MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

お題参加キャンペーンに参加「次に引越しするならどこに行きたい?」

2018-03-27 | Weblog

「MAKIKYUのページ」でも時々記事公開しているgooブログお題参加キャンペーン関連記事、昨日付で「次に引越しするならどこに行きたい?」が出題され、少々言及したいと思いましたので、関連記事を投稿させて頂きます。


MAKIKYUはプロフィールの項でも言及している通り神奈川県大和市出身、現在は同県伊勢原市内に居住しています。
(写真は伊勢原市のイメージキャラクター・クルリンです)

前住所は横浜市内、また神奈川県内では他に藤沢市に居住していた事もあり、県外では首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)の中核になっている千葉県印西市にも一時期止む無く収監されていた(居住していた)事もあります。


北総監獄に収監されていた頃は、毎日の様に「またいつか神奈川に戻れる時が来れば…」と思っていた程で、彼の地は某新聞社が公表している「住みよさランキング」で例年上位に名前が挙がるものの、個人的には北総監獄にはもう2度と収監されたくない(居住したくない)と感じており、「住めば都」という言葉も首都圏では「※但し北総監獄を除く」 という但し書きを付けた方が良いのでは…と思う位です。

ちなみに現住地の伊勢原市は、個人的にも出来れば小田急線沿線の駅徒歩圏で不動産価格が手頃、そして「都会過ぎず田舎過ぎず」という環境を求めて昨年移住しています。

 
小田急線は今春念願の代々木上原~登戸間複々線化事業完成による通勤時間帯の輸送改善が図られ、今まで最西端は本厚木までの運行だった東京メトロ千代田線直通列車の伊勢原延伸も実現するなど、よりよい路線への飛躍を遂げていると感じており、今後の動向にも注目と感じています。

 
また伊勢原市内は県西最大規模の大規模病院・東海大学病院があるなど医療機関が充実している事や、大山阿夫利神社(左側写真)が立地している事でも知られており、今の時期は渋田川沿いの芝桜(右側写真)なども名所の一つとなっています。

現住居の住環境も申し分ないと感じており、引越となると準備や作業も大変ですので、余程止むを得ない事由がない限りは当面現住地に留まるのが理想と感じており、仮に転居するなら極力現住地近隣が良いと思っています。

居住地に関しては用務先の関係などで、自身の意に沿わない所に住まざるを得なくなる事もあると思いますので、必ずしも理想に近い所に住めるとは限らず、また理想の地が何処かも価値観によって大きく変わる所だと思います。

現住地の伊勢原市をはじめ、MAKIKYUが以前居住していた事がある各自治体に関してどの様に評するかは、見解が大きく分かれる所だと思います(さすがに伊勢原市や大和市などに比べ、北総監獄は東京都心に通う電車の本数が多くて運賃が安いと評価する人物は皆無だと思いますが…)が、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方は何処へ住みたいとお考えでしょうか?




お題参加キャンペーンに参加「春に聴きたい曲は?」

2018-03-20 | Weblog

MAKIKYUも時折参加しているgooブログのお題参加キャンペーン、昨日のお題も気になる内容でしたので参加させて頂きます。

ちなみに昨日のお題は「春に聴きたい曲は?」、個人的には日本のアーティストでは倉木麻衣イチオシという事もあり、少し前の曲になりますが、2001年リリース「Start in my life」や2003年リリース「Time after time~花舞う街で~」辺りが春を連想する楽曲の代表格。

他には2013年リリース「さくら さくら…」なども良曲の一つと感じており、これらの楽曲はリリースから日が経った今日でも、個人的には聴く機会の多い曲の一つになっています。


倉木麻衣以外のアーティストが歌う楽曲では、2006年にリリースされ、一度本人が実際に歌唱している姿を見た事もある川嶋あい「旅立ちの日に…」辺りなども、春を連想させる楽曲の一つと感じており、それ以外でも歌詞中に「出会い」「別れ」「さくら」のいずれかが絡む曲が挙がる事が多いお題かな…と思います。

