おすすめ度 ☆☆☆★
軍事政権下の韓国で、民主化を求めて自宅軟禁された政治家と彼を監視する諜報員の正義を描いた社会派サスペンス。
1985年、国家による弾圧が激しさを増す韓国。野党政治家イ・ウィシクが次期大統領選に出馬するために帰国した。空港に到着したウィシクは国家安全政策部により逮捕され、自宅軟禁を余儀なくされた。
私は、このころ、韓国を訪れているが、軍の管理が行き届いているなと感じた。(当時は、日本は韓国からかなり製品を輸入していた。)
イ・ウィシクは、軟禁され、二度も暗殺されかかる。
民主主義を唱えると、共産主義と名指される。
隣家で盗聴していた男が、いつしかウィシクに傾倒していき、安全政策部に疑問を抱くようになり、ウィシクを助けることになる。
前半は、ほぼコメディに徹し、後半はサスペンスで盛り上げる。
大統領候補が暗殺の対象になるとは、物騒な世界だ。