おすすめ度 ☆☆☆★
異文化映画好き ☆☆☆☆
モロッコ・フランス・ベルギー合作
モロッコ映画は、日本初公開。それも女性監督。
監督の実体験をもとに映画化。
イスラーム社会では未婚の母はタブー。
話によると、結婚するまでは、実家にいて、独り住まいの女性はいないらしい。
そんな社会で、妊娠してしまった女性とそれを受け入れた女性の生活を丁寧に描く。
受け入れた女性は、夫を亡くし、娘と二人暮らし。パン屋を営む。
フェルメールやミレーといったバロック期の絵画を想起させるショットがそこここに。
美しい。
今の日本では考えられない男社会。
女性の目線だからこそ、心に響く。
ラストはあいまいなまま終わるが、実際はどうだったのか。