また実際にアーティスト本人が楽曲を歌唱している姿は見た事がないものの、近年「放牧」と称し活動休止した近隣出身アーティスト「いきものがかり」が2006年にリリースした「SAKURA」は小田急線海老名駅の入線案内放送冒頭でもオルゴールアレンジされた曲が流れており、日頃小田急線を利用している身として馴染みある曲の一つです。

特に今春は「SAKURA」の歌詞にも登場する「小田急線(の窓に 今年もさくらが映る 君の声が~)」が念願の複々線化事業完成で新たな局面を迎える年ですので、お題が「春に」ではなく「今春に」なら尚更聴きたい曲の一つかな…と感じています。

お題を見て真っ先に思いついた曲を5つ程上げてみましたが、楽曲名などを見ると他にも「これも今の時期にいいな…」と思う楽曲が幾つも出てきそうなお題と感じたもので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の好みも様々かと思いますが、もし宜しければコメントもどうぞ。


HELLO NEW ODAKYU!~町田駅で菓子パンを限定配布

2018-03-19 | 小田急グループ

一昨日小田急線は代々木上原~登戸間複々線化事業完成に伴う大規模ダイヤ改正を実施、一昨日・昨日の2日間は休日ダイヤ運行日だった事もあり、今日は新ダイヤでの運行開始後初めて大勢の乗客で混雑する通勤ラッシュを迎える日になっています。

MAKIKYUは今日も小田急線に乗車機会があり、複々線区間における利便性は格段に向上したと感じる反面、ネット上でも快速急行へ乗客が偏重しかなり混雑しているという言及も複数見かけたものでした。

夕方~夜の帰宅時間帯はダイヤ改正で新たに登場した新宿~唐木田間快速急行と東京メトロ千代田線~伊勢原間急行を代々木上原で乗継し伊勢原市内へ帰還、この乗継は途中急行が向ヶ丘遊園で江ノ島線快速急行の通過待ちとなるため速達性はやや劣るものの、混雑状況が現状のまま推移するならば、この乗継パターンは割合快適に移動できると感じたものでした。


また今日は16時から町田駅(西口イベントスペース)で小田急電鉄と町田市が共同PR活動「町田がもっと便利に!」を実施、パンフレット配布を行うイベントがあり、丁度この時間帯に町田駅に居合わせた事もあり、MAKIKYUもこの配布物を一つ受け取ったものでした。

配布物の中身はパンフレットが2つ、内1つは小田急線の駅構内パンフレット置場などにも置かれている新ダイヤの案内パンフ、もう一つは町田市の地域情報を集めた「町田ぴあ」となっています。


この他にまちだ○ごと大作戦の案内チラシと、「3.17ダイヤ改正 新宿~町田 スピードUP! 小田急 町田市(小田急と町田市を十字に配し「田」の字が重なる形で表記)」の焼き印が押された菓子パンも同封、菓子パンの見た目はかなりインパクトがあると感じたものでした。


菓子パンは小田急線駅構内などにあるベーカリー「北欧トーキョー」が調製、中はチョコチップ入りのクリームパンとなっており、イベント配布だけでなく期間限定商品として発売しても良いのでは…と感じる逸品と感じたものでした。

ちなみにこの菓子パン入りパンフレット配布は今日に引き続き明日も16時~実施、配布数は両日共に400と公表されていますが、配布ブースは行列ができており、係員が「後ろの方で並ばれている方は配布数終了になってしまう可能性も…」と案内する盛況ぶりでしたので、もし明日この菓子パン入りパンフレット配布を確実に受け取りたいと思う方が居られましたら、配布開始時間より少し前に町田駅に足を運ばれた方が賢明かと思います。

また今日菓子パン入りパンフレット配布を実施した町田市やMAKIKYUが現在居住している伊勢原市をはじめ、小田急沿線各市区町では複々線化事業完成に伴うダイヤ改正実施で平日朝ラッシュ時の都心へ向かう利便性が格段に向上した所が多数存在しています。

今後小田急線は代々木上原~登戸間における複々線の設備を生かし、より利用し易い路線として末永く沿線住民から愛される路線になれば…とも感じたもので、「MAKIKYUのページ」では今後も小田急線ダイヤ改正関連記事を幾つか取り上げて行きたいと思っていますので、引き続きアクセス頂けると幸いです。


