記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

ため息

2010年03月09日 20時35分18秒 | Weblog
最近よく耳にはいってくる

相次ぐキャンセルに心底滅入っている営業さんのキズついたココロからこぼれた音。
まあわからないでもないが、1日の始まりである朝から立て続けに聞くと、元気いっぱいの私でも口がへの字になってしまう

自分じゃ気付かないけどマイナスオーラは意外と感染しやすいのだ。そうなると負のスパイラルに巻き込まれまいとして、私は透明な壁を作る。恐らく誰かに話をしてまぎらわせたいと思っているみたいなんだけど、ため息を聞いちゃうと反ってみんな守りの姿勢に入る。

ついてないとき、これでもかと思うほど悪いことが重なる時、ありますよ,誰だっていままで何もなかったのがおかしいんですよ。ただ、こんなときどうやって負のスパイラルから脱け出すかが今後の人生を左右するのではないだろうか。大げさだったかな
誰だって嫌な経験は思い出したくない。忘れたいと思うけど、そこから逃げてはいけないのだ。物事には多くの場合、原因と結果がある。なぜ、起きてしまったかを解明しないことには前には進めない。起きてしまったことを後悔する暇はないのだ。これからどうするかが重要だ。

歯科医師だったころの話。インプラントの上部構造を作成する為の型採りを初めて任された時のこと。
細かな操作があり、型を口腔内から外す時には順を追っての操作が必要だ。慣れてしまえばその手順もどうってこともないのだが、まだ入りたての私には複雑だった。教わった通り、見学した通りに型を外そうとしたがなぜかびくともしない。インプラントは合計7本くらいあったはず。規定の時間が過ぎれば過ぎるほど型を取る材料は収縮して外れにくくなる。なぜ外れないかが
理解出来なかった。アシスタントについた先生も理由が判らず、最終的にはベテランの先生に助けを求めた。
型を引っ張ったがやはり一筋縄ではいかない様子。しかしI先生はすぐに原因を察知した。外れているネジの数と、植えたインプラントの本数を数えたのだ。一本だけ外れていないネジがあった。
型を取る為にしっかりと止めたネジがはずれていない為に型がくっついてとれなかったのだ。
以来、型を外すときには見えているネジだけを信じるのではなく植えた本数を確認して外すように心がけた。こんなこと、当たり前のことなんだけど、あの時は全く気付かなかった。外れない事態を後悔する暇なんてない。口が開いたままの苦しそうな患者さんを解放してあげるのが第一選択だ。まずは基本に立ち返ること。そして考えられ得る疑問点を一つずつクリアーにしていくことだ。そうした上で自分なりに手順、やり方、あるいは戦略を変えていく。常に同じやり方では薬で言うところの耐性菌と同じように、効果がなくなる。
偉そうなこと書いてしまったけど結局はそこが出来るかどうかで人間力に差がでるのだ。
営業さん、私は力にはなれないけど、遠くで見守ってみようと思う。どうやって抜け出すだろうか。
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居心地重視

2010年03月09日 06時52分57秒 | Weblog
会社が移転してひとつきが過ぎた。
ランチのお店を開拓する楽しみはあるが限られた時間内に見つけるのは至難の技かもしれない。
ただ、気まぐれな性格が効を奏して、気になる路地を入りそう遠くはない範囲で気に入った店を見つける。昨日は一緒にいった2人にその中の一軒を紹介した。店内は一階と二階があり私はいつも二階に案内される。1階はすでにいっぱいなのだ。昇る階段の黒く塗られたコンクリートが好き。二階は広々としていてテーブルもゆったりとした間隔で置かれている。年期の入った革のソファーとキャンバス地の椅子がいくつかありいつかそこに座りたいと思っている。
お一人様でも気軽に過ごせる空間だ。
お料理は月曜日はランチが100円引き。前回はトマトとツナのパスタを戴いたがもう少しトマト味が欲しかった。私ならホールトマトをもう3個いれてるだろう。昨日はカレー。私の好きなトマトベースの味に感激。以前職場の地下にあったカレーやさんの味に似ていたのでうれしくなった。できればあのときのようにチーズをトッピングしてほしいな。 絶品です
味は少し薄めかもしれない。私にはちょうどいい。
実はこの店、一番のお気に入りがある。それは化粧室が広いこと。4畳はあるんじゃないかな。そうなると化粧室というよりプライベートスペースだ。ゆっくりお化粧直しもできる。こんな化粧室が自宅にも欲しい。リビングにいるのとは違うのだ。閉鎖された空間の中ではいつもとは違ったアイデアも生まれやすい。私だけ?
無駄な情報がシャットアウトされることによって考えが形として見えやすくなるんだと思う。
だから一緒に行ったHさんとAさんに、是非とも化粧室にいって欲しいと話した。いきなりおかしな事を言い出す私に2人とも半信半疑だったが行って納得。化粧室だけを借りに来たいとAさんは言い、私以上にお気に入りになってしまった。
飲食店の化粧室って意外とポイント高い。アメニティ重視は二の次だ。私的には、座った状態に圧迫感があるのはNG。また流し(シンク)をデザイン重視にした結果手を差し出すスペースが極端に狭すぎて片手ずつ洗うのももどかしい。
細かいかもしれないけど使ってみれば誰しも不便に感じること。

ほっと一息できる空間は居心地重視です

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