ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「バトル・オーシャン 海上決戦」、日本との海戦・鳴梁海戦を描いた映画

2015-11-05 19:45:43 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆

劇場公開はされていません。

というのも、鳴梁海戦を韓国側から描いており、史実と違う点と、日本が敵でやっつけられるのですから、韓国問題に厳しい日本での公開はさしはばかられたのでしょう。

でもDVDで公開され、韓国側の考えがよくわかります。

韓国歴代1位(韓国興行収入・観客動員数ほか) となり、韓国の映画賞も独占しています。

そもそも、この映画の主人公李舜臣は、韓国では英雄であり、日本をやっつけた人としてあがめられているのですから。

ただ、この映画だけ見ていると、いかにも実話らしいが、実態は違っているので、調べておくとよいでしょう。

ただ、海戦があったのは事実で、限定的戦で勝利したのも事実のようです。渦を利用した戦法、亀甲船の利用など、戦略的には李舜臣は優れていたようです。

それはさておき、この映画の主眼は、李舜臣という人物が、いかに民心を掌握し、困難な状況を切り開いていったかです。はじめ、疑心暗鬼の部下たちが力を合わせ敵の大軍と対峙します。

CGを使った、海上バトルは、かなり金をかけて迫力満点です。韓国映画映画力満点です。

日本の将軍は、韓国俳優が演じていますが、あまり見劣りなく、日本から武具を取り寄せるという念の入れようです。

それにしても、肉弾戦でも、なかなか立派な戦いをしています。

韓国人にとっては、喝さいの出来でしょう。
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「リピーテッド」、アカデミー受賞俳優、ニコールキッドマン、コリンファース共演のミステリー

2015-11-04 18:42:56 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

イギリス・フランス・スウェーデン合作

イギリスのベストセラーミステリー「わたしが眠りにつく前に」を映画化。

事故の後遺症で、毎朝目覚める度に前日までの記憶を失ってしまうクリスティーン。

夫は、そんなクリスティーンを献身的に支えていた。

ある日、医師と名乗る男から、治療にとその日に起こったことを映像に残すことを薦められる。

そして、徐々にその真相が明らかになっていく。

暴行された記憶が断片的によみがえり、それが、現実に投影、恐怖を覚えていく。

子供の存在がわかり、女ともだちとも接触。

夫と医師も真実なのか?

ミステリー特有のさえた演出も相まって、引き締まった空気が漂う。

後半は、これが畳み込むように謎が解き明かされることになるのだが。

朝目覚めると全く記憶がないという設定は初めてではないが、

おどろおどろしい雰囲気が役者の好演によって醸し出される。

大したどんでん返しがないので、1級作品とはいいがたいが、ミステリーファンにはうれしい一作だ。
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「風に立つライオン」、さだまさしの歌と小説、これに感動した大沢たかお、

2015-11-03 17:48:03 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

献身的医療に関心ある方、ケニアで活動する医師に興味ある方 ☆☆☆☆

さだまさしが、実在の長崎大学の医師に感動し、歌と小説を作り上げた。

これに感動した大沢たかおが映画化を希望、三池崇史監督で映画化。

長崎大学の協力を得て、ケニアで現地ロケ、壮大な映画となった。

ケニア・ナクルの長崎大学熱帯医学研究所に派遣された医師が、短期で国境近くの医療施設へ派遣される。

そこで、戦に駆り出された、少年たちの治療に取り組むうちに、治療だけでなく、治療後の生活も支援すべきと、滞在を延長。

そこで出会った、少年と心を通わせるうちに、少年の心が動く。

そんなハートフルな映画だが、医師の恋愛の相手が離れ島で、父の跡を継ぎ、へき地医療に取り組み、遠距離の思いとなる。ただ彼女は現実的で地元漁師と結婚。

アフリカの景色も美しく、献身的医療にヒューマンを感じるが、話が膨らみすぎちょっと散漫。

でも、ラストのさだまさしの歌は、素直に聴けば、感動ものだ。
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「いつか、また」、中国東の島から西へ、車で移動するロードムービー

2015-11-02 17:23:22 | 中国映画
おススメ度 ☆☆☆

中国の人気の若手作家、ハン・ハンが自ら監督した作品。

中国では、興行当初から爆発的人気を得、その後各国映画祭に出品。

「蘭陵王」のウィリアム・フォン、「藍色夏恋」の台湾男優チェンボーリン、「ドラッグウォー」のウォレス・チョンらアジアで活躍する若手俳優たちの競演。

中国の一番東の小島で育った3人の若者が、そのうちの一人が転勤で赴任する西へ車を走らせるロードムービー。

途中、幼馴染の女性、長年の文通相手、コールガール、バイカーと出会い、別れる。

一人は、途中ではぐれるが、二人は、目的地を目指す。

青年ゆえの、行き当たりばったりが、予想外な出来事をもたらし、最後は、車まで見捨てられる。

雄大な中国、特に後半は、ダダ広い砂漠の中を延々と歩く、まさしく死のロードみたい。

途中あった人たちとの交流は、意外にあっさりしていて、心通わせ話し合うのは、バイカーの青年ぐらいか。中で、犬が出てくるのがご愛嬌。

過疎化が進む中国の一面を見せ、青春のほろ苦さが漂う。

ただ、あまり印象に残る映画ではない。
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湯沢高原アルプの里 新潟の旅 終章

2015-11-02 13:48:39 | 日記
夏休みに出かけた新潟への旅

やっとこれが終章です。

アルプの里は、小雨で最悪でしたが

お蔭さまで、雨に濡れることはなく。

リフトも楽しめました。













なお、表紙の写真は、紅葉(WEB)です。
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「若妻色情狂い 悦楽の果て」、スワッピング夫婦の話です

2015-11-01 17:41:59 | 日本映画
2008年作品

R-18です。

夫が、性生活に満足せず、スワッピングを提案、実施する。

その後、妻がスワッピングにはまってしまい、

夫は、熟年妻と付き合うが、結局相手は本気ではなく、

両方に捨てられてしまう話。

かなり古い作品で、そのため、結構危ないシーンが多い。

女優としては、桜田さくらが若妻、熟年妻が風間今日子とベテランが出演しています。
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「ゼロの未来」、テリー・ギリアム監督の不思議な世界

2015-11-01 11:48:07 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

テリー・ギリアム監督好き ☆☆☆☆


イギリス・ルーマニア・フランス・アメリカ合作

ハゲ男(クリストフ・ヴァルツ)が全裸でオシャレなパソコンに向かっていて、コントローラー手にゲームかなんかやってる。

のっけから変な映画。

外に出ると、街並みは秋葉原をイメージして作られた近未来。だが、何か古めかしいところもある。ゴミだらけだったりして。

ハゲ男は、会社で、「ゼロ」という数式を解読しているが、なかなか100%にならない。上司からは100%を要求される。

そこで、在宅勤務を申し出る。

自宅は、一見教会風。

だが数式は解けず、コンピューターを壊してしまう。

で現れてくるのが、美女と、コンピュータ修理の青年。

美女とは、バーチャルでラブラブシーンを繰り広げる。

青年とはさわやかな友情をはぐくむ。

かくして、ハゲ男は、ゼロを解明するのか、幸せを得られるのか。

最初と最後にカオスの渦巻きが出てくる。

ちょっと難解、でも面白い、そんな映画だ。

クリストフ・ヴァルツは全裸で頑張っている。回想シーンはなぜか頭髪がある。
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