MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

年の最後は富山地鉄三昧~年末年始ふりーきっぷ大活躍

2006-12-31 | Weblog

 

2006年も今日で終わり、明日からは新年ですが、現在旅行中のMAKIKYUは今日一日富山に居まして、期間限定で発売されている富山地方鉄道(地鉄)の電車(鉄道線・市内電車)・路線バスが乗り放題の「年末年始ふりーきっぷ」(連続7日間通用で2000円・昨日購入)を利用して富山周辺を回っていました。

地鉄の運賃は土地柄を反映してか決して安いとは言えませんが、富山駅からの鉄道線片道だけで1700円以上する区間があり、路線バスも1時間も乗らずに700円を超えてしまう状況ですので、ふりーきっぷはかなり重宝し、滅多に利用しない地鉄を満喫すると共に、今話題になっている新型トラムが走る2路線も訪問して来ました。

今日の行程は以下の通りで、-は鉄道、=は路線バス、~は渡船、また特記がないものは全て富山地鉄で、☆は別途運賃支払いの交通機関です。

富山=新港東口(堀岡渡船場)~(県営渡船・無料)~越ノ潟-(☆万葉線・アイトラム)-高岡=(富山)大学前-富山-(☆ポートラム)-岩瀬浜-(☆ポートラム)-富山-(特急・料金別途支払)-宇奈月温泉-寺田-立山-岩峅寺-(上滝廻り)-富山-(富山)大学前-富山

明日はいよいよ帰宅の予定ですが、候補になっている計画は複数あり、どれにしようか迷っている所ですが、青春18きっぷはまだ余りがあり、富山は滅多に訪れる機会がない上に首都圏からは行きやすい所とは言えず、また地鉄のふりーきっぷもありますので、富山を少々動いてからあとは寄り道無しで帰る可能性が高そうです。
(一応長野県内で寄り道も考えていたのですが、これは後日日帰りで出直しの可能性が高そうです…)

また「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様、本年はアクセス・コメント等ありがとうございました。
来年も様々な内容の記事を提供できる様に努めて参りたいと思いますので、宜しくお願い致します。

写真は今日MAKIKYUが乗車した富山地鉄の電車と路線バスです。

写真は共に大都市圏の大手事業者から移籍した車両で、富山周辺ではこういった車両も多数走っていますが、ビックリするほど斬新な交通機関もあり、近い内に色々取り上げて行きたいと思います。


今度は北陸へ…2日間の旅程

2006-12-30 | Weblog

現在旅行中で富山にいるMAKIKYUですが、関西を出発してから今までの2日間の旅程を記したいと思います。

ちなみに表記の-は鉄道、=は路線バス、…は徒歩で、特記のないものはJR普通・快速列車、その他の交通機関はのと鉄道と富山地鉄(年末年始ふりーきっぷ購入)を除いて全て運賃別途支払いです。

29日(昨日・青春18きっぷ2回目利用)
高槻-京都-近江今津-武生/武生新-(福鉄電車)-福井-(えちぜん鉄道)-三国港…三国=(京福バス・本荘駅経由)=芦原温泉-金沢-(北鉄浅野川線)-三ツ屋…西割出=(北鉄金沢中央バス)=香林坊

30日(今日・北陸おでかけパス利用)
片町=(ほくてつバス)=金沢-七尾-(のと鉄道)-穴水-七尾=(七尾バス)=脇=(加越能鉄道)=高岡-氷見-高岡-城端-高岡-富山-(地鉄市内電車)-南富山=(地鉄バス)=富山

昨日は青春18きっぷを利用、それに私鉄+バスですが、京都を7時前に出る電車を利用と朝が早い事もあってネットカフェ宿泊(前日も終電利用で日が変わる有様でした)、その上山科(京都市)辺りから雪が降り出し、福井辺りではかなり降るなど、ハードな条件が重なり疲労度はかなり…北陸は関西辺り(今年は特に暖かいですが…)とは比べ物にならない寒さで、寒いのが苦手なMAKIKYUには大変な地です。

また金沢到着後は浅野川線乗車~途中駅バス乗り継ぎを狙いましたが、バス停まで結構歩く上に本数も浅野川線と同程度(概ね1時間に2本程度)、地方における公共交通利用の難しさを体感させられます。

ちなみに浅野川線途中駅と路線バスルートは概ね1km離れていますが、このバスは内灘駅~金沢駅西口・市内中心部方面を運行するバスですので、余程土地の事情に精通された方以外は浅野川線途中駅利用を考えるより、おとなしく終点(内灘駅)利用とした方が無難です。(変な事を考えたのは既に以前内灘まで乗車した事があるというのも一因ですが…)

今日は能登半島方面と高岡基点のJR2ローカル線乗車がメインですが、こちらは接続の関係もあって7時30分過ぎに金沢駅出発、という事で7時開始のホテルでの朝食(無料サービス)を手早く、その後大急ぎでバス停に向かう慌しい幕開けでした。

ちなみに今日のJR乗車は青春18きっぷ1回分(2300円相当)を使うには少々勿体無い(損はしませんが…)という事もあり、現在JR西日本が発売している「北陸おでかけパス」(1500円・北陸本線JR西日本管内とその支線の大半で通用)という普通列車専用乗車券を使用しましたが、これは発売が3日前まで(購入時に使用日指定)、その上発売箇所がエリア内とその周辺に限られますので、MAKIKYUは米原駅に立ち寄った際に購入したのですが、これはエリア周辺の人間でないと使い勝手が悪く、また通用日も土休日などに限られるのが難点です。

