おすすめ度 ☆☆☆★
教育関係者 ☆☆☆☆★
フランス・パリの名門高校で国語を教える男性教師・フランソワが、ひょんなことから貧困層が通う中学校に赴任する物語。
冒頭名門高校での授業は、かなり難しい。それを教えていた教師が、パリ郊外の教育困難中学に1年間派遣されることになる。
なにしろ、授業より遊びの生徒たち。
その生徒たちに、学びの楽しさ、重要性を教えていく。
簡単に、成功するわけではない。
その悪戦苦闘ぶりが映画の中心。
その苦労が最後に報われる。
それは、問題児の退学問題。
問題児は退学で片付くわけもない。
それまでの、教師と生徒のやり取りから、生徒に学習意欲は見いだせた。
それだけに、彼をとどめる努力をする教師に喝采を送る。
問題児に、「去られると寂しい」と告られる。
センセイ冥利の映画だ。
先生役のドゥニ・ポダリデスがいい。
日本題名は、映画にそぐわない。