まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

分かりやすい

2008-03-27 13:40:33 | モブログ
2日前、埼玉に住んでいる同級生が私が実家にいると聞きつけて訪ねてきた。
この同級生も両親の介護で行ったり来たりしている。お父さんの方が大変なのよ、という話を玄関先で聞くわけにもいかないから、夜喫茶店でということになった。

遅刻友と3人であれこれ話は弾んだ、といおうかどうか・・・

お父さんが、病院でもショートステイ先でもいろいろ問題を引き起こして困る、でもってすぐに退所してしまうけれど、今度はそのような介護施設が引き受けてくれたから、今日入れてきたわ、今度は大丈夫そうだわということから、それぞれの介護話やらなにやら。

3人の気性から、そんな話は長々続かない。
佐渡の現状やら何やらを憂え、それも続かない、で、ドンデン山で春の山野草を見ようと話は急展開で盛り上がった。
アオネバ峠越えがよいか、ドンデン山~金北山縦断コースがいいか、それともドンデン頂上からキャンプ場コースがいいかなどと燃えているのに、遅刻友の様子がおかしくなってきた。

山野草のことを一番良く知っている遅刻友が、心ここにあらずの顔になってきた。
目は空を見つめているような泳いでいるような。
ぼんやりしているような考え込んでいるような。
何ともゆるんでいるお顔。

「どうしたの?聞いてる?」と問い詰めると、
「分かった?」そりゃあ分かるさ、明らかに聞いてない顔だもんね。
「私はどうも顔に出るみたいなんだよね。」出るなんてものではない、丸分かり。
「さっきの話のさ、病院がなくなったらどうなるんだろうか、と急に心配になって来たっちゃ。困ることになるがね。」と・・・考えていたそうで。

それからは気を取り直して、山野草話の続き。
具体的にどうしようか計画を詰めていると、またもや遅刻友があやしくなってきた。
「どうしたの?また病院のことが気になるの?」と問い詰める。
「いやー、今度は眠くなってきたわ。」だって。
なにしろ信号待ちで寝たことがあるんだからな、分からんでもない。

遅刻友と付き合っていると、大人(たいじん)になる。
コメント
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