また今日乗車した氷見線と城端線はどちらも盲腸線の様な路線で、往復乗車になっていますが、氷見は氷見線乗車前にもバスで通っています(停留所名=氷見駅口:徒歩で至近距離です)が、この際は随分時間待ちが長く、またバス運賃も100円程度しか違わない(脇~高岡間は500円と割安です)上に別経路(守山経由)、JRはフリーという事もあり、高岡~氷見間を1.5往復する状況になっています。

ただ高岡~氷見間はバス運賃が300円と割安(JRでは320円)で、本数も守山経由(脇方面行きは全てこの経路です)をはじめ、雨晴経由(JRと割合近いルートで、時間が余計にかかります)も合わせると1時間に2~3本程度はありますので、氷見線乗車の際はバスとの組み合わせで行かれるのも良いと思います。

一方城端線は平行バス路線も一応ありますが、城端まで行くのは指の数ほど…こちらは往復乗車が無難な所ですが、他に砺波~高岡間や福野~石動(いするぎ)間、福光~金沢間などに路線バスが運行されていますので、時間帯が合えばこれらとの組み合わせも良いかもしれません。

また七尾~氷見(~高岡)間のバス乗り継ぎについても言及しますと、
これは全国版の時刻表にも平日時刻が掲載され、時間が合えば活用価値のあるルートですが石川県方(県境を跨いで脇まで)は本数が少なく、両路線共に休日は時刻変更もありますので要注意です。
(特に脇は小さな商店がある程度で海沿いの小さな集落ですので、
こんな所で長時間のバス待ちとなると、この時期は特に大変な事になります)

あと富山到着後に富山地鉄の市内電車と路線バスに乗車していますが、これは年末年始期間限定で7日間連続で地鉄全線(鉄道・市内電車・一般路線バス)が2000円で乗り放題になる「年末年始ふりーきっぷ」を購入、これで乗車したもので、明日はこの乗車券をメインに富山周辺を回る予定です。

写真は富山・石川県境に位置する氷見市の脇停留所、七尾~高岡間をバスで移動する際はここで乗り継ぎ、奥に小さく見える標識は県境を示す標識です。


水間鉄道1000系~まだまだ活躍が期待できそうです

2006-12-29 | 鉄道[近畿・スルッとKANSAI加盟社局]

 

MAKIKYUは昨日大阪周辺を駆け回っていましたが、今日はその際に乗車した電車の一つ・水間鉄道を取り上げたいと思います。

水間鉄道は大阪府南部・南海本線の貝塚を基点に水間まで、延長6km弱の中小私鉄で電化されているものの全線単線、そこそこローカルムードを感じる路線ですが、大阪の通勤圏に属する地域だけあって毎時3本程の列車が運行されています。

以前は南海電鉄との資本関係(現在はありません)もあって同社の中古車両が走っていたのですが、現在は首都圏の東急から¥やってきた7000系と呼ばれるステンレス製車体の車両に統一されています。

ただ7000系は国内各地で幾つかの鉄道に移籍した事もあって、先頭車両が不足して後に先頭車化改造された車両も多く、水間鉄道では在籍車両が僅か5編成しかないにも関わらず、2種類の先頭車が混在しています。

また水間鉄道で7000系は形式名もそのまま、冷房改造とワンマン対応改造を除くとロゴの貼り付け程度で、割合原型に近い形で活躍していましたが、移籍からしばらく経過した事もあって最近1編成に更新工事が施工され、これに伴い外観はエンジ色の帯が入った外観となり、行先表示装置のLED化や先頭部床下スカート取り付けと共に、形式の改番(7000系→1000系)が行われています。

この編成はまだ今月営業運行に入ったばかりの様で、MAKIKYUも先日乗車した際には幸運にも稼動しており乗車することも出来ましたが、車内も座席や化粧板、床材の交換をはじめ、ドアチャイムやLED案内表示装置の取り付け、自動放送装置の合成音声化(従来はテープ)といった変化が見られます。

東急に残存している同系車の様な下回りの交換等は行っていない感じですが、関西では更新工事を施工して割合長期に渡って車両を使用する傾向が有る様で、この車両も今後まだまだ活躍が期待できそうです。(首都圏ではこの車両をあっさりと廃車にした私鉄もありましたが…)

この車両はまだ1編成のみですので、遭遇できるかどうかは運次第といった所ですが、今後他の車両にも順次更新工事が施工される事が見込まれ、水間駅から見える車庫では原型タイプ先頭車の編成が1編成工場入りしていました。

更新車両が走り始め、それでいて未更新車も走っている過渡期の今の水間鉄道はなかなか面白い状況になっている気がします。

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様の中も、近畿地方一帯にお住まいの方や東急ファンの方をはじめ、機会がありましたら是非水間鉄道を訪問されてみては如何でしょうか?


関西旅行・28日の行動記録

2006-12-28 | Weblog
(28日~29日にかけての行動記録ですが、乗車券の有効期日に合わせて28日付けの過去ログ投稿とさせて頂きます)

MAKIKYUの27日までの行動記録は既に記事公開していますが、28日分(最後は日を跨いで29日になっています)はまだですので公開したいと思います。

以下に示す交通機関の判例表記は27日分と同様で、27日に引き続いてスルッとKANSAI 2dayチケット利用です。

堺-岸和田-貝塚-(☆水間鉄道)-水間-貝塚-りんくうタウン-(☆JR)-関西空港-(ラピートβ・料金追加)-なんば-天下茶屋-北浜-枚方市-古川橋-牧野-八幡市-男山山上-八幡市-中書島-出町柳-修学院-鞍馬-岩倉=国際会館駅=河原町-梅田/大阪駅前=北江口住宅/井高野-今里-(千日前線)-鶴橋-(近鉄)-なんば-梅田-高槻市