HELLO NEW ODAKYU!~伊勢原市内で他社一般車両の営業運転も

2018-03-18 | 小田急グループ

昨日小田急線が複々線化事業完成に伴う大規模ダイヤ改正を実施、これに伴い小田急線の輸送体系も大きく変化し、一昨日限りで見られなくなった列車も多数ある反面、昨日から新たに登場した列車も多数存在します。

特急ロマンスカーの新型車両・70000形GSEが大きな注目を集め、MAKIKYUも昨日早速乗車機会がありましたが、それ以外に一般列車でも大きな動きが色々あり、複々線区間だけでなくそれ以外の区間でも大イベントが幾つも目白押しとなっています。

その一つがMAKIKYUの地元・伊勢原市における他社一般車両の営業運転開始で、今まで小田急線内に乗り入れている東京メトロとJR東日本の車両は、回送では伊勢原駅まで日に何本か入線していたものの、営業運転は本厚木駅までとなっていました。
(優等用車両で通過のみなら、一時期JR東海の371系電車が走っていた事もありました)

この2社の車両が回送で愛甲石田駅(厚木市と伊勢原市の境界に所在)を通過する姿や、伊勢原駅で折り返す姿を幾度も目撃していた身としては、回送の実車営業化が出来ないものか…と感じる事がありました。

MAKIKYUは小田急電鉄に「本厚木~伊勢原間を回送運行している千代田線直通列車を、可能な限り伊勢原駅まで営業運行して欲しい」という要望を出した事もありますが、遂に今回のダイヤ改正で夜の下り列車のみながら、遂に乗入2社所属車両の営業運転化が実現しています。

 
東京メトロとJR東日本の2社所属車両による伊勢原行営業運行開始となる昨日、MAKIKYUは早速新たに営業運行区間となった本厚木~愛甲石田~伊勢原間で両社車両による急行伊勢原行1番列車に乗車、本厚木でやって来た伊勢原行のJR東日本車両を見て「緑色の電車なんてあったっけ」と不思議そうに話す乗客の姿も見かけたものでした。
(写真はどちらも伊勢原駅にて・今までもドアが閉まった状態なら2種類の車両が停車している姿を見る事もしばしばでした)

 
またMAKIKYUも含め数名の乗客が車外行先表示(左側・東京メトロ車両/右側・JR東日本車両)や車内LCDモニター画面を撮影、新たに伊勢原市内で旅客列車として運行する事になった2社の列車に乗車した事を記録に残す状況でした。

車内LCDモニター表示は以下の通りとなります。

・東京メトロ車両(16000系)
 

・JR東日本車両(E233系2000番台)
 

ちなみにJR東日本車両の伊勢原行実車運行1番手は2000番台のトップナンバー編成、運用上の都合でたまたまトップナンバー車が充当されたのか、それともJR東日本車両が伊勢原行実車運行1番乗りを意図して敢えて充当したのかも気になったものでした。
(後者だと非常に嬉しい話ですが、恐らく前者の可能性が高いと思われます)

昨日からの新ダイヤにおける千代田線直通列車の実車運行区間伊勢原延伸は、趣味的に興味をそそられるだけでなく、10両編成の輸送力を生かした夜間の列車混雑緩和にもつながり、日頃小田急線を利用している伊勢原市民の一員としても大歓迎と感じたものです。

新ダイヤの大目玉とも言える70000形・GSEをはじめ、今後も小田急線新ダイヤ関連の記事を幾つか公開したいと思っていますので、もし宜しければコメントなども投稿頂けると幸いです。


小田急線ダイヤ改正を控えて~今日限りで見納めになる光景も

2018-03-16 | 小田急グループ

今月小田急線複々線事業(代々木上原~登戸間)が完成、3日から既に新設備を用いた営業運転を行っており、明日にはいよいよ念願のダイヤ改正となる事はニュース記事などでも大々的に報じられていますので、ご存知の方も多いと思います。

