もうまもなく2013年も終わりを迎えようとしていますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方は、どの様な1年を過ごされたでしょうか?
MAKIKYUは日々の仕事と共に、今年も休暇などを利用して各地を動き回る機会がありました。
各地で今まで未乗だった交通事業者のバスや船舶なども多数乗車・乗船する事ができ、既公開記事で使用した画像と共に、今年を振り返りたいと思います。
個人的に今年最大のイベントは、4月に初訪問した奄美・沖縄方面への旅行と感じています。
MAKIKYUは随分前に国内46都道府県踏破を達成していながら、沖縄1県だけは永らく未踏という状況が続いていたものの、この旅行で晴れて国内全47都道府県踏破を達成する事ができました。
沖縄はMAKIKYUが日頃身を置く首都圏からは、韓国など近場の海外へ足を運ぶよりも遠く、鹿児島市からでもフェリー利用で丸1日、その途中に位置する鹿児島県の奄美大島でも、鹿児島市から半日を要する状況です。
そのため頻繁に足を運ぶのは厳しく、また個人的には国内・海外問わず不要不急の旅行で「空を飛ぶ」のは論外と感じていますが、往復共フェリーで移動可能な余裕があれば再訪しても…と感じたものでした。
MAKIKYUの事ですので、この旅行では当然ながら沖縄で唯一の鉄軌道系交通機関であるゆいレール(モノレール)へ乗車し、国内全47都道府県での鉄道乗車を達成すると共に、国内全47都道府県での路線バス乗車も達成しています。
沖縄では永らく鉄軌道系交通機関が存在せず、今日運行しているゆいレールも那覇市内1路線のみですので、島内の公共交通機関は路
線バスが大半を占め、沖縄滞在時には多数の路線バスにも乗車機会がありました。
その中には全国的に見ても非常に希少で、沖縄の交通変更時に導入された動態保存の古参車にも乗車できた事も、大きな収穫と感じています。
鹿児島~沖縄間の道程の途中に位置する奄美大島も、離島にしては非常に規模が大きく、離島とは思えない程栄えている中心都市・名瀬と、市内から少し離れた箇所にある深い山や綺麗な南国の海とのコントラストは独特と感じたものでした。
島の大きさや人口規模は、国内離島では突出した存在の島だけあり、鉄軌道こそ存在しないものの、島内各地で路線バスも多数走っており、道の島交通をはじめとする路線バス乗車や、鶏飯(けいはん)などの郷土料理堪能なども、機会があればまた…と感じています。
今年は奄美・沖縄方面以外にも、昨年に引き続いて幾つかの離島へ足を運んでおり、小豆島や壱岐島などを初訪問、これらの離島は鉄道こそ運行していないものの、島への定期航路や島内路線バス乗車を兼ねての島旅も面白いものです。
まだブログ記事では取り上げていませんが、今月も今まで未訪だった離島へ足を運んでおり、未乗だった路線バスや船舶を利用する機会もありましたので、近日中にこの離島関連の記事公開も開始したいと思っています。
昨年・今年と離島へ次々と足を運びながら、比較的規模の大きい離島でもまだ未訪の島は多数ありますので、来年以降も機会があれば未訪の離島を中心に、離島訪問も続けたいと思っています。
鉄道関連では、JR北海道の相次ぐトラブルが問題化し、世間でも盛んに報じられると共に、多数の列車運休などが今もなお続いていますが、来年は重大インシデントなどの報を聞かずに済む事を願いたいものです。
国鉄型新幹線の最後の残党・200系車両が全面退役したのも、結構な注目を集める話題の一つで、こちらも退役が正式発表される少し前の昨年秋に乗車しておいたのは大正解だったと感じています。
(写真は昨年秋に新潟から新幹線で首都圏へ帰還する際、わざわざ越後湯沢でMaxとき号を下車して乗り換えた同駅始発たにがわ号を発車前に撮影したものです)
さほどの経年車でなくても退役する車両が多いJR東日本で、酷寒地を運行する新幹線と言う過酷な使用条件も考慮すると、幾ら大規模リニューアルを施していたとは言えども、個人的にはよくE3系ですら運用離脱車が相次ぐ今年まで走り続けたと感じています。