まだ開通したばかりの今里筋線をはじめ、未乗車の路線踏破などに追われる感じで、また京阪電車などで不可解な動きをした事もあってか時間が…本当は路線バスなどももっと乗りたい所なのですが、これは次回以降にお預けとなりそうです。

29日は青春18きっぷの旅を再開、朝早くに関西を離れて今度は北陸へ向かう予定ですが、これも状況報告は30日以降になりそうです。

写真は古川橋駅での一コマ・日常関西エリアの鉄道を利用されている方にとっては当たり前のシーンかもしれませんが、この組み合わせは余所者には少々珍しく感じられます。
(突然の事でしたので、かなり写りの悪い写真ですがご了承下さい)

現在は関西旅行中・3日分の状況報告です

2006-12-27 | Weblog
現在旅行中で大阪・堺にいるMAKIKYUですが、現在までは以下の様な行程で行動しています。

昨日は宿泊していたホテルにPC設置はあったものの、何故かブログ執筆不能(ネットは可能)でしたので、本日の報告とさせて頂きます。
(-は鉄道、=は路線バスで、昨日の特記ないものはJRの普通・快速列車、今日の特記ないものはスルットKANSAIネットワーク交通機関です)

25日(一昨日・夜出発)
北総監獄(千葉ニュータウン)-(開発を止めた某鉄道)-東松戸-西船橋-(地下鉄東西線)-九段下-(地下鉄半蔵門線)-渋谷-(東横線)-横浜

26日(昨日・青春18きっぷ1回目)
横浜-(ムーンライトながら)-金山-(名鉄)-名鉄一宮/尾張一宮-大垣-米原-高槻-川西池田-篠山口-谷川-西脇市-加古川-厄神-(三木鉄道)-三木=(みっきいバス)=三木上の丸-(神鉄)-粟生-(北条鉄道)-北条町=(神姫バス)=姫路

27日(今日・スルットKANSAI 2dayチケット1日目)
 姫路=(☆姫路市営バス)=飾磨-明石-須磨-新開地-鈴蘭台=西鈴蘭台-鈴蘭台-谷上-三宮-神戸空港-三宮-(阪神電車)-梅田=鶴町4丁目=なんば-和泉中央-深井=北野田=堺

3日間の行程は以上の通りですが、25日の横浜までの経路はMAKIKYUの常套手段で、これが北総監獄~横浜間の最安ルートになっていますので、西日本方面へ出向く為にムーンライトながら号に乗車する際はよく使っていますが、最初に乗車した電車は三崎口行きで、これでも一本で行く事は一応可能ですので、「赤い電車」を贔屓にしている友人某氏にはこの経路を勧められそうです。
(ただ乗車したのは今月記事で取り上げた「改悪」でして、20分足らずでガラガラでも無座を強いられましたし、運賃も割高ですので、MAKIKYUは余程の事がない限りずっと乗っていく気は起きませんが…)

でも旅の始まりでこのルートを使うのも今回が最後になりそうで、来年のダイヤ改正でムーンライトながら号の時刻繰上げが行われますと、この列車を利用する場合には新宿~小田急線~小田原となりそうです。

昨日は青春18きっぷの第1回目という事で、青春18きっぷをメインに用いてJR・私鉄の未乗車線区(加古川線・三木鉄道・北条鉄道)踏破、それと朝の名鉄はちょっとした気分転換(これも別途カード使用)です。

今日はスルットKANSAIエリアの鉄道・バスが2日間乗り放題になる「スルッとKANSAI 2dayチケット」を用いて未踏破の神戸空港(マリンエア)へ、といっても空を飛ぶのは駄目なMAKIKYUの事ですので、当然往復ポートライナー乗車のみで直に退散です。

その他は気の向くがままに関西を動き回っていましたが、このエリアは色々お楽しみがあり過ぎて時間が経つのはあっという間、何度来ても飽きる事がありません。

ちなみに今日は不自然な乗り換え(山陽電車の道中など)がありますが、これは途中で敢えて普通車を利用したものです。 また明日もスルットKANSAIエリアを動き回り、開通したばかりの地下鉄今里筋線にも乗車したいと思っています。

その後また青春18きっぷでの旅となる予定ですが、また状況報告可能になり次第追って報告したいと思います。

あと「MAKIKYUのページ」は一昨日初めて、日頃皆様にアクセスして頂いているお陰でgoo blogのアクセスランキング(1000位までが表示されます)登場となりました。(中にはスパム等の方も居られるのでしょうが…)

今後も様々な話題・記事を提供して行ける様に努めてまいりますので、「MAKIKYUのページ」を今後とも宜しくお願い致します。

画像は本日乗車した阪神電車の車中にて…この電車には三宮~梅田まで乗り通しです。(車両番号を見て頂ければ、詳しい方はどの種別の列車に乗車したかは一目瞭然かと思います)

尖頭山の専用線(2)~希少な車両の数々

2006-12-26 | 鉄道[中華人民共和国]

  
 

(1)では尖頭山を走る専用線の概要や路線の様子などを取り上げましたが、こちらではこの専用線を走る旅客列車に関して取り上げたいと思います。

この専用線は運行区間が短いとはいえ、中国では一般的な客車列車を機関車が牽引するという運行形態をとっており、鉱外車駅・鉱内車駅共に機回し線が設けられ、一運行毎に機関車の付け替えを行っています。

使用される機関車は、MAKIKYUが乗車した際は凸型の電気機関車(EL)が用いられており、こちらでは他にも使用されている路線が幾つかある様ですが、旅客列車の牽引に使われる路線はかなり限られるかと思います。

