身構えていた台風は、わが家の周辺では普通の雨風で通り過ぎて行きました。
肩透かしを食らった気分。なんて呑気なことを言ってる場合じゃない、
どうかこれからの通り道に当たるところも、やれやれで終わってほしいものです。
前日と早朝に頭使いすぎて疲労困憊気味な金曜日。
逆療法で身体使おうと地区センターに寄るついでに足を延ばして舞岡公園へ。
いつものコースの坂道で帰りと思われる女性と遭遇。汗びっしょり。
私よりちょっと年上の方かしら、首から一眼レフカメラをぶら下げている。
9時までに家に帰りたいの。
もう稲の穂が出ている田んぼがありますよ。
ひとり占め!
と、両手を広げて満面の笑み。
そっか稲の穂がもう出ているのか、気が逸る。
坂道下りたら、もう稲の草いきれの匂いが顔を包む。
手前の田んぼにはまだ穂は見られない。
田んぼよこの道は帰りに歩くことにして、まずは散策路を小谷戸の古民家へと。
それから。
水車小屋の脇からぶらぶらと。
穂が出ている、
あれ?稲に巻き付いている葉っぱのようなものはなんでしょう、ただの葉っぱかしら。面白い。
小道を歩いていると、左側崖のあたりから*ヤマユリの甘い匂いが漂う。
草刈りに励んでいるスタッフの方。
ちょこっとお話して。
暑いから気を付けてください、と声をかけてくださる。いやいやあなたの方こそです。
ほんとうに頭が下がる、と同時に軟弱な我が身を振り返って一瞬だけ凹んだことは言うまでもない、はい。