今日は鉄道の日、土日祝で3連続と言う事もあり、この3日間には多数のイベント開催なども予定されており、楽しみにしていた方も少なくないと思います。
しかしながら台風19号の襲来で東日本方面を中心に軒並みイベント開催中止、それどころか鉄道各線の計画運休実施、台風通過後には多数の鉄道路線で設備損壊などが生じるなど、非常に芳しくない3連休になってしまったと感じる方も少なくないと思います。
台風被災で運行不能となった線区の中には、復旧の目途すら立たず代行輸送も確保できない所が幾つもある現状は、先日の台風19号が凄まじい台風であった事の一端を示していると言っても過言ではないと思います。
MAKIKYUの地元を走る小田急線も、復旧の目途すら立たない程ではないものの、渋沢~新松田間で設備損傷が発生、秦野~新松田間は16日まで運転見合わせとなり、17日初電から復旧予定である事が公式発表されています。
現在不通となっている秦野~新松田間では、JR線などへの振替乗車実施をはじめ、代行バス運行も行われており、今日MAKIKYUもこの代行バスに乗車機会がありました。
代行バスは秦野駅~渋沢駅~新松田駅間を一般道路経由・各駅停車で運行する1系統のみで、秦野駅~新松田駅間直行便の設定は見られない状況でした。
(その気になれば高速道路経由で直行便を設定、所要時間短縮や車両稼働率向上を図る事も不可能ではない気もします)
駅間距離が比較的長い区間とはいえ僅か2駅、バス運行区間は片道10㎞強程度にも関わらず、充当車両は路線型車両ではなく貸切車ばかり、また松田駅近くのJR御殿場線ガード下(高さ制限3.7m)を通る事もあり、ハイデッカー車ばかりという状況でした。
片道10㎞強の運行とは言え、運行経路となる国道246号は少々混雑、ノロノロ運転が続き秦野駅~新松田駅間で片道50分程度を要しましたので、小田急線が動いていないと如何に不便であるかを痛感すると共に、座席グレードはともかく座れないと少々厳しいとも感じたものでした。
ちなみに代行バスの運行事業者は小田急グループに属する箱根登山観光と神奈中観光の車両を何台も目撃、MAKIKYUが乗車したバスも箱根登山観光の日野車でした。
小田急グループ以外の貸切事業者車両も多数見受けられ、地場の丹沢交通をはじめ、神田交通やフロンティア観光の車両なども運行していました。
また小田急線は秦野~新松田間が不通となっている事から、新宿方面からの電車は秦野止まりで運行、特急ロマンスカーは全面運休となっています。
秦野駅折返容量の関係で昼間の秦野発着は快速急行が20分毎の運行、急行は伊勢原発着での運行となっており、伊勢原~秦野間一般列車は平時の半分程度。
新松田~小田原間も各駅停車のみの運行となっており、代行バス運行区間に比べればまだマシとは言え、伊勢原以西の小田急線は少々不便とも感じたものでした。
小田急線不通区間復旧工事が予定通り進み運転再開される事を願うと共に、それまでの間に運行する代行バスも事故などのトラブルなく運行完遂する事を祈願し、今日の記事を結びたいと思います。
沼津周辺を舞台としたアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」、アニメ本編とその後公開された劇場版も終了したものの、それでもまだ人気を博しており、沼津周辺に足を運ぶと「聖地巡礼」と称し舞台巡りをするラブライバー(ラブライブ!シリーズのファン)の姿を見ない事はまずないと言っても過言ではない状況になっています。
MAKIKYUの周囲にも事ある毎に「ラブライブ!サンシャイン!!」関連の話題を持ち出すラブライバーがいますが、先月同作に登場するユニット「Aqours」の新曲が発売され、これに併せて新たなラッピングバスが沼津周辺で走り始めています。
このラッピングバスは伊豆箱根バスの中型低床路線車をラッピング、3号車と同じくいすゞエルガミオをラッピングしていますので、昨年登場したラッピングバス3号車のデザイン違いという雰囲気を受けたものです。
(以前公開したラッピングバス3号車の記事をご覧になりたい方は、こちらをクリックして下さい)
エルガミオをラッピング対象にしたのは、最近になって模型も市販された3号車と同様に、ありふれた車両をラッピングする事で、今後の模型化なども想定しているのか…とも感じたものですが、三島営業所管内ではまだ姿を見かける事も珍しくない2段ステップ車だと、イベントなどで遠方へ出向き展示する際などに難儀する事も影響しているかもしれません。
またMAKIKYUが先月末に沼津市内へ足を運んだ際には、沼津港から沼津駅方面へ移動する際、丁度このラッピングバスに当たり初乗車したものでしたが、1・2号車の様なシートカバーはなく座席モケットは従来通りという点は3号車と同様、ただ標準化が進行した車種とはいえ3号車とは異なる柄の座席モケットが用いられています。
車内の装飾に関しては広告枠スペースをはじめ、運賃箱や整理券発行機などのワンマン機器、降車ボタン案内のステッカーなどにもAqoursが登用されています。
そのため車内はかなり賑やかな印象を受け、中には沼津駅を背景にしたシーンも見受けられたものでした。
乗車時にはラブライバーの知人が乗車したら大喜びするだろうな…と思いながら車内の様子を眺めていましたが、車内放送は音声読み上げソフトを用いた不自然な発音が特徴の味気ないもの。
伊豆長岡駅~三津シーパラダイス線のAqoursラッピング車両で流れるAqoursメンバーによるアナウンスを、それ以外の路線にも拡充するのは難しいと思いますが、せめて年式の古い車両などでよく聞く車内放送(1系統の放送で複数のアナウンサーが登場)を流す事は出来ないのだろうか…とも感じたものでした。
(お断り)
MAKIKYUは熱心なラブライバーではありませんので、コメント等でラッピング車両以外の「ラブライブ!サンシャイン!!」関連の話題などを記された場合、対応できない事もありますのでご了承下さい。