かなり古い機関車であると推測され、コンプレッサーと警笛の音が凄まじい印象を受けましたが、日本であれば動態保存でイベント時に出て来る車両に匹敵すると思います。

ただ(1)で記した通り、電化路線にも関わらずディーゼル機関車(DL)牽引となる事もある様で、MAKIKYUはDLの姿を見ていませんが、これがどの様な車両なのかは分かりません。

また牽引される客車は6両編成で、こちらも中国では一般的なYZ22型などではなく、なかなかお目にかかれない凄まじい顔ぶれで、車端部のドア付近などがかなり特徴的ですが、車両の長さや形式などは編成で一致しておらず、見るからに雑多な編成であるのも特徴です。

客車の中にはYZ30型を名乗る車両もあり、これは以前中国鉄路乗車記(8676次)で取り上げた重慶の超短距離慢車(重慶~重慶南)と同じ形式になりますが、この形式は恐らく他形式からの通勤車両化改造車に付けられる形式と思われますので、重慶のYZ30型とは外観などは全く異なり、共通する特徴といえば木製のロングシート(日本の通勤電車で一般的なレール方向に設置された座席)位です。

この客車は台車も余り見かけない古めかしいモノを用いており、この専用線の旅客列車自体が走る骨董品といった感を強く受けますが、様々な意味で異色の路線ですので、中国のローカル路線や旧型車両が好きな方にとっては、たまらない路線かと思います。

ただ路線長が短く旅客列車に乗車しても直ぐに終点に着いてしまいますので、乗り応えという意味では少々物足りない感じもしますが、走行写真を撮影される方や中国の旧型車両に関して研究されている方をはじめ、旅客列車に乗車するだけでしたら瀋陽を起点に午後の半日でも訪問可能(その代わり夜は遅くなり、また冬場の撮影は厳しいかと思います)ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も瀋陽周辺へ行かれる機会があり、時間に余裕がある状況でしたら、一度足を運ばれると面白いかと思います。

写真は尖頭山の旅客列車(既出)と牽引するEL、旧型客車とその車内の様子です。


尖頭山の専用線(1)~瀋陽から日帰りでも行ける所ですが…

2006-12-26 | 鉄道[中華人民共和国]

  

「MAKIKYUのページ」では中国関連の話題を時折掲載しており、最近では遼寧省の省都・瀋陽市を走る公交汽車(路線バス)などを取り上げていますが、中国に関しては鉄道関連の記事を期待されている方も多いかと思います。

という事もあり、また以前遼寧省を中心に現地発の詳細な情報を提供していたサイトが諸事情により閉鎖されてしまった事もありますので、「MAKIKYUのページ」としても微力ながら、8月の旅行中にMAKIKYUが乗車し、8月11日のWeblog記事でも多少触れた尖頭山Waitoushanという所を走る専用線に関して取り上げたいと思います。

尖頭山は瀋陽市の南東に位置する本渓市に位置し、瀋陽から本渓を経て丹東まで伸びる国鉄瀋丹線の沿線にある小さな田舎町で、瀋陽と本渓の中間付近に位置しますが、幹線道路からは離れており、瀋陽からの長途汽車(都市間バス)などは存在しない様ですので、貸切車両などを用意しない限りアクセスは専ら瀋丹線の列車となります。(瀋陽から向かう場合のみは何とかなる様ですが、恐らく上級者向けです)

ただ瀋丹線の列車はそれなりに設定されているものの、快速などの上位種別に当たる列車は尖頭山站には停車せず、慢車と呼ばれるローカル列車(それも一部は通過します)しか停車しない小站ですので、入念な計画を立てれば瀋陽から日帰りでも行けるものの、訪問の際は注意が必要です。

この尖頭山の専用線は国鉄の尖頭山站から少々歩いた所(5分もあれば大丈夫です)にある鉱外車站と呼ばれる専用の停留所(?)から発車し、旅客列車は鉱外車站~鉱内車站の短い1站間を10分足らずで結びますが、運行距離が短い事もあり運賃は片道0.5元と格安で、站構内での乗車券販売はなく、列車発車後(場合によっては発車前)に服務員(私服のオバサンです)が車内で運賃を直接徴収しています。
(乗車券も頼めば発行して貰える様です)

列車の運行本数は1日6往復に限られますが、接続する国鉄の運行本数が少なく、また概ね国鉄の慢車時刻に合わせて設定されている事もあり、土地柄を考えると充分な本数と言えます。

起点(?)の鉱外車站はホーム1本と機回し線があるだけの質素な站で、ホームやその周辺では周囲の方々が集まって市場の様な状況になっていましたが、これに対して終着の鉱内車站は活用されていないとはいえそれなりの駅舎もあり、列車の乗客以外は駅前も人通りは少なく、時折車が通り過ぎていくだけという感じでした。

尖頭山の専用線は貨物輸送の方がメインで、旅客輸送は2の次と言った感じの鉄道ですが、その様な鉄道だけあって一区間の旅客列車が運行される路線以外にも貨物専用の線路が多数あるのも特徴ですが、、旅客列車の車中からでも鉱内車駅に近づく前に右側へ分岐する路線などが見られ、この鉄道がどの程度の規模を誇っているかは未知数です。

またこの路線は周囲を走る国鉄瀋丹線(尖頭山周辺は複線で、本渓方面へ向かうと単線になります)ですら非電化であるにも関わらず、単線ながら電化されているのも特徴で、辺鄙な田舎に架線柱や架線が見受けられるのは非常に違和感がありますが、MAKIKYUが乗車した際の旅客列車は凸型の電気機関車(EL)が牽引していたものの、電化路線にも関わらずディーゼル機関車(DL)が旅客列車を牽引する事もある様です。
(MAKIKYUはDLの姿を確認していませんが…一説によると時間帯によって変わる様です)

