今日(6月30日)・明日(7月1西)の2日間は、東急東横線で8000系電車の引退を記念して「リバイバル急行8000系号」が運行され、公表されているダイヤを見ると急行にしてはやたらと所要時間がかかり過ぎ、その上元町・中華街駅での折り返し時間が随分短いのが気になりますが、この列車の運行に関しては同社HPや車内広告、また「MAKIKYUのページ」リンク先をはじめとする多数のブログなどでも取り上げられていますので、ご存知の方も多いかと思います。
このリバイバル急行では、昔の銀色ステンレス字1色の装いに改められた8039編成(「MAKIKYUのページ」で以前取り上げた記事はこちら)が用いられ、最盛期であった1980年代の姿に近づけたリバイバル列車の運行をもって注目の存在であった8039編成も東急では最後の花道となる様です。
(その後は譲渡になるか否かも注目です)
ただ東横線では数年前には嫌というほど8000系は走っており、MAKIKYUとしてはハズレ車両という感覚(知り合いの中にはこの系列を猛烈に信仰しており、好んで乗車する酔狂な者も居ますが、半蔵門線で乗ってしまえば大差ない車両に嫌でも乗る(最近はこちらも状況が変わりつつありますが…)身としては、自動放送装置取付+ほぼ東横線&みなとみらい線限定の9000系がお気に入りです)でしたが、既に多数の編成が現役を退いており、最近では狙ってもなかなか乗れない車両になっています。
ちなみに現役を退いた8000系の中には、近年は全面が歌舞伎塗装と呼ばれる強烈な印象を受ける赤と黒に塗装されたものや、赤帯一本だけの比較的シンプルな印象を受けるものなどがあり、また行先表示もLED式に改められたものと字幕を用いているものが存在するなど、意外と個性がなさそうでもバリエーションは幾つか存在する状況でした。
写真既に東横線からは退いた車両で、4年ほど前に所用で乗車したついでにたまたま撮影していたものですが、このホームに停車する電車の姿や、東急の電車が営業運転でこの行先を表示している姿を見る事も叶わない状況です。
近年はみなとみらい線との直通運転が開始され、この写真のシーンが既に見られない事や、一時は主力の座を占めていた8000系が消滅して急速な車両の入れ替えが進む状況を見ると、ここ数年で東横線は随分変わったものと感じさせられます。
今後は地下鉄副都心線への直通運転も予定されていますので、東横線は更に大きな変貌を遂げる事になりますが、MAKIKYUも現在は横浜市民の一人として都心方面などへ出向く際には愛用している東急東横線、今まで活躍してきた8000系電車の活躍を労うと共に、東横間を最も安く(渋谷~横浜間:片道260円)、そして快適に結ぶこの路線の更なる発展にも期待したいものです。