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「金子文子と朴烈(パクヨル)」、大正時代の実録の映画化!

2019-11-14 17:13:29 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆★

大正時代の日本に実在した無政府主義者・朴烈と日本人女性・金子文子の愛と闘いを描いた韓国映画。

無政府主義者の朴烈の恋人金子文子の恋愛を描いた映画だ。

ただ、歴史的背景を描くため、関東大震災後の政府の対応ぶりや、むりすじの逮捕劇も丁寧に描かれる。

彼らが、天皇を認めていないので、その辺もきっちり描かれており、日本人としては、

いささか面はゆい。

ただ、日本人である文子が、そこまで朴烈の犠牲になるところが、描写しきれていない。

金子文子を演じるチェヒソをはじめ、演者の日本語は、かなり上手(日本人も何人か演じている)。

文子の意志の強さは、抜群に演じられており、かっこいい。

韓国映画であるため、どうしても、その目線になるのはやむを得ない。

この事件は、日本人でもあまり知るところでないので、目新しい。

韓国ではかなりの評価のようで、日本でも、ちゃんと評価してほしい。

意外と真面目でありながら、暗くならないところに、韓国映画の底の深さを見る。

コメント
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