最近よく耳にはいってくる
相次ぐキャンセルに心底滅入っている営業さんのキズついたココロからこぼれた音。
まあわからないでもないが、1日の始まりである朝から立て続けに聞くと、元気いっぱいの私でも口がへの字になってしまう
自分じゃ気付かないけどマイナスオーラは意外と感染しやすいのだ。そうなると負のスパイラルに巻き込まれまいとして、私は透明な壁を作る。恐らく誰かに話をしてまぎらわせたいと思っているみたいなんだけど、ため息を聞いちゃうと反ってみんな守りの姿勢に入る。
ついてないとき、これでもかと思うほど悪いことが重なる時、ありますよ,誰だっていままで何もなかったのがおかしいんですよ。ただ、こんなときどうやって負のスパイラルから脱け出すかが今後の人生を左右するのではないだろうか。大げさだったかな
誰だって嫌な経験は思い出したくない。忘れたいと思うけど、そこから逃げてはいけないのだ。物事には多くの場合、原因と結果がある。なぜ、起きてしまったかを解明しないことには前には進めない。起きてしまったことを後悔する暇はないのだ。これからどうするかが重要だ。
歯科医師だったころの話。インプラントの上部構造を作成する為の型採りを初めて任された時のこと。
細かな操作があり、型を口腔内から外す時には順を追っての操作が必要だ。慣れてしまえばその手順もどうってこともないのだが、まだ入りたての私には複雑だった。教わった通り、見学した通りに型を外そうとしたがなぜかびくともしない。インプラントは合計7本くらいあったはず。規定の時間が過ぎれば過ぎるほど型を取る材料は収縮して外れにくくなる。なぜ外れないかが
理解出来なかった。アシスタントについた先生も理由が判らず、最終的にはベテランの先生に助けを求めた。
型を引っ張ったがやはり一筋縄ではいかない様子。しかしI先生はすぐに原因を察知した。外れているネジの数と、植えたインプラントの本数を数えたのだ。一本だけ外れていないネジがあった。
型を取る為にしっかりと止めたネジがはずれていない為に型がくっついてとれなかったのだ。
以来、型を外すときには見えているネジだけを信じるのではなく植えた本数を確認して外すように心がけた。こんなこと、当たり前のことなんだけど、あの時は全く気付かなかった。外れない事態を後悔する暇なんてない。口が開いたままの苦しそうな患者さんを解放してあげるのが第一選択だ。まずは基本に立ち返ること。そして考えられ得る疑問点を一つずつクリアーにしていくことだ。そうした上で自分なりに手順、やり方、あるいは戦略を変えていく。常に同じやり方では薬で言うところの耐性菌と同じように、効果がなくなる。
偉そうなこと書いてしまったけど結局はそこが出来るかどうかで人間力に差がでるのだ。
営業さん、私は力にはなれないけど、遠くで見守ってみようと思う。どうやって抜け出すだろうか。
相次ぐキャンセルに心底滅入っている営業さんのキズついたココロからこぼれた音。
まあわからないでもないが、1日の始まりである朝から立て続けに聞くと、元気いっぱいの私でも口がへの字になってしまう
自分じゃ気付かないけどマイナスオーラは意外と感染しやすいのだ。そうなると負のスパイラルに巻き込まれまいとして、私は透明な壁を作る。恐らく誰かに話をしてまぎらわせたいと思っているみたいなんだけど、ため息を聞いちゃうと反ってみんな守りの姿勢に入る。
ついてないとき、これでもかと思うほど悪いことが重なる時、ありますよ,誰だっていままで何もなかったのがおかしいんですよ。ただ、こんなときどうやって負のスパイラルから脱け出すかが今後の人生を左右するのではないだろうか。大げさだったかな
誰だって嫌な経験は思い出したくない。忘れたいと思うけど、そこから逃げてはいけないのだ。物事には多くの場合、原因と結果がある。なぜ、起きてしまったかを解明しないことには前には進めない。起きてしまったことを後悔する暇はないのだ。これからどうするかが重要だ。
歯科医師だったころの話。インプラントの上部構造を作成する為の型採りを初めて任された時のこと。
細かな操作があり、型を口腔内から外す時には順を追っての操作が必要だ。慣れてしまえばその手順もどうってこともないのだが、まだ入りたての私には複雑だった。教わった通り、見学した通りに型を外そうとしたがなぜかびくともしない。インプラントは合計7本くらいあったはず。規定の時間が過ぎれば過ぎるほど型を取る材料は収縮して外れにくくなる。なぜ外れないかが
理解出来なかった。アシスタントについた先生も理由が判らず、最終的にはベテランの先生に助けを求めた。
型を引っ張ったがやはり一筋縄ではいかない様子。しかしI先生はすぐに原因を察知した。外れているネジの数と、植えたインプラントの本数を数えたのだ。一本だけ外れていないネジがあった。
型を取る為にしっかりと止めたネジがはずれていない為に型がくっついてとれなかったのだ。
以来、型を外すときには見えているネジだけを信じるのではなく植えた本数を確認して外すように心がけた。こんなこと、当たり前のことなんだけど、あの時は全く気付かなかった。外れない事態を後悔する暇なんてない。口が開いたままの苦しそうな患者さんを解放してあげるのが第一選択だ。まずは基本に立ち返ること。そして考えられ得る疑問点を一つずつクリアーにしていくことだ。そうした上で自分なりに手順、やり方、あるいは戦略を変えていく。常に同じやり方では薬で言うところの耐性菌と同じように、効果がなくなる。
偉そうなこと書いてしまったけど結局はそこが出来るかどうかで人間力に差がでるのだ。
営業さん、私は力にはなれないけど、遠くで見守ってみようと思う。どうやって抜け出すだろうか。