「お断りいたします」
(新型こまわりくんは江ノ電カラーに)
2,3日前、イダサンとミニバスこまわりくんで一緒になった。めずらしい。
あれ?こっちのバス停から乗るの?なんて話から今日はおひとり?と聞くと、
「家のは留守番」
お昼ご飯はどうするの?と余計なお世話。
「いいのよ、今日はその辺にあるもの食べてって行って来たから」
その辺にあるだけいいわね。
「食パン1枚あればいい人なのよ」とつんけん。
「もういるだけの人はいらないわ、引き受けてくんない?ひとりもふたりもおんなじでしょ、よろしく」
と頼まれたけれど、いえいえ、私もひとり充分もてあましています、丁重にお断り。
そこでこの間の夫の自分捨ての話をした。
うちのがね、自分も収集箱に捨てるって、そこに入るってよ。と言うと、イダサンすかさず、
「収集日が違います、って紙に書いた札が首からぶら下がっているんじゃない?横浜市も収集できませんてさ」
ああ、こういう切り替えしにあうと、私も修業がまだまだとつくづく思う。好きよ、イダサン。
イダサンの凄いところは、その後もうバス車中ではお話しませんのオーラを全身から発するところ。
その切り替えは見事。人生の先輩は身を持ってお手本を示してくれる。
終点で降りて、
「おいしいもの買ってね」と別れた。
それにしても、夫たちは妻たちがこんな話題で盛り上がっていることを知らないだろうな。
ほんとよ、10人中8人はこの手の愚痴を(そうとも言えないか)吐き出すんだから。