おすすめ度 ☆☆★
宗教・環境に興味ある方 ☆☆☆★
アメリカ・イギリス・オーストラリア合作
ヴェネチア映画祭で評価されるなど、各映画祭で話題を呼んだ。
ただ、宗教色の強い映画で、関心がないと、難解な映画だ。
戦争で息子を失い、罪悪感を背負って生きる牧師が、教会の抱える問題を知ったことから信仰心が揺らいでいく姿を描いた。ニューヨーク州北部の小さな教会「ファースト・リフォームド」の牧師トラーは、ミサにやってきた女性メアリーから、環境活動家である夫のマイケルの悩みを聞いてほしいと頼まれ、彼女の家を訪れる。そこでマイケルが地球の未来を憂うあまり、メアリーのお腹の中にいる子を産むことに反対しているという話を聞かされる。また、トラーは自身が所属する教会が環境汚染の原因を作っている企業から巨額の支援を受けていることを知り……。
特にラストは、ショッキングな展開だが、意味不明の終わり方。
教会が、環境汚染ワーストの会社に寄付を受けていることへの不信感。
そういう意味では、現代への警鐘としてとらえれば、よい映画なのかも。
ポール・シュレイダー監督作品。イーサンフォーク主演。