また鉱内車站で遠巻きに姿を見ただけですが、貨物列車の入替用などで蒸気機関車(SL)の姿も目撃しており、これは現在の中国では最も一般的なSY(上遊)型かと思われますが、この専用線は3種類の動力全てを用いているのも特徴的で、こういった鉄道は以外と少数派かもしれません。

この専用線で活躍する車両に関しては、(2)で取り上げます。

写真は鉱外車站・鉱内車站と、鉱内車站停車中の旅客列車内から見たワンシーン(SLが稼動している姿が確認できます)です。


JR総武本線・普通列車5355M(成東→銚子)

2006-12-25 | 鉄道[首都圏・JR]
 

「MAKIKYUのページ」ではここ数日、現在苦境に立たされている銚子電気鉄道(銚電)やその関連記事を幾つか掲載していますが、MAKIKYUが先日銚子へ出向いた際に乗車した列車の一つが、この記事名にもなっているJR総武本線の普通列車・5355Mです。

この電車は成東(なるとう)を12時43分に出発し、終点銚子には13時35分到着の普通列車ですが、昼間の比較的乗客の少ない時間帯という事もあって、東京~成東間を特急「しおさい5号」(東京11時40分発)として運行した後、成東以東を「開放扱い」としてE257系(500番台)と呼ばれる特急用車両を普通列車として運行している電車で、普通列車区間内のみの利用であれば、特急用車両を使用しているにも関わらず普通乗車券のみで乗車できる乗り得列車です。(この区間内であれば当然格安の青春18きっぷでも乗車できます)

こんな事を言うと、特急利用者の中には損した気分になる方も居られるかと思いますが、特急区間に跨って乗車した場合も、特急料金は成東までの扱いになりますので、東京~旭以遠、千葉~八日市場以遠などでしおさい号を利用する場合、この列車を利用すると他の特急よりも特急料金が割安になるというメリットもあります。

こんな事を言っていると、MAKIKYUは何処から乗車したのか気になる方も居られるかと思いますが、先日乗車した区間は松尾(成東の一つ銚子寄りにある駅です)→銚子で、以前にもMAKIKYUは一度この車両に乗車した事がありますが、その際も内房線の「さざなみ10号」に上総湊→君津間乗車でしたので、MAKIKYUの性が多少は推測できるかもしれません。

MAKIKYUが5355Mに乗車した松尾駅では、丁度銚子→成東間が普通列車扱いとなる「しおさい10号」との列車行き違いもありますが、ここでは成東以降で特急となる上り列車は前面貫通扉部分のLED表示機に「しおさい」の表示となっていたのに対し、この5355Mは終点まで普通列車という事で「普通」表示となっていたのも興味深い点です。

このE257系(500番台)は5355Mの他にも、総武本線では松尾駅で行き違いを行う5360Mにも運用され、房総エリアのその他線区でも一部の普通列車に運用されますが、この車両を開放扱いで普通列車として運行する列車は、外房線の勝浦~安房鴨川間を除くと運行時間帯の悪い列車ばかりですので、そういった意味でも5355Mは非常に注目の列車です。

E257系(500番台)は汎用特急車で2編成併結→途中駅で切り離しを行う事もあって前面は貫通型となっていますが、この前面の面構えはかなり特徴的で好みが大きく分かれそうで(個人的にはちょっと…という感じです)、また各窓毎に設けられたブラインドのレールが大窓の真ん中を占拠していて少々鬱陶しいですが、回転式リクライニングシートの客室は普通列車としては上等すぎる程で、もし「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様が銚子方面へ行かれる際に上手く時間が合うようでしたら、是非乗車をオススメしたい列車で、午後から銚電訪問を…という方にも最適かと思います。

ちなみにMAKIKYUは松尾で先日取り上げた空港シャトルバス(成田空港11時19分発)からJRに乗り継ぐ際、急げば一本前の列車にも間に合う感じでしたが、1本前の列車はこの5355Mと同じ5両編成ながらも最近千葉地区にやってきた新顔でグレードは大違いですので、一本見送って5355Mへ乗車する価値は充分にある気がしました。(ただJR総武本線成東以東は運転間隔がかなり空きますので要注意:ちなみに松尾にはコンビニが2件程、辛うじて食料調達や時間潰しが可能なレベルでした)

写真は松尾駅に入線した5355Mと、乗車中の車内の様子です。

鹿島鉄道廃線確定に…まだ新しいKR-500形は?

2006-12-25 | 鉄道[北関東]

昨日辺りからネット上でニュースが流れ出し、今日は新聞にも掲載された茨城県の鹿島鉄道(石岡~鉾田)廃線確定のニュース、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様でもご存知の方は大勢居られるかと思います。

鹿島鉄道はMAKIKYUも2回程乗車した事がありまして、終点の鉾田付近はかなりの閑散線区ですが、JR常磐線と接続する基点の石岡付近では単線・非電化路線とはいえ概ね毎時2本の列車が設定され、それなりに乗客の姿も見られますので、一部区間だけでも何とかならなかったものかと感じてしまいます。

しかし元々関東鉄道から不採算路線と言う事で関鉄から切り離された路線で、
関鉄からの支援で成り立っていた側面もあり、つくばエクスプレス(TX)開通に伴う関鉄の鉄道・高速バス部門への打撃もあって鹿島鉄道支援へ手が回らなくなった事や、鹿島鉄道自体も一部車両の著しい老朽化、またそれに伴う改善勧告まで受ける状況となれば止むを得ないのかもしれません。