ダイヤ改正では列車運転体系の大規模な変更も実施され、新種別設定なども行われる反面、今日限りで見納めとなる列車なども多数あり、今まで当たり前の様に繰り広げられてきたものの、今日限りで見納めになる光景を幾つか取り上げたいと思います。

・多摩急行(ダイヤ改正で全廃)
 
 

・多摩線~地下鉄千代田線直通列車
(ダイヤ改正後の定期列車は平日下り各駅停車1本・小田急車両のみに)


・各種別における行先表示様式変更(各停は各駅停車表示に変更など)

・快速急行の登戸停車(下北沢~新百合ヶ丘間ノンストップ運転は今日まで)


・準急の停車駅増加と新宿発着定期列車全廃(定期列車は全列車千代田線直通)
&伊勢原以西での運転取り止め


・途中駅種別変更列車の案内方法変更
(
ダイヤ改正以降の小田急線内種別変更列車は最終行先を案内)


・特急ロマンスカーの向ヶ丘遊園・新松田両駅停車廃止
(ダイヤ改正以降も御殿場線直通列車の松田停車は継続)


・御殿場線直通特急「あさぎり」の名称変更(ダイヤ改正以降は「ふじさん」に)


これらの光景に関しての思い出や感想などがありましたら、コメントもどうぞ。
(
但しコメント承認制につき反映まで時間を要する事もありますので、悪しからずご了承下さい)


昆明軌道交通1・2号線~市内南北を結ぶ都市鉄道

2018-03-13 | 鉄道[中華人民共和国]

先日「MAKIKYUのページ」では、中国雲南省の省都・昆明市内を走るメーターゲージ(軌道幅1000㎜)路線に関して取り上げましたが、現在昆明の市内交通として運行している軌道系交通機関は、このメーターゲージ路線以外に地鉄(昆明軌道交通)も存在しています。

昆明軌道交通は運行開始から日が浅く、ここ数年各地で開業が相次ぐ中国都市鉄道の典型とも言える路線の一つですが、昨夏MAKIKYUが混迷を訪問した時には1・2号線のみが運行を行っていました。

1号線は市内中心部の環城南路から南方へ向かい春融路で2方向に分岐、大学城南と昆明南站の2箇所が終端駅となっており、2号線は環城南路から北方へ向かい、北部汽車が終端駅となっています。


1号線~2号線は直通運転を実施、実質的には両者合わせて1路線と言っても過言ではない状況で、列車は北部汽車~昆明南と北部汽車~大学城南の2系統交互運行となっています。

1号線は途中に南部汽車・昆明火車も存在、2号線は途中に昆明北も存在し、1・2号線を使えば市内の主要火車(鉄道)各駅をはじめ、南北の汽車(バスターミナル)間を乗換なしで移動する事も出来ますので、市内交通は専ら市内公共汽車(路線バス)頼みだった数年前と比べると、市内移動の利便性は飛躍的に向上したと言っても過言ではないと思います。


駅設備は近年開業した路線という事もあり、地下にある各駅にはスクリーン式ホームドアが設けられています。


地上駅も成人の首辺りまでの高さがあるホームドアが設けられ、駅構造などは最近の中国都市鉄道における標準的なものいう印象です。

 
乗車券は繰り返し利用するICタイプ、中国では トークン式とカード式の双方が出回っていますが、昆明軌道交通で用いられているのはカード式となっています。


1・2号線の車両は4扉車6両編成、塗装は白と赤(ラインカラー)の2色となっており、非貫通型の前面やプラグドアを採用した乗降扉などは、中国の地鉄では採用事例も多いですが、日本の地下鉄では見る事が出来ないものです。


車内も天井が低く簡素な内装、プラスチックの硬い座席で荷棚がなく、車両間の貫通路は仕切扉無しの広幅タイプとなっており、これも日本の地下鉄や都市鉄道とは大違いですが、中国では標準的なものです。


