「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方は2012年を如何に過ごされたのでしょうか?
以下に「MAKIKYUのページ」記事で使用した画像と共に、2012年の出来事を振り返りたいと思います。
MAKIKYUは個人的に少々大変な事もあり、色々訳ありなのですが、久々に中華人民共和国(中国)へ足を運ぶ事ができました。
その際には次々と新路線が開業し、新型車両も導入されている高速鉄道(CRH)を視察する機会に恵まれたのが最大のイベントと感じています。
そして高速鉄道だけでなく、地鉄などの都市鉄道に多数乗車する事もでき、中国の目覚しい発展ぶりと国力・スケールの大きさを体感させられたものでした。
他にMAKIKYUの海外旅行先としては、最も渡航頻度が高い大韓民国(韓国)へ訪問する機会にも恵まれたもので、こちらも中国程ではないにしても、鉄道がまだまだ発展途上と言う状況だけあり、新路線開業や新型車導入など、新たな動きが幾つもあります。
他に大都市圏や地方など各地の路線バス乗り歩きなどもなかなか面白いもので、再び韓国を訪問した際には、鉄道と共にこちらも色々乗り歩きたいものです。
韓国は釜山まで福岡(博多港)から高速船(JR九州高速船・BEETLEなど)で所要3時間程度、玄界灘を挟み日本国内本土とは僅か200km程度しか離れておらず、様々な面で日本とは本当に近く、手頃かつ気軽に足を運べる所ですので、また来年も機会があれば是非…と感じています。
また海外関連以外でも、今年は幾つかの非架橋離島へ訪問する機会もあり、こちらは鉄道や路線バスのネットワークから外れる事もあってか、今まで殆ど足を運ぶ機会がありませんでした。
そのため国内本土は一通り廻り、国内本土の鉄軌道(ケーブルカーなどは除く)の殆どに乗車したMAKIKYUにとっては、海外と並ぶ未知の世界が広がっています。
離島内を走る路線バスの旅なども、本土の旅とは異なる面白さを感じたもので、今後もまだ未踏の地を色々訪問できれば…と思っています。
非架橋離島への足となると、空を飛ぶのがダメなMAKIKYUは韓国旅行などと共に、専ら船を利用する事になるのですが、今まで何度も韓国旅行の際に乗船しているJR九州高速船「BEETLE」と、その共同運航事業者・未来高速「KOBEE」以外にも、東海汽船「セブンアイランド」や佐渡汽船、そして海外の「TurboJET」など、幾つものジェットフォイルに乗船する機会があり、ジェットフォイルの当たり年と感じたものです。
ジェットフォイル以外にも、フェリーや大型貨客船、小型高速船など幾種もの船舶にも乗船しており、鉄道や路線バスの旅に加え、定期旅客航路による船旅も、機会があれば今後も…と感じたものです。
国内鉄道関連では、小田急線で永年親しまれてきた小田急顔の電車で、最後まで残存した5000形電車が全面退役となってしまった事が、個人的には最も残念な事で、小田急では他に特急ロマンスカー2車種も全面退役となっています。
JR西日本で最後の活躍をしていた新幹線・100系電車の全面退役や、JR発足前後に製造された205系電車の私鉄譲渡車(富士急行6000系)が発生した事も、時代の流れを感じさせられます。
その一方で京阪電車やJR北海道・JR九州の新型電車(13000系・733系・735系・817系2000番台)などに乗車する機会にも恵まれ、京阪電車の新型車両は最近コストダウン車が増えている中で、かなり健闘していると感じたものです。
JR九州の新型車両は座席がかなり特徴的で、好みが非常に大きく分かれるのでは…と感じたものです。
東日本大震災による大津波で壊滅的被害を受け、BRTとして仮復旧した気仙沼線柳津~気仙沼間にも乗車機会があり、こちらも今後被災他線区や、それ以外の地方交通維持策の一環として増えていくのかも気になる所です。
国内路線バスは、苫小牧・呉の両市営バスが事業廃止・民営移管(道南バス・広島電鉄)された事と、岡山県~広島県に跨るエリアで路線バスを運行していた「井笠鉄道」の事業廃止(民事再生法適用などによる経営陣交代・資本形態変更による事業継続ではなく、突然の事業終了予告による定期乗車券・バスカード無効化や、運行便数の大幅削減などの問題が発生)が特に大きな出来事と感じています。
井笠鉄道問題は両備グループ(中国バス)などが、現在旧井笠鉄道に代わって一部路線の運行引き受け(便数は大幅に減少)という異例の事態になっており、十和田観光電鉄や長野電鉄屋代線といった私鉄の廃線と共に、地方交通を取り巻く現状の厳しさを痛感させられます。
今後も地方バス事業者などでは、路線維持が成り立たなくなる事例が発生する事が見込まれ、民事再生法適用や自治体主導によるコミュニティバス化などの話は続くかと思いますが、井笠鉄道問題の再来が他地域・事業者で再び起こる事がない事を願うばかりです。
そして今年は群馬県藤岡市内の関越自動車道で、千葉県印西市に拠点を置く陸援隊(針生エキスプレス)が運行し、金沢・高岡~東京・浦安間を結ぶ擬似高速バスとも言えるツアーバス特別重大事故も発生しています。
その後も特別重大事故には至らなかったのが不幸中の幸いとはいえ、東北自動車道でツアーバスによる同種事故が発生し、「安かろう悪かろう」という状況のツアーバスにおける諸問題が浮き彫りになったものです。
MAKIKYUは余程の事がない限り、個人的にツアーバスやLCCを利用する機会はないかと思いますが、やはり安さを売りにしている事で話題になっている「LCC」も大丈夫なのか気になります。
関越自動車道で陸援隊が怠起した事故は、杜撰極まりない運行管理体制など、事故が発生しない方が不思議と感じる程で、この事故ではMAKIKYUよりもずっと若い方も、何名か亡くなられています。
関越自動車道ツアーバス事故で不幸にも亡くなった方の冥福を祈ると共に、同種事故が再び発生する事が絶対にない事を願うばかりです。
来年2013年は平穏で良い年になり、東日本大震災の様な大災害や、関越自動車道ツアーバス事故の様な交通機関の特別重大事故、井笠鉄道問題の様な地方交通事業者における事業廃止の報を聞かなくても済む事を願いたいものです。
2012年も「MAKIKYUのページ」へアクセス頂きありがとうございました。
また来年・2013年も「MAKIKYUのページ」を宜しくお願い致します。