記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

林檎

2008年08月19日 22時30分19秒 | Weblog

昔、「リンゴをかじると歯茎から血がでませんか?」というCMがあった。
思うに出血するくらいの歯茎の状態なら、リンゴのような堅さのものは痛くてかめないような気がする。

パリではリンゴで小腹を満たしていた。ED(ウーデー)というスーパーで、王林に似た袋詰めのゴールデンを買っておく。学校に行く時、休日スナップを撮りにいく時、美術館に行く時、必ず一つ持っていく。勿論まるごと。食べる時にハンカチーフでキュッキュッ言うまで磨く。ピカピカになったらOK.パリジャンもおなじだ。朝のメトロの中、カーキ色のトレンチのポッケから小ぶりのゴールデンをとりだし、左手で本を持ち右手でリンゴをつかみ食べ始めた。ショートカットのかっこいい女性だった。

かじられたリンゴには前歯の歯型がくっきり残る。改めて自分の歯の形の大きさに驚く。歯の形は顔の輪郭に類似する。総入れ歯の形態を選ぶとき、過去の写真がないときは顔の輪郭を参考にする。その他にも歯の形態、大きさを決める基準はある。だって太っちゃった人は参考にならない。私はえらが張っているから、ホームベース顔。だから長方形よりは正方形に近い歯を選ばなければならない。とは言っても、一生自分の歯で食べたいものだ。以前、サンドイッチを食べていたら右の奥歯の詰め物が取れた話をした。あのあと絶対安静を実行した私と、担当のT先生のおかげで神経をとらずに、再び金属を詰めることができた。もう堅いお煎餅もへーっちゃらです。
今朝は甘いジョナゴールドまるまる一個がデザートでした。勿論、出血はないですよ。
コメント (2)
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