おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
山本周五郎賞を受賞した帚木蓬生のベストセラー小説「閉鎖病棟」を平山秀幸監督・脚本で映画化。
長野県のとある精神科病院が舞台。
原作者帚木峰生氏は、精神科医であり、よく熟知した人物像の展開。
主役の秀丸(鶴瓶)、冒頭死刑執行シーンから、でそんな人が世の中に出ていいのかな。
第二の主役ちゅうさん(綾野剛)、耳鳴りがして暴れる病気もち。
第三の主役由紀(小松奈菜)、義父に強姦され、精神異常。
まあ、ほかにも、それぞれの事情を抱えた人たち。
暗くなりそうな映画だが、なんとか演技と演出で明るくふるまっている。
基本、一つの殺人事件が、クライマックス。
それぞれが前向きで終わるので、助かる。