ちなみに廃線確定のニュース抜粋は以下に青字で表記していますので、まだこのニュースをご存知でない方は方は以下を参照して下さい。


・茨城の鹿島鉄道が廃線へ 引き継ぎ会社公募、採用なし

国内現役最古のディーゼル車が走る茨城県の鹿島鉄道(石岡市―鉾田市)の廃線が24日、決まった。
利用客の減少に歯止めがかからず、同鉄道が11月に今年度限りでの撤退を表明したのを受け、県と沿線4市が作る鹿島鉄道対策協議会が、「引き継ぎ会社」を公募。
2団体がそれぞれの再建案を提出していたが、審査の結果、採用にはならなかった。
公募は11月末から今月11日まで行われ、地元の市民団体と東京の旅行会社が応募していた。
協議会は不採用の理由として、
(1)県と4市は来年度から5年間で6億5000万円を限度に支援を予定しているが、
それを超える負担が生じる可能性が高い
(2)無償で同鉄道から施設の移譲を受けるのは困難――などを挙げた。

霞ケ浦湖北を走る同鉄道は、鹿島参宮鉄道として1924(大正13)年に営業を開始した。
単線非電化だが、特色のある車両も多く鉄道ファンに根強い人気がある。


この路線は霞ヶ浦湖畔のなかなか車窓の良い所を走り、特色ある車両(=日本一古い気動車を含む旧型車両)の数々…とレールファンにもたまらない路線ですが、この特色ある車両と言うのが改善勧告の要因にもなってしまったのは皮肉な事で、また日頃鹿島鉄道を利用する乗客にとって決して有難い車両とは言えないですので、この車両を今後も使い続けるのは難しいと思いますが、これらは貴重な車両ですので、せめて解体だけは免れて何処かで保存でも期待したいものです。

また旧型車両(現在5両あります)に混じって活躍する1990年前後に導入された4両の軽快気動車・KR-500形の今後も気になりますが、こちらはまだ耐用年数には達しておらず、まだ活躍が期待できそうですので、親会社の関東鉄道が引き取るか、さもなければ何処かの地方私鉄にでも譲渡されて第2の活躍を見出して欲しいものですが、今の所この車両の今後に関しての情報等は聞きませんので、廃線と共にそのまま廃車解体では余りに惜しい気がします。

ちなみにこのKR-500形気動車、レールファンの皆様方からは余り人気のない車両の様ですが、性能や居住性は鹿島鉄道の車両の中で抜群ですので稼働率が高く、鹿島鉄道の現行使用車両の中では唯一のクロスシート付きになっているのも特徴です。

また現在では1両ごとに異なる塗装を纏っていますので、こういった意味でも見ごたえがあり、鹿島鉄道を取り上げた様々な記事でも他車両に比べてあまり出番がない様ですので、以前MAKIKYUが乗車した際に撮影した画像を掲載しておきたいと思います。

あと「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中には、鹿島鉄道廃線に関して様々な感想や意見をお持ちの方も居られるかと思いますが、何かありましたらコメント等も是非どうぞ。

(鹿島鉄道廃線後に追記)KR-500形は残念ながら、4両中写真の車両を含む2両が既に解体処分されています。


成田空港(第2旅客ターミナル)~横芝屋形海岸 空港シャトルバス

2006-12-24 | バス[首都圏]

先日MAKIKYUは現在苦境に陥っている銚子電気鉄道(銚電)を訪問し、銚電訪問記事の中に空港シャトルバス(後日別記事で…)と記していますが、これは何時になったら…と思われている方も居られるかと思いますし、これから銚電訪問を検討されている方の参考になるかもしれませんので、今日このシャトルバスについて取り上げたいと思います。

この空港シャトルバスはシャトルバス沿線の自治体(芝山町・山武市など)が地元のバス事業者・千葉交通のバスを貸切運行しているもので、運行本数は10往復と土地柄を考えるとそれなりの本数が運行されていますが、朝夕の時間帯に多くの便が設定され、昼間は随分運行間隔が開く時間帯が存在します。

路線は成田空港の第2旅客ターミナル(第1旅客ターミナル[=成田空港駅]は発着しませんのでご注意!第2旅客ターミナルへは空港内無料シャトルバスを利用する事になります)を基点に、芝山千代田駅~松尾~蓮沼を経由して横芝屋形海岸へ至るルートを運行しています。

終点の横芝屋形海岸はJR横芝駅とは随分離れた海沿いにありますが、全線通しですと所用約1時間という比較的遠距離にも関わらず、成田空港~蓮沼・横芝の一部停留所間が300円の他は、200円均一という格安運賃で乗車する事が出来ます。
(ただし千葉交通の回数券は通用せず、現金か専用回数券のみ通用します)

ただ途中の松尾五反田という停留所はJR総武本線の松尾駅から徒歩で7~8分程度の場所(松尾駅の横芝方・海方向、JRを陸橋で跨ぐ県道をシャトルバスは運行します)にありますので、JRとの接続は特に考慮されていないものの、上手く活用すれば成田・京成線方面や東京都心~総武本線匝瑳地区(八日市場など)・銚子方面を安く移動する際の交通手段としても利用できます。(成田空港~松尾五反田間の所要時間は概ね30分強です)

この空港シャトルバスは公共交通過疎地帯を運行し、沿線ではこのバス以外に公共交通機関が運行されていない地域もある事や、途中停留所に無料駐車場(駐輪場もあります)を併設してパーク&ライド方式を採用している事もあり、MAKIKYUが乗車した際は結構盛況な様子でした。

また空港シャトルバスと名乗っているにも関わらず実際は空港利用客は殆どいない様でして、専ら地元の通勤通学の足などとして機能していますが、車両は大型高速・観光用リクライニングシートの高級車両を使用していまして、これは一応専用塗装(運行自治体をイメージしたもので、数台ある車両毎に異なっている様です)になっていますが、成田空港に出入りする他のリムジンバスと並んでも決して見劣りのしないモノです。
(ちなみに写真は代走なのか千葉交通の一般高速車両で、これはトイレ付きの豪華版でした:所定の空港シャトルバスはトイレなしです)

