数日前MAKIKYUは所用で首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)へ足を運ぶ機会がありました。
その際には余りに高額過ぎる運賃などで悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)にも、今年になってから初めて乗車したものでした。
個人的には運賃に見合うサービスを提供しているとは言い難く、余りに腹立たしい鉄道と感じていますので、極力利用したくないというのが本音ですが、鉄道だけでなく公共交通全体が脆弱な北総監獄では、嫌でも「開発を止めた某鉄道」を利用せざるを得ない事がしばしばです。
それでも余りに高過ぎる運賃負担を、少しでも…という事で、MAKIKYUが「開発を止めた某鉄道」を止む無く利用する際には、北総監獄内の一部商店などが有志で行っている「回数券バラ売りサービス」をよく利用しています。
数日前「開発を止めた某鉄道」を利用した前にも、白井市内の某便利店でバラ売りを行っている昼間回数券を利用したものでしたが、その際にはレジ脇に「できるだけ 乗らずに済ます 北総線」というタイトルの書籍が積まれていました。
タイトルだけでなく、北総監獄鉄道の車両と見受けられる電車を、某有名RPGゲームの宝箱型モンスターを連想させる表情で描いた表紙が目を引くこの本は、1冊1000円で発売されており、内容も気になりましたので、1冊購入して目を通したものでした。
月刊北総監獄が発行するこの本は昨年秋に出版、「開発を止めた某鉄道」やその親会社の経営姿勢などを、イラストや川柳などを交えて一般向けに分かりやすく解説しており、北総監獄と「開発を止めた某鉄道」の現状を的確に記している名著と感じたものでした。
巻末には一般的によく用いられる用語の中で、北総監獄では別の意味合いで用いられる事もよくある「悪徳」「脱北者」「メタボ」「離散家族」などの用語に関する解説もあり、広辞苑などの市販辞典でも、この本に記されている記載を追加して頂ければ…と感じる程です。
ただ「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)が沿線開発に頓挫し社名変更に至った経緯や、日本の地下鉄各線内で現在運行中の車両の中では、ダントツのワースト車両としか言いようがない劣悪車両の惨状などには触れていないのは、少々惜しいと感じたものでした。
既に「MAKIKYUのページ」で言及しているこれらの事柄などにも触れて頂ければ、更に素晴らしく完成度120%の本になったのでは…と感じており、今後の続編出版にも期待したいものですが、現在発売されている「できるだけ 乗らずに済ます 北総線」の個人的評価としては、100点満点中の99点かそれ以上と感じています。
「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も、機会がありましたら是非この本に目を通され、「開発を止めた某鉄道」の惨状などを知って頂ければ…と思いますし、特に以下のいずれかに該当する方には、必読の一冊かと思います。
(もし以下に該当する方で、まだこの本に目を通されていない様でしたら、なるべく早めに目を通す事をおススメします)
①北総監獄に収監中の服役囚(千葉県印西市・白井市などに居住している方)
②首都圏・それも特に千葉県内での住宅購入を検討している方
③千葉県内への転居を検討している方
④一部では「NKTH」とも呼ばれる都営地下鉄浅草線や、その相互直通運転線区各線を利用する機会の多い方
⑤「NKTH」いずれかの鉄道をご贔屓としている方
⑥千葉県内や東京23区内の城東地区(墨田区・葛飾区・江戸川区など)、もしくは茨城県南部で公共交通事業(鉄道・路線バスなど)に従事している方
⑦千葉県内自治体に勤務している方(市役所職員など)
ちなみにこの本を印刷している印刷所の存在する街では、「開発を止めた某鉄道」と規格面で大差ない都市鉄道(架線電圧直流1500V・線路幅1435mm・車体長18m級・車幅約2.8m)が複数路線運行されています。
北総監獄からは決して近い街とは言い難いですが、MAKIKYUは幾度も足を運んだ事がある馴染みのある街で、近年新たに開業・延伸した都市鉄道路線も幾つも存在し、この街の都市鉄道各線にも乗車しています。
行政側の積極的な取り組みなどもあり、累積赤字の問題などは存在するものの、運賃面では「開発を止めた某鉄道」とは大違い、ICカード利用による市内バスとの乗継制度なども高く評価でき、北総監獄や「開発を止めた某鉄道」の惨状が建設費や利用客数の影響だけではない事を実証している様に感じます。
それでも「開発を止めた某鉄道」は、相変わらず「すべてのサービスが北総マインド」などと称し、お客様サービスに取り組んでいる事をPRする不快な中吊り告知などを相変わらず続けています。
数日前「開発を止めた某鉄道」に乗車した際には、「アルコール測定器による(酒気帯び有無)チェック」「乗務前に運行スケジュール等を申告」といった、公共交通機関であればどこの事業者でも行う事が定められている事を、他事業者よりも物凄く優れている取り組みを行っているかの如く、事情を知らない人間に優良誤認させる告知を大々的に行っていました。
昨年「開発を止めた某鉄道」沿線からもさほど遠くない印西市内に拠点を置くバス事業者「陸援隊・針生エキスプレス」が、群馬県内の関越自動車道において特別重大事故を惹起し、同社が「アルコール測定器によるチェック」「乗務前に運行スケジュール等を申告」といった行為を怠る事など、数々の法令違反を積み重ねている事が、事故後に実施された特別監査で明るみに出た事もあり、累積点数超過→運送事業免許取消となった同社と比較しているのかもしれません。
とはいえ前代未聞と言っても過言ではなく、悪質極まりない3流弱小事業者とどんぐりの背比べをするのは呆れる限りで、こんな事に精を出す位なら、もっと他にやるべき事が山積していると感じますが、現在進行中の裁判で判決でも出ない限り「開発を止めた某鉄道」は…と感じるのはMAKIKYUだけでしょうか?