ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ゴールデンスランバー」、伊坂幸太郎のミステリーを韓国で映画化!

2019-05-23 14:48:14 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆

国家的な陰謀に巻き込まれた平凡な男を描き、堺雅人主演で映画化もされた伊坂幸太郎の同名小説を、「MASTER マスター」などで知られる人気俳優カン・ドンウォン主演で、韓国で再映画化。

強盗から人気アイドル歌手を救い、一躍国民的ヒーローになった誠実な宅配ドライバーのゴヌは、久々に連絡があった旧友ムヨルと再会するが、その時、目の前で爆弾テロが発生。次期大統領候補が暗殺されてしまう。

そこで、ソウル市内を走る走る。逃げまくるゴス。

国家暗殺団に利用されたのだ。

日本の推理小説を、韓国で翻案しているので、随所に違いが。

でもこれはこれで、韓国らしい持ち味が感じられる。

 

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「特捜部Q カルテ番号64」、北欧ミステリーの傑作です!

2019-05-22 15:51:02 | ヨーロッパ映画

 

おすすめ度 ☆☆☆☆

デンマーク・ドイツ合作

「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。

累計1000万部以上を売り上げるデンマークの大ヒットミステリー小説「特捜部Q」の映画化第4作。

カール(ニコライ・リー・カース)、アサド(ファレス・ファレス)のコンビが活躍する特捜部Qだが、アサドが転属になるという話で始まる。この転属話が、時間設定のキーポイントとなっており、この事件で二人のきずながより強まることに。

アパートの一室で、ミイラ化した遺体が発見。

それが、1980年に起きた事件との関連が明らかに。

そして、優生思想に基づく、避妊手術が行われたスプロー島収容所へと結びついていく。

現代の移民たちへの避妊手術と関連して、現代もいきづいていた。

それを信望する「寒い冬」グループ。特捜部Qによって事態が明るみに出された。

危うく、命を落としかける二人の刑事(いや今回は三人だが)が物語を盛り上げる。

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「バトル・ドローン」、傭兵部隊と殺人機械兵団の死闘!

2019-05-21 17:05:35 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆

「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。

元海兵隊員ビンセント・レイカー(ルイス・マンディロア)率いる傭兵部隊は、モスクワを訪問中のアルカサル共和国次期統治者を拉致する仕事を見事なチームワークで成功させる。

その後、武器商人カールとCIAからの依頼で、アルカサル共和国の反政府軍に銃器を提供する極秘任務に就いた彼らは、銃器があるとされる旧チェルノブイリ原子力発電所へと向かう。

しかしそこで彼らを待ち受けていたのは、恐ろしい殺人機械兵たちだった。どんなにダメージを与えても動きを止めない機械兵たちの容赦ない攻撃をかいくぐりながら、任務を遂行するべく戦う彼らだったが……。

今回の敵は、形は鋼鉄でできているのだが、まさに人型、二足歩行で、早く走る。

まあ、重点がこの殺人機械兵。

数々のアクション大作の現場で長年スタントマンとしてキャリアを積んできたミッチ・グールドによる、肉弾戦あり銃撃戦ありの火力もキレ味も超弩級のアクションはアドレナリン全開! 

まあ、人間に近いロボットの出現に、たじたじの傭兵軍団だが、そこは映画。


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「ビブリア古書堂の事件手帖」、夏目、太宰の小説を題材にしたミステリー!

2019-05-21 09:52:53 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆

日本文学好き ☆☆☆

シリーズ累計640万部を突破した三上延原作のベストセラーミステリー小説を、黒木華と野村周平の主演で実写映画化。

五浦大輔(野村)は祖母の遺品から夏目漱石の直筆と思われる署名が入った「それから」を見つけ、鑑定してもらうため北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を訪れる。店主である若い女性・篠川栞子(黒木)は極度の人見知りでありながら本に対して並外れた情熱と知識を持っており、大輔が持ち込んだ本を手に取って見ただけで、大輔の祖母が死ぬまで隠し通してきた秘密を解き明かしてしまう。

この祖母の恋愛話も丁寧に描かれ、現代と過去の二つのシーンが並行して描かれる。

一方、後半は、太宰の「晩年」をめぐる話。「晩年」にこだわる男が、栞子を襲うのだが、ちょっと展開がずさんで、わかりにくい。

文学作品をめぐる映画なので、言葉が多く出てくるし、テンポはかなり緩め。文学に興味がないと置いていかれる。

監督は、三島有紀子。

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「MIFUNE: THE LAST SAMURAI」、世界の三船の紹介映画!

2019-05-20 17:22:44 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

日系三世のドキュメント映画作家スティーブンオカザキ監督作品。

三船は、1997年に77歳で亡くなっている。

第二次世界大戦中は、飛行隊で写真係をしており、その縁で東宝の写真部に入るつもりが俳優部門に回され、ニューフェースとしてスタートする。

黒沢明に見いだされ、黒沢とともに映画を作っていく。

特に、黒沢の時代劇は、従来の時代劇とは異なった力強いドラマとなり、それに三船のキャラがあてはまり、二人の作品が世界に発信されるようになる。

で、この映画は、必然的に時代劇、特に黒沢作品に焦点が当てられ、映像もふんだんに用意されている。

数多くの関係者へのインタビューで構成されており、家族、俳優仲間や、批評家、さらには、スティルバークやマーティンスコセシにも聞いている。俳優では、もう故人になった人も含まれる。

三船を知る人も、知らない人も、この世界的スターの素顔をぜひ見てほしいものだ。

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「ポリス・ストーリー REBORN」、ジャッキーチェーン健在!

