今日は夷市だというのに雨。本ぶりの雨。
売り手の人たちは雨避けテントの中でお仕事。
(昨日の散歩道)
探し物をしていたら、突然、整理の虫が動き出したのよ。
戸棚の中が前後ろ二重になっているから、肝心のものが見つからない。
なんだ、こジャマなと取り出していたら古い古いアルバムが何冊か。
昔々の、虫が食ったような、台紙が厚紙でできているようなそんなアルバム。
あれま、両親の写真じゃないの。
母のポートレートに白字で父が何か書いている。えっ?
結婚式の写真まである。生真面目な顔をした若い若い父母。
寝たきりで年老いた母にも当然のことながらそんな時代があったのねえ。
父は旅行好きであちこち行ってたから、当然その手の写真はたくさんある。
中に混じって、母が姉妹4人で撮っている写真や看護婦時代の写真なんかもあって。
ああ、母にも楽しく色どりがあった時があったのだな、と安心しつつ感慨にふけるわけ。
私の記憶には、働いている母と雑巾持って家の中をはいずり回っている母しかなかったから。
そんなこんなを眺めていたら。
今や私なんて写真拒否、あってもデジカメ映像パソコン在住のみで、こうやってしみじみアルバムを眺め、来し方に思いを馳せるなんてないんだろうな、
と、ちょっといいのかしら、の心境になりまして・・・