ちなみにこの空港シャトルバスは毎日運行ですので、期間限定でJR全線の普通列車が乗り放題になる格安きっぷとして知られる「青春18きっぷ」の通用期間以外でも利用できますし、時刻等は芝山町HPの中にある「町の紹介-交通・バス」という項目をはじめ、空港シャトルバス関連自治体のHPなどに掲載されていますので、この記事を見て空港シャトルバス利用を検討される方はアクセスされると良いかと思います。

この空港シャトルバスは全国版の大型時刻表などへの案内はなく、地元の人間を除くと知名度は低い様ですが、豪華な車両に格安運賃で乗車できて利用価値も高いと思いますので、この空港シャトルバス沿線へ行かれる場合をはじめ、首都圏各方面から現在苦境に陥っている銚子電気鉄道への訪問を検討されている方にもオススメかと思います。

また空港シャトルバスは芝山千代田駅も経由しますので、日本一短い鉄道として知られる芝山鉄道訪問とセットで乗車されるのにも最適ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も機会がありましたら、是非この空港シャトルバスを利用されてみては如何でしょうか?

(ただし新東京国際空港[=成田空港]内へ入る際はセキュリティチェックがあり、パスポート(これがあると便利です)や免許証などが必要になりますのでご注意!)


Merry Christmas!

2006-12-24 | Weblog
Merry Christmas!

今日はクリスマスイブ、そして明日はクリスマスですね。

MAKIKYUは明日出発する予定の旅行の準備に追われていますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は如何お過ごしでしょうか?

写真はクリスマスに因んで、先日銚子へ出向く際に立ち寄った成田空港(第2旅客ターミナル)内にあったクリスマスツリーです。

人の多い場所で注目度も抜群なのか、撮影している方もチラホラ見受けられる状況でしたが、銚電訪問のついでで…という者は余りいなかった様です。

飛ぶ(=飛行機に搭乗する)のがダメなMAKIKYUがここへ出没した理由は、今日の他記事にも掲載していますので、宜しかったらそちらも合わせてご覧下さい。

JR東海・特急東海号廃止に~快速ムーンライトながら号も変化が…

2006-12-23 | 鉄道[東海]

先日来年春のJRダイヤ改正概要がJR各社から発表され、首都圏ではJR東日本・常磐線の中距離電車の車両取替え(新型のE531系に統一)やグリーン車の運用開始などが注目を集めていますが、JR東海エリアから東海道本線の東京駅まで乗り入れる列車にも大きな動きがあり、その一つが記事タイトルにもなっているJR東海の特急東海号廃止です。

この列車はかつての急行東海号を現行の373系電車に置き換えた際に特急格上げしたもので、運行区間は急行時代と同様の東京~静岡間、朝夕各1往復(合計2往復)の列車が6両編成(3両×2編成)で運行されて来ましたが、本数が少ない上に東海道新幹線に比べて所要時間は随分長く、また東海道本線の普通列車に比べて割高になる事から、中途半端な存在の列車という感が否めません。

MAKIKYUはこの列車に乗車した事はありませんが、何度か姿を見た事があり、その際もさほど乗客の姿は見られない状況でしたので、廃止と聞いて遂にその時が来たかという感があります。

ただ特急東海号で使用されている373系電車は、この列車の他にMAKIKYUも何度となく乗車し、青春18きっぷユーザー御用達の夜行快速列車ムーンライトながら号(東京~大垣)や、この列車の入出庫に伴う普通列車で使用されていますので、
ダイヤ改正以降もこの車両の姿を首都圏で見る事は可能ですが、ムーンライトながら号もダイヤ改正に伴い、運行時刻や指定席設定区間などが変更されます。

こちらは下り列車が現行に比べて東京発時刻が30分以上早くなり、平塚と国府津が停車駅から外れますので、東京方面から青春18きっぷ(0時から有効)利用時には現在横浜まで別途乗車券を準備すれば済んでいたものが、今後は小田原まで必要になりますので、随分出費が大きくなります。
(都心方面からでしたら、新宿~小田原間で小田急線の急行を利用すれば随分安くなりますが…)

また指定席設定区間が変更されて豊橋まで全車指定席(現在は小田原以遠で一部自由席となります)となりますので、小田原以遠で静岡県内まで終電として自由席を利用する事や、指定席が満席で確保できなかった場合に小田原まで先回りして自由席車を利用する事が不可能となります。
(MAKIKYUも過去に一度小田原から自由席を利用した事がありますが、少なくとも青春18きっぷ設定期間はとても利用する気にはなれません)

ただ小田原以遠で自由席となる車両の車内環境は、夜行列車として相応しいとは言えない状況である事も多いですので、豊橋まで全車指定席となれば車内環境の改善は期待できそうです。

また上り列車も全区間全車指定席に変更(現在は熱海以遠一部自由席)に変更され、東京駅到着時刻が5時過ぎと所要時間が増大されますので、こちらも一長一短と言った所です。

今度のダイヤ改正における特急東海号廃止、並びにムーンライトながら号の時刻・指定席設定区間変更は、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も賛否両論色々あるかと思いますが、如何お考えでしょうか?皆様も何か感想等ありましたら、コメントも是非どうぞ。

写真は以前偶然撮影していた特急東海号で運用中の373系・この姿が見られるのもあと少しです。

またこの改正に関して詳しい内容が知りたい方は、JR東海のニュースリリース(PDF)も合わせてご覧下さい。


韓国・大宇製の最新型高速バス

2006-12-23 | バス[大韓民国]
「MAKIKYUのページ」では韓国のバスに関する記事を時折取り上げ、中には大宇Daewoo製の市外バス(観光バスタイプの車両)を取り上げた記事もありますが、今日は先日発売された某鉄道月刊誌に大宇製の最新型観光タイプ車両が取り上げられた事もありますので、今日はこの車両に関して取り上げたいと思います。

