念願の原ミュージアムを訪れた。
スーパー方向音痴の私は、品川駅高輪口を出た後、今回も迷う事なく逆方向を歩き出した。いつも全く根拠のない勘を信じてしまう。だから出かける時は必ず地図をプリントアウトするのだが、必ず忘れてくる。先日の中山競馬場の花火の時もそうだった。
市営バスに乗りたかったのだが、着いた場所は高速バスターミナル。結局私が乗りたかった市営バスは高輪口を左にでて1番のバス停留所だった。
御殿山停留所を下車し、しばらくローカルな住宅地を歩いた先に、美術館はある。エントランスには懐かしい電話ボックス。これもちゃんとした作品だ。さらに入口がカワイイ。レトロチックだ。小学校や病院の扉にあったような気がする。館内も落ち着いた雰囲気と内装でうきうきしちゃう。海外からの作家が多いせいか作品もパリのMUSEEで見たような不思議作品が多い。つまり理解不能。でも理解出来ないながらも、その中で気に入った断片を自分に刻み込む。それが好きなのだ。
品川はキヤノンSタワーのある港南口しか降り立つことはなかったが、高輪口は以外とローカルな雰囲気がただよっている。原ミュージアム、秋に再び訪れたい。
昔っぽい色です
どこかなつかしさ漂う扉
庭にはおおきな新聞がころがっているが、けっして吹き飛ばされる事はない
fine ART photographer Masumi