湘南ゴールド
神奈川県西部のスーパーでは2022年頃から販売されるようになりましたが、まだ生産量が少なく、値段も高いので、横浜のスーパーにはそれほど出回っていませんが、一見、小型の夏ミカンのように見えますが、みかんの新種をご紹介します。
湘南ゴールドと名付けられたみかんは、12年の歳月をかけて、神奈川県農業技術センターが開発した県オリジナルの新種のみかんです。温州みかんと黄金柑(ゴールデンオレンジ)をかけあわせて開発しました。
現在の湘南ゴールドは、さらに改良が進み、大きさは、普通のみかん大ぐらいで、皮は見た目にはレモンのような感じですが、手で簡単にむけます。ただ甘いだけでなく、さわやかな甘みと香りが特徴です。私が食べたものは、出来のいいもので、内袋が柔らかく、内袋を食べても甘みはそこなわれませんでした。加えて、種もありませんでした。
主産地は県西部で果実で越冬します。2月上旬から収穫し、ちょっと貯蔵するようにします。3月上旬から4月上旬が旬(しゅん)です。
神奈川県特産物として生産販売を拡大すべく、湘南ゴールド振興協議会が設けられています。
湘南ゴールドの詳細はネットでHP「かなさんの畑」を検索すると読むことができます。
(余談)横浜農業の主産物はキャベツと大根です。舞岡町の農業者金子和美氏は、大根を輪切りにして切り干し大根にし、販売しています。普通、切り干し大根というと、筋の方向に細長く切ることで、腰のある食感を出しています。しかし、筋を切る方向で薄く切ると、違った食感になります。食文化は無限、工夫努力は永遠と思います。なお、切り干し大根の成分中、蛋白質は、100gあたり9-10gです。意外に多いですね。
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