写真は8月にソウルの地下鉄2号線江辺Gangbyeon駅前にある東ソウルバスターミナルから出発する高速バスを偶然撮影したモノで、見慣れない感じのバスという事で慌てて撮影したのですが、ハムヤンチリサン高速のこの車両の形式番号はBX212Sと表記されており、これは日本でも近年山口県のサンデン交通などが導入して話題になった大宇製車両と同じ形式です。

デザイン的にも日本で走っている大宇製観光バスと特徴あるライトの形状などは同じデザインで、左ハンドルという事が日本で走っているバスとの違いですが、まだ余り走っていない車両(それでもバス大国の韓国ですので、探せば走っていると思いますが…)という事もあって、MAKIKYUもまだこの車両には乗車した事がありません。

ただ今後は韓国でも増備が予想され、今後の活躍が期待されますが、日本に輸入されるこのタイプのバスが今後どの様になっていくのかも気になります。

銚電・仲ノ町駅と濡れ煎餅

2006-12-22 | 日本国内その他

  

「MAKIKYUのページ」では今日、銚子電気鉄道(銚電)の700形に関して取り上げましたが、今日もこれとは別に銚電関連の記事を少々取り上げたいと思います。

1枚目の写真は銚子駅の隣、銚電の車庫や本社もある仲ノ町駅で、ここはヤマサ醤油の工場に周囲を囲まれている事もあってか、電車を降りると辺り一体には醤油の匂いが漂っています。

現在この駅では、銚電名物「濡れ煎餅」の出荷に追われており、駅舎内には煎餅の入ったダンボール箱が山積みになっていまして、濡れ煎餅販売の盛況を感じさせられます。

MAKIKYUもお土産にこの駅で濡れ煎餅を購入(写真2枚目)しましたが、ここでも随分売れている様で、残っているのは「はねだし」と呼ばれる規格外品?だけ(犬吠駅では販売していました)でしたが、これは値段の割に量が多い徳用で、銚電以外の販売店やネット通販での購入(現在余りの盛況で対応できずに休止しています)は行っていないかと思いますので、現地へ行かれて濡れ煎餅を購入する際にはオススメです。

濡れ煎餅は柔らかな触感が特徴で、濃厚な醤油の味がしみていて病みつきになりそうな味ですが、かなり濃い味で好みも分かれるかと思いますので、濃い味はちょっと…という方は薄味(うすむらさき)を購入された方が良いかもしれません。

また弧廻手形と呼ばれる一日乗車券を利用される場合は、犬吠駅にて1枚サービス(写真上にある個装の煎餅がその品です)の特典クーポンが付いており、犬吠駅では焼き立ての濡れ煎餅を食べる事も出来ますし、銚電では濡れ煎餅以外にも幾つかのお菓子を製造・販売していまして、こちらも犬吠駅が多数の種類を取り扱っていますので、こちらに関心のある方は同駅へ立ち寄られると良いかと思います。
(犬吠駅は終点外川の一つ手前、また外川駅から徒歩でも10分程度で辿り着けます)

それと余談ですが、銚電では当然車内広告でも濡れ煎餅の告知を行っていまして、この広告も悪くない感じですので、これも掲載しておきます。(写真3枚目)


銚子電気鉄道700形~営業運行に遭遇した事はありませんが…

2006-12-22 | 鉄道[首都圏・私鉄等]

 

「MAKIKYUのページ」では昨日銚子電気鉄道(銚電)の800形をはじめ、同電鉄関連の記事を幾つか取り上げましたので、今日は他の記事でも…と思っていましたが…

ただ「MAKIKYUのページ」を日頃ご覧頂いているある方から今日銚子へ行くという連絡を頂き、また銚電応援も兼ねてという事で、連日銚電関連の話題になりますが今日は同社の700形に関して取り上げたいと思います。(他に関連記事も掲載します)

この車両は戦前に製造された骨董品とも言うべき車両で、先日取り上げた800形よりもずっと古い車両ですが、銚電にはこれより更に古い車両があるという事には驚かされます。

またこの車両は滋賀県の近江鉄道から移籍してきたモノで、近江鉄道時代に運転台の撤去(片運転台化)を行った事もある様で、その事もあってか銚子方と外川方で前面のデザインが異なるのも特徴的です。

現在701号と702号の2両が在籍していますが、702号はワンマン化改造されていない事もあって稼働率は低く、専ら予備車になっている様ですので、これにはなかなか乗れそうにありません。

また701号は事情により暫く稼動していなかった様ですが、先日銚子を訪問した際は検査上がりの美しい姿で試運転を行っている姿を目撃していまして、暫くの間は活躍が期待できそうです。(正月などは混雑するかと思いますが、この車両の活躍が期待できそうです)

ただこの車両、2扉でドアが中央に寄っている配置という事もあってかワンマン運転では使い難そうで、これがワンマンに対応している他形式に比べて稼働率が低い原因なのかもしれません。(MAKIKYUは銚電を3回訪問していますが、未だに営業運転で稼動している姿を見たことはありません)

MAKIKYUも今度銚電を訪問するなら、是非乗車してみたい車両の一つなのですが…

写真は仲ノ町駅(銚電の車庫がある駅です)に停車している701号車(前面は外川方)と702号車(前面は銚子方)です。

701号がワンマン化されている事以外は同形式だけあって似たような車両ですが、701号は客扉窓がやや小さく、また検査上がりという事もあって随分美しい姿になっています。