まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

福寿草

2012-02-19 11:23:57 | 植物

春の日差しをいっぱいに受け止めて、一筋の光も逃すまいと精一杯に花を開いて・・・
古民家裏の斜面そこここに福寿草が咲き競っていたの。
ああ、春がそこまで来ているな、と感じた。うん、確かに感じた。

日が射さなければ開かない君たち。ほんとに可愛いのよ。早春の訪れを告げているのよ。
でもでも、何かが足りない。
分っているの、君たちのせいではないのよ、君たちには、なあんの罪もないのよ。

ああああ、いくら分っていても物足りない、なんか咲く場所がいまひとつ。
福寿草には柔らかなギザギザの葉っぱもついていてほしい。

そして。
そばには雪の残り。川の水音。時には枯れ葉を突き破って顔を覗かせるたくましさ。
福寿草にはそれがよく似合う。

そうなの、こんな背景の中で顔を見せてほしいのよ。
これこそ春の訪れ。


2011・3・12 佐渡

 

ごめん、ないものねだりね。
分っている。

コメント
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