記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

社会の窓

2008年08月23日 15時01分35秒 | Weblog

なんでこんな名前がついたんだろう?

久しぶりにこの単語が私の頭から引き出された。
三人掛けのシートに、30代半ば位の夫婦とベビーカー使用の1才半程のこどもが座っている。お父さんはまだ若いのにすでに"メタボ"に足が浸かっている。まともに座るのは苦しいのか、まるで踏ん反り返るような姿だ。

と、不自然な形態が目に映った。ナゼか「社会の窓」が全開
そんなとこをチェックするわけじゃないけど、ファスナーがパッカリ開いているから目立つのだ。隣に奥さんもいるし気付かない筈がないとおもうんだけどぉ。
悪いとは思いつつ、何度も見てしまった。スーツのジャケットを抱えていただけかもしれないと。しかしやっぱり全開。二人ともかわいい我が子に夢中なのね
幸せなら、他人に何を見られても怖くないのよ!!
きっとね!


社会の窓vs理科の窓
女の子のスカートのファスナーが開いている事を理科の窓があいているというそうです

fine ART photographer Masumi
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みずたまり

2008年08月22日 07時21分39秒 | Weblog
今朝西武デパート前に、大きなみずたまりが出来ていた。
昨夜の激しく降った雨のせいだ。
子供の頃は、長靴をはいていると必ずみずたまりを歩く。足が濡れてもお構いなし。今は避けて通るが、必ずみずたまりを覗く。うっかり通り過ぎると引き返して覗く。小さいみずたまりだとわかりずらいが大きなみずたまりを覗くと、異次元を見ている気分になるからだ。
あの空間に地上の景色を全て封じ込めている。180度全く逆に映り込んだ空や建物、太陽、月をみると、手に届きそうな気になる。大きなものであればあるほど、この手で捕まえた気分になる。みずたまりの中の世界に通じているような錯覚。鏡の国のアリスさながらだ。時間に余裕がある時はそっと一歩足を踏み入れてみる。もちろん何もかわらないが、自分も異次元に封じ込まれた気分を味わうのが楽しい。

川もおなじ。反射する景色をみつけるとシャッターを切りたくなる。まだ未体験の方は是非トライしてみて。


fine ART photographer Masumi
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朝のマックのサラリーマン

2008年08月21日 20時30分25秒 | Weblog

会社の最寄り駅のそばにマックがある。信号待ちで向かいに面したマックにふと目をやると、窓際に横を向いて座っているサラリーマンが何やら事務用のハサミを持って、自分の鼻の中を探っている。左手で鏡を持ち、右手に赤い柄のハサミだ。
まる見えなのだ。年齢は50才位だろうか。横顔だが鏡を見つめる目は真剣であるのがわかる。会社に行く前の身だしなみであることはよくわかるが、なにもこんな窓際でしなくても。鼻毛がでたままは恥ずかしいけど、カットする姿は気にしないのだろうか?初めて見る光景に愉快な気分だった。
そういえば最近、車内で一から化粧をはじめる女性を見かけなくなった。たまにいるが、昔ほど真剣ではなく、また劇的に変化はしないようだ。見ていてほんとに器用がいいと感心しちゃう反面、やはり女性の化粧姿は未知なるものであってほしいと思う。すっぴんは恋人にしか見せません!といいたいが、この夏はあまりの暑さに、出社した時点で汗に流されすっぴんにもどっていた。
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林檎

2008年08月19日 22時30分19秒 | Weblog

昔、「リンゴをかじると歯茎から血がでませんか?」というCMがあった。
思うに出血するくらいの歯茎の状態なら、リンゴのような堅さのものは痛くてかめないような気がする。

パリではリンゴで小腹を満たしていた。ED(ウーデー)というスーパーで、王林に似た袋詰めのゴールデンを買っておく。学校に行く時、休日スナップを撮りにいく時、美術館に行く時、必ず一つ持っていく。勿論まるごと。食べる時にハンカチーフでキュッキュッ言うまで磨く。ピカピカになったらOK.パリジャンもおなじだ。朝のメトロの中、カーキ色のトレンチのポッケから小ぶりのゴールデンをとりだし、左手で本を持ち右手でリンゴをつかみ食べ始めた。ショートカットのかっこいい女性だった。

かじられたリンゴには前歯の歯型がくっきり残る。改めて自分の歯の形の大きさに驚く。歯の形は顔の輪郭に類似する。総入れ歯の形態を選ぶとき、過去の写真がないときは顔の輪郭を参考にする。その他にも歯の形態、大きさを決める基準はある。だって太っちゃった人は参考にならない。私はえらが張っているから、ホームベース顔。だから長方形よりは正方形に近い歯を選ばなければならない。とは言っても、一生自分の歯で食べたいものだ。以前、サンドイッチを食べていたら右の奥歯の詰め物が取れた話をした。あのあと絶対安静を実行した私と、担当のT先生のおかげで神経をとらずに、再び金属を詰めることができた。もう堅いお煎餅もへーっちゃらです。
今朝は甘いジョナゴールドまるまる一個がデザートでした。勿論、出血はないですよ。
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しあわせオーラ

