シベリアからの風雪に耐えて何百年と生きているのはこの杉ばかりではないようで・・・
今日で10月も終わりです。
父が10月4日に脳こうそくで倒れてから3年が過ぎました。父は元気です。
昨日は市の福祉大会がありました。
父も立派に年をとっているからと表彰されました。
帰ってきてから、段差がある会場ですから、
「父さん、躓かんかった?ちゃんと歩けた?」と聞いたら、
「走った!」だって。
南田洋子さんが亡くなった記事の写真を見て、
「このもんの旦那さんは誰だった?兄弟でモテたんだねえか」と言うので、
「父さんはどうだった!」と聞くと、
「自信がある!」だって。
こんなふざけたこと言ったり、きちんと言葉で「お前も大変だ」と感謝してくれたり、
お山に行くと言うと、わざわざ外に出て山の天気を眺めに行ったり・・・するから、
夕食の支度をして、風呂からあがってくるのを待っているのに、あがるや否や、玄関先で足の爪を切り始め、おまけにその切った爪を床にほおり投げてそのまま。
私の留守中、手元に電話を持ち込んで、いかにもな待機をしているのに、
「誰かから電話がかかってきた。誰だか知らん」ってな顛末を聞かされるのよ。
最初から電話には出なくていいと言ってあるのに。
(ツルリンドウの実)
な、ことも笑って許しているわけ。
ああ、風雪に耐えているのは、杉や父ばかりではないことがお分かりいただけたかしら・・・