ずっと前からメールにお知らせがあって。
それはそれは楽しみにしていた展覧会 『縄文』
もちろん、土偶たちにお会いすることがいちばんの目的。
ようよう3日から開催、いちばんで駆けつけようと思ったけれど混むかもしれないと2日目の昨日に延ばす。
9時半の開始時間にちょうど間に合う。
パソコンで割引チケット購入しようとしても、自分の技ではどうしてもできずやむなく上野駅構内チケット売り場で購入。
博物館チケット売り場では並んでいたけれど、幸運にも私ひとりで即手にすることができたわ。
もうこのポスター見たときから薄い胸は高鳴って期待に膨らんだわけよ。
おおおーっ、火焔型土器と遮光器土偶。観たかった二つが並んでいるじゃないの。
平成館への道
そんなに混んでないことがお分かり頂けると思います。
国宝6点勢揃い・・・だけれど「仮面のビーナス」と「縄文のビーナス」は7月31日からの展示。
いいもん、私、前に観ているからと意味のない負け惜しみ。
「運慶展」の時も思ったけれど、今回も展示の仕方が、壁にその部屋にふさわしい白黒の巨大な写真パネルが
張り巡らせれているなど、よく工夫されていて縄文時代の持つおおらかな雰囲気に包まれて気持ちよく鑑賞できた。
1万3千年前の縄文時代始まり、1万年続く縄文時代。
食べること、飾ること、祈りをささげること。
なんてシンプルで力強くて逞しい生活がそこにくり広げられていたのだろうと、羨ましくさえ感じた次第。
それにしても素晴らしい作品、作品とはいえないわね、生活の品々に圧倒されて最後の方は疲れ果てた。
第二会場出口。この場所だけ撮影許可。
そうそう、出口付近に、川端康成さんがやっと手に入れることができたという品(なんだったっけ?)
を眺めている写真が展示されていたの、その何ともいえないくつろいだ穏やかなお顔。
私だって、お気に入りのあれをお持ち帰りして毎日眺めていたらそんな素敵な顔になると思うの。
撮影できなかったからパンフレットで少し紹介。
(展示品は200点あまりあるのだから学芸員さんの努力と執念が実ったのね、きっと)
下の段、真ん中のポシェット、今だって充分楽しめるデザインで目を凝らしたわ。クルミが残っていたそう。
右上にあるピアス、直径5センチはある。重いだろうな、でもこうやって身を飾っていたんだ。
左上の土器の人形のかわいいこと。
土器の文様もいろいろな線やデザインが施されていてさまざま。
そうそう、国宝の十日町の火焔型土器、私はかなりの大きさを想像していたが以外に小ぶり。
京都国立博物館でお目にかかれなくて悔しい思いをしていたけれど、願いは叶う。
《みどころ紹介》
http://jomon-kodo.jp/highlight.html
帰り、外の門のところで案内していた係りの人に臆面もなく感動の言葉を伝えたことは言うまでもない、はい。