2008年08月17日 18時07分14秒 | Weblog

軽井沢タリアセンにあるペイネ美術館を訪れると、必ずしあわせをもらってくる。
今年はレイモン・ペイネ生誕100年を記念して特別展が開かれていた。
いままでペイネの若い頃の写真をみたことはなかったが今回、妻の ドゥニーズ との写真を見た。二十歳のペイネはなかなかのイケメンだった!すこし照れた表情がまたいい。隣には晩年、ふたりが寄り添う写真。何と言ってもふたりの笑顔がすばらしい。二十歳の体型の二倍位にはなっているペイネだが、顔いっぱいにあふれでる優しさが素敵だ。あんな笑顔を毎日もらっていた妻のドゥニーズ はしあわせだったと思う。
愛する人の笑顔がある生活はみんなをしあわせにするのだ。

メルシャン軽井沢美術館は、シャガール「花束の伝説」展。
いちばんのお気に入りの作品は、一緒に訪れたY-chanと同じ「回想」
シャガールは晩年回想をテーマに作品を制作したと説明がある。しかし、それ以前の作品でもすでに回想を表していると思った。キャンバスの中に透き通るようにいくつものモチーフが描かれ、それが宙を浮いているからだと思っている。一途に愛を訴えるペイネの作品とは異なり、シャガールは愛だけではない深い喜び、悲しみ、故郷ロシアへのメッセージを含んでいるようだ。

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パーソナルスペース

2008年08月14日 20時41分32秒 | Weblog

今日もだ

比較的空いてる車内で、何故か妙にそばに立つ人がいる。何もここで足をとめなくてもいいんじゃない?
人にはパーソナルスペースがある。親密度によって、その距離は決まっている。
ある程度の目安の距離がいくつと決まっているが、とにかく安心できる透明のバリアがあると思えばいい。自分に危害が加わったとしても逃げられる位置を確保しているのだ。
今回もあまりにも接近するから私が二歩下がった。だって落ち着かない。相手が気にして下がることはないと断言していい。そして距離に鈍感なのは統計的にみて中年以降の男性のようだ。この男性もそう
この距離は本能で察知していると思う。
日本でなくパリの写真学校の先生、エレーヌに言われたこと。どういういきさつだったか忘れたが、クラスメイトの前で私を手で指し、”彼女はパーソナルスペースを最も理解している”と。
そうだ俳優さんがスタジオに来て撮影をした時だ。初めて会う俳優さんと、流暢とは言えない英語混じりのフランス語。でも実際のところ、言葉は関係ない。体全体から湧き出る真摯な意思表示が相手に伝わった。
ただし、ここでもパーソナルスペースは保たないといけない。

会話の途中で、相手が半歩でも退いたら、自分が思っているよりも相手はあなたをまだ受け入れる準備ができていないと判断しよう!
拒絶されているわけではない。ただあなたを知るまでの時間がもう少しほしいのだ。(念の為、はなから受け入れられないときは、目があわないときだと判断している)
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フェンシング

2008年08月14日 00時08分57秒 | Weblog

北京オリンピックフェンシング男子フルーレ、太田雄貴選手、銀メダルおめでとうございます
2年前の1月。パリでのフェンシング世界選手権をクラスメイトと見ていた。パリ国際写真学校、フォトジャーナリズムの授業のひとつだったのだ。オレンジ色の派手なゼッケンを着用し、プロの報道関係者に交じって自由に会場内を撮影することが出来た。試合のルールすら知らない私だったが、日本人選手が出場していることを知ると、心から応援していた。あの時も個人戦優勝者は今回の金メダルをつかんだドイツのベンジャミン選手だった。この時の写真が地元日本人向けのフリーペーパー誌フランスニュースダイジェストに掲載された。生まれて初めての 売り込み体験。その後、3回ほど写真を掲載してもらうことが出来た。ギャラは真面目な話少なかったがいい経験だった。海外にいるとダメもとでチャレンジ精神爆発するけど、日本ではなかなかそうはいかない。

                
                子供たちにサインを求められる太田雄貴選手 (29/01/2006)


france news digest No796

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天使の羽

2008年08月13日 20時14分27秒 | Weblog

今朝の電車の中。特急電車の通過待ち。
翼のイラストのTシャツを着た20代くらいのスレンダーな男の人が乗ってきた。真っ白にうすいグレーの翼。
比較的男の人は羽とか翼に興味ないと思っていたから、なんか嬉しかった。そのシャツをえらぶセンスが気に入った。

