そう、草木染めのことです。写真をご覧になって誤解されるといけないと思って・・・
昨日は、3色染めのラスト。いよいよ栗で染めます。
1回目(玉ねぎ)
2回目(西洋アカネ)
3回目(栗)
それぞれ媒染液は違いますが、今回は鉄です。全行程の手順を。
①まずステンレスボールに栗のイガをご覧のようにたっぷり入れて、沸騰させます。 沸騰したら20分、静かに煮立たせます。 | |
②液を漉して火にかけそこに染めたい布を広げて入れます。布が液から顔を出さないように、箸で押さえ続けます。 |
③栗を煮出した液はこのようにこい茶色です。 先の2回染めた布で栗で染めたくないところは、ビニールで防御。 液にもつけません、なるべく。 | |
④20分煮て染め上がりました。 豚肉の塊と間違わないでくださいね。 |
⑤染めた布を鉄の媒染液にやはり20分間漬け込みます。 漬物ではありません。 | |
⑥そしてまたもや栗の煮出し液で20分間静かに煮るわけです。 いやはや長い工程でしょ。 |
⑦はあ、ようやく出来上がりました。 さて仕上がりはいかに? ドキドキの瞬間です。 | |
7年のベテランさんの作品。すごいです。足元にも及びません。 玉ねぎの黄色 西洋アカネのピンク 栗の萌黄色 見事に染め分けられて。 |
こんなしちめんどくさいことを、私がコツコツやるわけもなく、たいていベテランさんに任せっぱなしで、洗いものをしたり、テーブル拭きをしたり、下っ端仕事をしています。料理人でいえば、皮むきくらいかしら。いや待て、もっと格下の洗い場くらいかしら・・・
そんなですが、恥ずかしげもなく、私の作品も。
アカネのみ
玉ねぎの黄色がはっきりしないのよ
↓玉ねぎで染めて
アカネで染めた。これは満足しています。ほぼ構想通り。
たまあにこんな瞬間があると、俄然やる気が出てきます。
いつまでこの気持ちが続くかが問題なのですけれど・・・