MAKIKYUが昨年6月に韓国・済州島を訪問した際には、島内の移動手段として主に市外バスを利用し、島内各地を移動したものでしたが、済州(Jeju)・西帰浦(Seogwipo)の両市街地周辺では、市外バスの他に市内バスも運行しており、こちらにも乗車機会がありました。
済州市の市内バスは、市外バスと異なり前中扉車が用いられ、韓国の市内バスでは標準的な前乗り中降り、市外バスと同様にT-moneyなどの交通カード利用も可能となっています。
済州市中心部では、市外バスの停車停留所相互間であれば、市内区間のみで乗車する事も可能なものの、概ね市内バスの方が運賃が割安に設定されており、市内区間のみの利用で両者が併走する区間であれば市内バスの方が…という状況になっています。
MAKIKYUは済州港や新済州方面へ足を運ぶ際に、旧市街から市内バスを利用した程度ですが、路線によっては空港を経由するものもあり、外国人向けとは言い難い面もあるものの、空港~済州市内間の足としても利用されています。
車両は韓国の市内バスで典型的な、現代や大宇製の2段ステップ車が主流を占めており、市内バス用の車両は専ら前中扉車となっています。
市外バスと同様に大宇製の方が多い様に感じ、現代製はは比較的新しい車両しか目にしませんでしたが、三菱エアロスターを連想させるデザインの、比較的年式の古い車両も存在しているのか気になります。
済州島から離れ、木浦へ向かう高速船に乗船する前に、済州市内中心部からふ頭へ向かう市内バスに乗車した際には、大宇製ノンステップ車に当たり、2段ステップが主流ながらも、低床車も散見する状況でした。
近年韓国の市内バスでよく見られる、路線性質別の塗装統一は行われておらず、事業者によって塗装が異なる辺りは、日本の中堅事業者数社が路線バス運行を担う地方都市を連想させられたものでした。
市外バスと同一事業者が運行するバスの中には、市外バスと同様の塗装をしたバスも活躍しており、系統や扉数を別とすれば、これは市外バスと車両面では大差ない様にも見受けられたものでした。
また西帰浦市でも市内バスに乗車する機会がありましたが、こちらに関しても近日中に別記事で追って取り上げたいと思います。
常に新しい記事は有益に読んでいます。
写真の済州市内バス事業者は、すべての処置第車両に導入してから、2010年から現代と大宇制を並行して導入しています。
残念ながら古いAEROバスを保有した市内バス事業者は、2005年に倒産して済州市内バスで旧型車両はご覧いただけません。
済州島の市内バスで活躍する現代車も、済州市では新型しか…と思っていたのですが、やはり活躍していないのですね。
西帰浦市では市内バスで、前モデルのAEROCITYが活躍する姿を目撃しており、既に取り上げていますが、これを含めても済州島の市内バスではかなり少数派の部類と感じます。
市外バスでも姿を見かけない状況でしたので、前モデルのAEROCITYが好きな身としては少々残念に感じますが、機会があれば済州島も再訪できればと思っています。