2019-05-20 15:09:28 | 中国映画

おすすめ度 ☆☆★

ジャッキーチェーン好き ☆☆☆

中国・香港映画

1985年に製作された「ポリス・ストーリー 香港国際警察」の流れを汲むが、SFチックで別物と考えた方がよさそう。

結構、爆破シーンが多く、特にオーストラリアのオペラハウス屋上でのアクションはスリル満点。

病気の娘を絡ませて、親子愛の感動もの。

最初の香港での爆破シーンから13年後、今度はオーストラリアへ舞台を移してのアクション。

ジャッキー好きには、たまらないだろうが、やや、老体が目に付く。

また、敵に大物感がなく残念。

いま、劇場公開のザ・フォリナーの方がよさそう。

 

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「ういらぶ。」こじらせ男女の恋物語!

2019-05-19 17:16:18 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆

累計発行部数180万部を突破した星森ゆきもの人気コミック「ういらぶ。 初々しい恋のおはなし」を実写映画化した青春ラブストーリー。

同じマンションで一緒に育った高校生の凛、優羽、暦、蛍太の美男美女4人組。優羽のことが好きすぎて冷たくあたってしまう凛と、凛に思いを寄せながらも彼の態度のせいでネガティブ思考に陥っている優羽。暦と蛍太は、そんな2人のことを心配しながら見守っていた。

どエス男子とヘタレ女子のお話で、それも美男美女同士なので、ほとんどおとぎ話。 

特殊な設定だけに、演技が要求されるが、アイドルを起用したため、ぎこちなさが目立ってしまった。

まっとうな恋人が現れ、話は広がるが、特別な広がりは見せない。

かなり酷評が見られるが、期待しすぎると、すかされるかも。

まあ、こういう恋物語もありかなと思ってみると、それほどでもない。

胸キュンにはちょっと届かない。

凛役をジャニーズJr.の人気ユニット「Mr.KING」の平野紫耀、優羽役を「ママレード・ボーイ」の桜井日奈子が演じ、脇を玉城ティナ、磯村隼人、健太郎がそれぞれ演じている。

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「さよなら エマニエル夫人」、セーシェルで自由奔放なエマニエル!

2019-05-18 17:28:44 | 懐かしの映画

おすすめ度 ☆☆☆

フランス映画 1977年作品

R15+ 相当作品

S・クリステルをスターダムに押し上げたシリーズの、とりあえずの最終編。

本作は、インド洋に浮かぶセーシェルが舞台。南国情緒たっぷりで、特に無人島での全裸セックスがメイン。

相変わらずお美しいシルビアクリステル。

でも、ソフト官能映画、女性向けか。

自由奔放な前二作に引き換え、今作は、まじめな愛に目覚める話なので、ちょっと趣が違う。

前半は、フリーセックス謳歌なんだけど、映画監督に一目ぼれしてから、人が変わったような夫婦の態度。

おかげで後半は凡庸な作りに。残念。

でも昔と違って、モザイクがないのが救いか?

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「リーサル・ソルジャーズ」、マロ・ギブソン主演の傭兵アクション!

2019-05-18 13:43:27 | イギリス映画

おすすめ度 ☆★

「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品

メルギブソン主演と勘違いして借りてしまった。息子のマロギブソン主演でした。

元ネイビーシールズのジャックは、現在は諜報機関からの依頼でテロリストを狙う賞金稼ぎとして暮らしている。ある日、ジャックはCIAのリーからある依頼を受けロンドンへ向かう。依頼内容は、大統領による暗殺指令リストのトップにいる元諜報員で国際テロ組織のボスの暗殺と、核兵器売買の阻止。秘密裏に結成されたチームとともに任務を開始するジャックだったが、情報がなぜか敵に漏れており、絶体絶命の危機に陥ってしまう。

アクションシーンは派手なのだが、画面が暗くて内容がつかみずらい。

まあ主人公のジャックは、めっぽう強くて、的確な判断。

だが、チームを組んだ同志が次々とやられる。

一方的に強くないところがみそなんだけど。

凡庸なアクション映画。

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「芳華 Youth」、1970年代の中国、文工団の悲喜こもごも!

2019-05-17 17:44:03 | 中国映画

おすすめ度 ☆☆☆☆★ (劇場鑑賞)

PG12

76年、夢と希望に溢れる17歳のシャオピンは、歌や踊りで兵士たちを慰労し鼓舞する歌劇団・文工団に入団する。農村出身で周囲となじめない彼女にとって唯一の支えは、模範兵のリウ・フォンだった。しかし、時代が大きく変化する中で起きたある事件をきっかけに、2人の運命は非情な岐路を迎える。

前半は、田舎出のシャオピンが、いじめにあう、集団生活。ゆえに複数人の青春が描かれる。

中国解放軍が映画に関与している字幕が出て、共産主義万歳の宣伝映画かといぶかったが、それは、中盤の中越戦争場面への協力だろう。何しろ、その戦闘シーンがリアル。

おかげで、主人公二人は、病むことに。

文革時代が背景なので、毛沢東礼賛だが、むしろ、文工団の若き集団のほろ苦い青春物語だ。

文革時代なので、ピュアな恋愛が求められ、現代のように直接的な恋愛とはいかない。

それが、戦争シーンへ突入して、悲劇が増幅される。

そして、文工団の解散。そこには、病んだシャオピンがいた。

それから時代を経て、と大恋愛ドラマ。

心ある人は、涙なくしては見られない。

監督のフォン・シャオガン、原作、脚本のゲリン・ヤンともに文工団出身。

文工団は、ダンスによるミュージカルドラマだけに、音楽はもちろん、演者は皆美男美女。

久しぶりにまっとうなドラマを見た。

 

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