている。俳優では、もう故人になった人も含まれる。
三船を知る人も、知らない人も、この世界的スターの素顔をぜひ見てほしいものだ。