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「それだけが、僕の世界」、元ボクサーの兄とサバン症候群の弟、母を交えてのファミリーストーリー!

2019-05-30 17:30:33 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

落ちぶれた元プロボクサーの兄と天才的なピアノの腕を持つサバン症候群の弟が織り成す兄弟の絆を描いたヒューマンドラマ。

ボクサーの道もたたれたジョハが、交通事故にあった相手が、ピアノの名演奏家。一族が音楽会をも牛耳っていた。

この変則技が効いて、ジンテが演奏会で演奏するようになる奇跡がこの映画の肝。

ジョハの父親の暴力が、ひどくて、これは韓国ならではのシチュエーション。

夫の暴力に耐えかねて、子を置いて家出したジンテの母、ジンテは一人で父の暴力を受け悲惨な少年時代を送っている。

一方、ジョハは、サバン症候群ゆえ、母の愛の元で育っている。

この二人のギャップが、はじめぎくしゃくするが、母の家出を契機に絆を取り戻す。

泥臭い中にも光る愛の表現は韓国映画ならではの力量だ。

イ・ビョンホンが兄を演じ、芸域を広げている。

ジンテを演じるパク・ジョンミンは、ピアノの超特訓を受け、吹き替えなしで頑張っている。

母を演じるユン・ヨジョンがいい味出している。

 


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