アップリケになった翼がついた子供服に一目惚れして、即買いし甥っ子にあげたことはあったが、大人の服についているのも悪くない。しかも男の人の背中あっ、あった。確かハーレーダビッドソンのロゴ。革のジャケットについてたっけ。まるで鷲か鷹の力強さをもっている。あんなにどぎつくない。ばっさばさ音が聞こえてきそうだ。そうじゃなくてあるかないか解らないくらいのふわりとした羽がいい。
実際に翼があったらどんなにか楽しいだろう人間の永遠の夢だ。最近は見ないが、夢で空を飛んだことがある。一つはいまでもはっきりと覚えている。大学の卒業旅行の場所を決めていた時で、スペインにポルトガルを加えるかどうか迷っていた。ポルトガルのリスボンにある、発見のモニュメントがみたかったからだ。ツアーのチラシに写った写真と同じモニュメントの周りを、私はゆっくりと翼を羽ばたかせ、飛んでいた。風を感じた。本当に行った気分になった。残念ながらリスボンにはまだ行っていない。
もうひとつは、よく見た夢。下が見えないくらいの高いところから飛び降りる夢だ。夢という自覚がなければ、そんな高いところから飛べば死んでしまうに決まっているのに、何故か私は無事に着地できると確信しているのだ。そして底無しの下界に飛び込む。
初めは頭のてっぺんから急降下するが途中から、まるで羽があるかのようにふわりと体が上向き、速度がゆるくなる。地面が見えてくるとゆっくりゆっくり、そして二本の足で着地する。いつもそこで目が覚める。最近見ないなあ。
そんな夢、みたことありますか?ゾクゾク感満点です。


fine ART photographer Masumi
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無意識の反応

2008年08月11日 21時37分25秒 | Weblog

昨日、振動が人体の構成単位の素粒子にまで遡り、影響を及ぼすという内容の本を紹介した。
私は香りと色がおなじような働きをしてると思っている。
今の私はジバンシーのウルトラマリンがお気に入り。もうひとつ気になる香水があるが、日本では見つからない香水だ。
以前勤めていた歯科医院の院長は、助手のKさんが治療中の歯が痛んだ時、手首の内側に小さな三角形のいろ紙を貼り付けた。実際痛みが消えたかどうかは微妙だったが。でも精神面で色に左右されることは確かだ。毎日何気なく選んで着る服も、ひそか主張するものがあるとおもう。
好きで毎日つけていた香水が、突然嫌いになることがある。わたしだけなのか?自分についた匂いで気持ちが悪くなり、頭がいたくなる。そんな時は石鹸で匂いを確実に抹消しないといけない。だからいまだに香水瓶を空にしたことがない。初めて香水に目覚めた時は、片っ端から試しに手首に吹き掛け、軽く手を振りトップノートの香りで善し悪しを決めていた。しかしこれが間違いの元だった。時間がたつにつれ、香りは変化する。初めの気に入った匂いが最後まで持続しないのだ。それに気付いてからは、試しにつけたら当日は買わないことにしている。どんな香りに豹変するか、じっくり見極めるためだ。

今日の帰りのイチ押しのメロディはサザンの”真夏の果実” 夏はサザンです


fine ART photographer Masumi
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水は音楽を聴いている

2008年08月10日 21時44分38秒 | Weblog

昨日、本屋さんで見つけた。
タイトルとカバーの写真に惹かれたのだ。
ずっと前に書いた中谷宇吉郎さんの話でも触れたが、私は雪の結晶が好きだ。はかないもの、そしてふたつとして同じものはないものだから。
ボタン雪は塊になった結晶が手に触れた瞬間、しずくに変わる。粉雪なら手袋に舞い降りた結晶をほんの少しだけ観察することができるが、それでもはかない命。
この本は、音によって、出来る結晶の形が異なるというのだ。なんとも信じ難い話だが、水の結晶写真の成果を発表した最初の写真集は世界45カ国で出版されていた中をめくると様々な形の結晶がきれいに写っている。そして水に聞かせた音楽のタイトルが書かれている。私が気に入った結晶は、"ヴィヴァルディの四季"、なかでも"秋”、もうひとつは沖縄民謡の"ハイサイおじさん"だった。さすがにハイサイおじさんは知らない。この2曲が今の私が欲している振動らしい。だから明日になれば違う結晶を選ぶ可能性があるという。音は振動であり、体の70%を占める水が振動を確かに感じているというのだ。
確かにそのときの気分によって、心地よく聞こえる曲は異なる。今は、この曲を聴きたいって事がよくある。
振動がカラダの水に作用して、果ては細胞を構成する素粒子にまで影響を及ぼしているという。ミクロの世界だ。
とにかく、ほぼ水で出来ている我々は、振動の影響をまともに受けてしまう。だからストレスを受けたらスイッチを入れ替える工夫が必要だ。そっと心にしまい込んでも、確実にまわりに波及していくからだ。
私のストレス解消法は、第一に写真を撮るか見る事、第二は歌を聴くか自ら歌う事、第三はおいしいものを食べる事
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