おすすめ度 ☆☆★ (劇場鑑賞)
「沈黙の艦隊」で知られるかわぐちかいじ原作のベストセラーコミック「空母いぶき」を、西島秀俊と佐々木蔵之介の共演で実写映画化。
国籍不明の軍事勢力から攻撃を受ける中、それぞれの立場で国民の命と平和を守るため奔走する者たちの姿を描く。
このテーマを取り上げたのを潔しとするか、結局中途半端に終わらざるを得なかった映画を酷評するか?
尖閣に擬した南方の島が占領され、そこへ派遣された空母いぶき。
一応、敵と交戦するが、マップでの戦闘が主。唯一戦闘らしいのは、空中戦。
今の若者は、戦争を知らないが、この映画を見せられて、何を感じるか。
防衛の大切さを訴えるが、これで、若者が立ち上がると考えるのは甘い。
世論を気にして、原作を改変したが、どっちつかずの感。
報道記者やコンビニの描写も、生かされていない。
自衛隊が空母を導入するのを契機にしたのだろうが。