運転席背後も前面展望は望めない構造で、乗り鉄を楽しむ車両という雰囲気ではありませんが、2号線の終端付近と1号線の南部汽車駅周辺は地上区間となっています。


そのため車内から発展途上ながら急速に開発が進む昆明の街並みを眺めたり、地上駅に入線する列車の姿を撮影できる点は、中国の地鉄では幾つも存在する全線地下路線では叶わない楽しみと言えます。

またMAKIKYUが昆明を訪問した際は、運行している地鉄は1・2号線のみでしたが、現在は他に市内東部にある長水機場(空港)を発着する6号線と、東部汽車で6号線と接続、途中駅で2号線とも接続する3号線も載客試運営という形で運行しています。

昆明市内でバスに乗車した際には、車中から6号線の車両を眺める機会もあり、こちらは白と青の2色を纏った車両が途中駅に留置されている姿を目撃しています。

昆明では他にも1・2号線の延伸計画をはじめ、4号線や5号線の建設計画などもあり、今後足を運ぶ機会があるか否かも分からない街ですが、もしまた数年後に昆明へ足を運ぶ機会があるなら、その際は軌道交通(地鉄)も大きく変貌しているだろうな…と感じたものでした。


中国鉄路・昆明市内を走る米軌路線~残念ながら現在は…

2018-03-09 | 鉄道[中華人民共和国]

先日「MAKIKYUのページ」では、中国~ベトナム間を結ぶ国際列車(南寧~Gia Lam)に関して取り上げましたが、以前は中国~ベトナム間を結ぶ国際列車として、この路線以外に昆明~Ha Noi間を結ぶ国際列車も運行していました。

南寧~Gia Lam間は標準軌(軌道幅1435㎜)の車両が用いられているのに対し、昆明~Ha Noi間はベトナムの鉄道では標準的なメーターゲージ(軌道幅1000㎜)の車両が用いられており、両都市間を丸1日かけて運行する国際列車も設定されていました。

現在でもベトナム方は中国と国境を接する街・Lao Caiまで旅客列車が運行しており、鉄路は中国へ続いていますが、中国方は大半の区間で旅客列車運行が休止となっています。

中国雲南省のベトナムと国境を接する街・河口は、近年街外れに河口北站が開業、標準軌新線を運行する列車が昆明~河口北間で4往復設定されており、国境の街をタクシーなどで移動する事を除けば、今日でも昆明~Ha Noiを鉄路乗継で移動する事も可能です。

また中国側も標準軌新線が開業したものの、昆明市内の一部区間では少し前まで米軌(メーターゲージ)路線の旅客営業を行っており、昨夏昆明へ足を運んだ際には、MAKIKYUもこの米軌路線に乗車機会がありました。


米軌路線は昆明北を起終点としており、標準軌路線の基幹駅・昆明站や高速鉄道新駅・昆明南站とは離れた場所にありますが、近年は地鉄でこの3駅間を乗換なしで移動する事が出来る様になり、各駅間の移動自体は比較的容易でした。
(昆明站~昆明北站なら、他に市内公交汽車も頻発しています)

 
昆明北站を発着する列車は、河口・Ha Noiへ向かう途中に位置する王家営との間を結ぶ列車が2往復、他に石咀との間を結ぶ列車が1往復設定されていましたが、両者合わせても3往復しか旅客列車設定がない事もあり、大勢の旅客で賑わう昆明站や昆明南站とは大違いで非常に閑散としていました。


中国鉄路乗車となると、まず火車票(乗車券)購入だけでも少々難儀する事が多いですが、この駅では無札入場し列車乗車後に車内で乗車券を購入、それも手書き発券となっているなど、他の中国鉄路各線とは随分様相が異なっていました。

 
旅客列車自体も他路線とは規格が異なる事もあり、専用のディーゼル機関車と客車による運行となっており、客車は車幅が狭い事もあってか、硬座車座席は2+2列配置。

現在中国鉄路の普速(客車列車)は、昔の装いに回帰するかの如く濃い緑色+黄帯塗装への変更が進み、列車種別毎に異なっていた新空調車塗装が、数を減らしている旧来の非空調車(緑皮車)と同等の装いに改められていますが、この米軌路線の客車は新空調特快塗装を堅持。

