あれ?タイトル、何が何だか。我ながらおかしいとは思うけれど・・・
佐渡に滞在し始めた翌年の春、株立ちのヤマボウシと幾種類かのバラ、それと宿根草。それはそれは素敵な庭を拝見することができた。病気ひとつしてなく葉も生き生き、手入れのよく行きとどいたお庭だった。
4年たった今は、明らかに家人の手が入っていない。
秋バラがポツリポツリと咲いているだけ。淋しい。
どんな事情があるのか詮索するもおこがましいけれど、残念な気がする。
酔芙蓉や吾亦紅、バラも。見にいらして、とおっしゃってくれた家の前を通るとどこか荒れている、もちろん草ぼうぼうではないけれど、こちらもどうしたのかなと思わせるくらい手が入っていない。
知人が、所用であちらに行っていて今いないのよっ、て教えてくれた。そういう事情か・・・
今どんな花が咲いているかな、と楽しみにして拝見しに行くお庭。
いつも人の気配がなかったのだけれど、9月にやや年配の女性がお庭の手入れをしていた。
「いつも楽しみに見ているんですよ」と言ったら、
もっとやりたいんだけれど、1月にちょっとしか来られんから丈夫な花しか育てられんが。って花好きなお言葉。
新潟からお母様の様子見に月に1回来る時、朝から晩まで草むしりや何やらをやって手入れをして行くんですって。
新潟の自分の家ではいろんな花を育ててるのに、こっちでは限られてしまう。と残念そう。
ここにもいろいろな事情があるんだあとため息つく。
家庭の事情で、健康面で、経済面で、自分の心持で・・・etc。
出来るときって案外短い。出来るときに楽しんでやらねばね、庭でもなんでも。
”いつでもいつまでも”やれる、なんてことはないんだ。
好きなだけ持って行っていいよ、と言われているのだけれど、右のこぼれ種で咲いたもこもこした人参みたいな葉っぱのこれ、ニゲラですよね。