以前都営地下鉄の車内中吊り広告(他社線に乗り入れている電車内なのですが…)で、「Go! Zooきっぷ」という期間限定の割引乗車券が発売されている告知を見ており、今月初めに都心へ出向いた際にこの乗車券を購入していたのですが、今日ようやくこのGo! Zooきっぷを使う事になりました。
Go! Zooきっぷとは、上野動物園の入園券と、園内を走る東京都交通局のモノレール乗車券(片道)がセットになった乗車券で、600円で発売されているのですが、通常は上野動物園入園だけで600円(大人)、モノレール1乗車は150円(大人)ですので、丁度モノレール運賃分が割引されています。
この乗車券は日本初のモノレールである上野モノレールの50周年記念も兼ねて、1月16日~3月14日までの期間限定で設定(この期間内は上野動物園休園日以外であれば、買い置きを任意の日に利用可)されているのですが、発売箇所が肝心の動物園ではなく、動物園とは離れた都営地下鉄駅事務室となっている点などは、少々問題ありかも…いう感があります。
(また余談ながら上野動物園の入園料は小学生無料(中学生も都内在住・在学者は無料・その他も200円)という事もあり、Go! Zooきっぷの設定は大人のみです)
ただこの様な乗車券が設定される事は、意外と近場にありながらも、未乗になっていた上野モノレール乗車には絶好の機会(上野モノレールの乗車された事がある方でも、現行車両には乗った事がないという方も多いかと思います)で、「動物よりモノレール」という奇特な有様ながら、MAKIKYUは上野どころか動物園自体、何年ぶり(?)という程久々に足を運んだのでした。
(余り一人で行く様な所ではないですので、MAKIKYUの記憶ではよこはま動物園(ズーラシア)が開園した頃に、期間限定で鉄道駅(三ツ境・鶴ヶ峰・中山のいずれか任意の駅)からの往復路線バスと、入園券がセットで割引になった乗車券を使って以来の気が…)
数々の珍獣をはじめとする動物見物はついで(大半の入園者は、こちらが主目的ですが…)とはいえ、上野動物園は国内屈指の歴史と規模を誇るだけに、それなりに楽しめるものでしたが、MAKIKYUとしては短くてあっという間(所要約1分半)とはいえやはりモノレールが一番でした。
またモノレールの車両等に関しては、近日中に追って別記事で公開したいと思いますが、上野モノレールは乗車を楽しむだけでなく、案内パンフレットにスタンプ欄(東園・西園両駅にスタンプが設置され、それも季節毎に絵柄を変えている様です)や、モノレールのペーパークラフトを組み込んでいる事などは意外でした。
それにお土産として、さすがに残念ながら実車と異なり、台車の車輪はダミー、車体下に走行用の車輪が着いていますが、駅事務室でモノレールのチョロQ(記事執筆中に調べた所では、随分前から発売されている様です:またチョロQ購入時には特典として子供向けですが、専用の袋にモノレールや動物のイラストを描いたシールやモノレールのタトゥーシール、それに写真には掲載していませんが、らくがき帳もついて来ました)を発売している事等も感心したものです。
ただ来月末の日暮里・舎人(TONERI)ライナー開通に合わせて「都営まるごときっぷ」と名称が変わり、日暮里・舎人ライナーにも通用する様になる事が発表された都営交通一日乗車券でも、「都営まるごと」と名乗りながら相変わらず通用しないのは少々残念ですが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も機会がありましたら、上野動物園を訪問され、東京都交通局の正式な営業路線の一つである上野動物園内のモノレールに乗車してみては如何でしょうか?
写真は「Go! Zooきっぷ」(赤斜線はMAKIKYUが追加)と、モノレール乗車記念のお土産(?)です。