 
客車内は車両の大きさこそ日本の在来線車両を連想する小柄なものながら、設備的には旧来の緑皮車(非空調車)硬座車と大差なく、薄いクッションの入ったビニール張り直角座席は質素な印象を受けますが、これでもベトナム国鉄のハードシート(木のベンチ)に比べれば遥かに快適と感じたものでした。

客窓も開閉可能、ベトナム国鉄非空調車両の様なアクリル製穴開き窓もない上に、南方ながら標高が高い事もあり、常春とも言われる昆明では窓を開けて外の風が入る状況であれば、車内も空いており短時間乗車なら質素な車両でもそこそこ快適と感じたものでした。

ちなみにMAKIKYUが昆明で乗車した米軌路線は、昆明北~王家営間を夕方に運行する列車で、片道1時間強の道程でした。

    
車窓は標準軌線との並行区間やマンション建設が進む開発途上の風景、高速鉄道新線の高架橋下に畑の拡がる農村風景など変化に富んでおり、途中幾つかの駅に停車しながらの道程はあっという間と感じたものでした。

 
現在旅客列車の終点となっている王家営站は貨物駅の脇に旅客用のホームと駅舎を設けた所という印象で、站前は閑散とした印象でした。

乗客の大半は来た道を戻る状況、MAKIKYUもその一員でしたが、王家営站での折返時間には記念撮影に興じる人物の姿も散見され、移動手段というよりもアトラクションやクルージングの感覚で乗車している乗客が多いのでは…とも感じる程でした。

ちなみに昆明の米軌線は、残念ながら最近旅客輸送が停運(運休)になってしまったという情報もあり、MAKIKYUは良い時期に乗車したものと感じています。

また米軌路線の起終点站となっている昆明北站は、雲南鉄路博物館を併設しています。

ここでは米軌路線は勿論、近年急速に路線網を拡大している動車組列車に関する展示も多数あるなど、かなり内容の充実した博物館と感じたもので、こちらに関しても機会があれば別記事で追って取り上げられれば…と思っています。


祝・小田急線複々線化事業完成~発着ホーム変更前の各駅を撮影した写真を公開

2018-03-03 | 小田急グループ

小田急線は今月17日に念願の複々線化事業完成に伴う大規模なダイヤ改正を実施、沿線だけに限らず首都圏全般で注目されており、日頃首都圏各地の鉄道路線を利用している方や鉄道に関心をお持ちの方であれば、知らない方はいない位かの大イベントかと思います。

またダイヤ改正実施は17日ですが、ダイヤ改正を前に今日から代々木上原~梅ヶ丘間で複々線運行を開始、この区間の途中にある東北沢・下北沢・世田谷代田の各駅と、下り列車の複々線終端駅になる登戸駅(下りのみ)で各駅停車の発着ホーム変更が実施されています。

これに伴い東北沢・下北沢・世田谷代田・登戸の各駅は大変貌を遂げていますが、発着ホーム変更前の各駅を撮影した写真が幾つもありますので、その一部を取り上げたいと思います。

・東北沢駅
  

・下北沢駅(地下2階・地下化直後)
 

・下北沢駅(地下2階/各駅停車発着ホーム)


・世田谷代田駅(地下3階/仮設ホーム)


世田谷代田駅(地下2階/現発着ホーム)
 

・登戸駅(下りホーム・上りホームから撮影)


どれも今日では見られない光景で、小田急線の変貌を物語るワンシーンと言っても過言ではないと思います。

また17日のダイヤ改正には間に合わないものの、代々木八幡駅のホーム移設(相対式2面2線→島式1面2線)を伴う10両停車対応化工事も着々と進行しています。


写真は昨年6月に撮影したものですが、こちらも現在は既に島式ホームが姿を現す状況になっています。

この他にも今後開成駅ホーム延伸(6両→10両停車対応)なども予定されており、17日のダイヤ改正で大変貌を遂げた後も、小田急線は更なる輸送改善が見込まれ、今後の展開にも注目して行きたいと感じています。

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も小田急線複々線化完成やダイヤ改正などに関する感想等がありましたら、是非コメントもどうぞ。