JR東日本では、さほどの経年車ではないにも関わらず、常磐線特急のE657系電車統一(その後1往復だけ651系がカムバックしていますが…)に伴い、「フレッシュひたち」で運用されていたE653系が早くも一線を退き、羽越特急「いなほ」の経年車取替えや臨時列車用などに転用された事も、個人的には大きな話題に一つと感じています。
「いなほ」への転用改造車にはまだ乗車していませんが、転用改造をを済ませていない車両は、通常E653系が運行しない線区を走る臨時列車にも時折充当されています。
その一部は「快速」として運行(特別料金不要)され、座席指定券を購入すれば普通乗車券のみで乗車可能な列車や、中には自由席も設定され普通乗車券のみで乗車できるなど、非常に乗り得と感じる列車もあり、MAKIKYUも今年はこの手の列車に2回程乗車する機会がありました。
首都圏私鉄関連では東急東横線~東京メトロ副都心線の相互直通運転開始が、個人的には最も大きな話題と感じています。
MAKIKYUは横浜市内某所在住と言う事もあり、しばしば利用機会のある路線で、一部優等列車の10両編成化などは歓迎できると感じており、運行車両のバラエティが大きく増えたという点で、趣味的にも面白いものと感じています。
この相互直通運転開始は総体的に見れば評価できる点の方が多いものの、多数の路線がつながる事による輸送障害の増加やハズレ車両の乗り入れ、都心から横浜方面への乗車では座れない事が多くなってしまうなどの難点もあり、この点は相互直通運転開始前の方が…と感じています。
それ以外では京王電鉄が「京王れーるランド」をリニューアル・大幅拡張した事や、永らく他線から転用された古参車ばかりが活躍する事が恒例となっており、21世紀に入ってもまだ吊り掛け駆動車が残存していた東武野田線において、直接新造車60000系が導入された事などが、個人的には比較的大きな話題だったと感じています。
また普及が進むICカード乗車券も、全国の主要交通系カードの全国相互利用が開始されたのも大きな話題かと思います。
ICカード全国相互利用開始により、利便性は大きく向上していますが、利用可能エリアや対象カード、全国相互利用対象事業者か否か(関西の大手を除く私鉄や路線バスなどは全国相互利用対象外の事業者が多く、首都圏でも一部のモノレールなどが該当します)をはじめ、相互利用先で利用可能な機能や特典に制限があるなど、利用者側が勉強しておかないと…という状況である事が多いのは難点と感じています。
(PASMO・Suica以外のカードでは、首都圏路線バス利用時にバス特チケット付与対象外でIC1日乗車券利用ができなかったり、Suicaグリーン券システムに対応したカードが限られる事(PASMO・Suica以外のカードはKitacaとTOICAのみ対応)、nimoca以外のカードでnimocaエリア路線バス(福岡・大分県内を運行する路線バスの大半など)の乗継割引・ポイント付与が適用されない事など)
関西では阪堺電車初登場となる超低床車・堺トラム「茶ちゃ」に乗車する機会があり、この車両は超低床車では後発という事もあり、他者の導入例なども研究したのか、デザインなどはなかなかの出来栄えと感じたものです。
導入当初は一般車とは別個の特別ダイヤで運行する事で、閑散区間における利用促進を図ると共に、新車目当ての訪問客とそれ以外の日常利用客を分離する試みも評価できるものと感じたものです。
九州では国内では前代未聞、世界的に見ても際立った存在と言える超豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」が運行開始したのも大きな話題で、MAKIKYUも今月初めてその姿を実際に見る機会がありました。
世間を驚かせる凄まじい列車を次々と登場させるJR九州と言えども、この列車の存在は別格と感じますが、今後JR他社でも同種列車の登場が告知されており、退潮傾向が続いていた国内寝台列車も、今後は今までとは異なる形で数を増やしていくのかも気になる所です。
今年も「MAKIKYUのページ」へのアクセスありがとうございました。
また今月は通常より更新頻度を減回していましたが、年明けからは再び通常ペースでの更新に戻したいと思っていますので、来年もまた
「MAKIKYUのページ」を宜しくお願い致します。
そして来年は良い年になる事を願い、今年最後の記事を終わりにさせて頂きます。