10月も終わりに近い日、久しぶりの逆いきものがたり定例会。
このたびはおやじ同級生が風邪をひいたとかで欠席。軟弱な!と叱りとばしたいところだけれど、何といっても、諸般のどうにもならない事情を抱えているんだから許す。
そこで店番友の独壇場。
いやー笑った笑った、私の妄想は猛烈な勢いで炸裂。深刻なのに本人もどうにもならないくらい笑ってるんだから、ま、いっか。
お姑さん、何でもチリ紙にものすごいこだわりがあるらしく、使ったのか使わないのか分からないチリ紙を、ベッドとお布団の間に挟み込むんですって。1枚2枚じゃないの、びしびしびしびしと手が届く範囲いっぱいに挟んであるんですって。
私にはその図が浮かんだ、布団の下から半分チリ紙がはみ出している、それが横から頭周りまでぐるっと取り囲んでいる。白いチリ紙の縁飾り。
それでいいのかって詰問したら、いや、そりゃあ見えんようにしておる、でも
お布団めくるとチリ紙オンパレード。行進しているって。
お姑さんにはまだ癖があって、なんでも屑籠の縁になすりつけるんだって。
始末したそういうものだってなすりつけて知らん顔をしているから、屑籠には中からビニールをかぶせて、端はかごの外に止めてそのままくるんと縛って捨てられうようにしておいたら・・・
ご主人がしっかり始末して。
汚れた縁を拭いて中の汚れたチリ紙もしっかり取り出して。
なんとまあ、チリ紙を外に並べて干しているんですって。
帰ってきた店番友はびっくり仰天、白い紙のオンパレード。
私だってその図が浮かんでビックリ仰天!
もうそのへんで腹がよじれる。波状攻撃。
ご主人を問い詰めたら、
臭いから干せば臭いが飛ぶだろうと丁寧に広げて干しておいたんだって。
「あんた、それを始末したの?風で飛ばされんかった?よう、ご主人そんなことやったね」矢継ぎ早の質問攻め。
いまいち様子がつかめないけれど、そんなのどうでもいいもんね。
ともかくご主人がそれがついたチリ紙を干した、ってのがあまりにあまりでもうもう大笑い。腹二つ折り。
涙が出るくらい笑ったけれど・・・
いいのかしら。笑ってもいいのかしら。
店番友が「いやー笑うたがね」って言っているからいいか!
笑ってふっ飛ばさなきゃあ、日々のあれこれはやってられないっつーの!