コロナ禍のなかでいくつもの展覧会をあきらめてきた。予約を取らなきゃなんないなんて。
諦めているうちに年をとって、すっかり外出が億劫になってきてしまった。もういいやって。
が、この展覧会だけはなんとしても行かねばならぬ、と企画発表の段階から。
トーハク所蔵の国宝89点ずらりよ。(実際は前期後期入れ替え作品あり)それでもよ。
こんな機会めったにあるもんじゃない、行かねば。と、横浜友に呼びかけて。
残念ながら年下友が忙しすぎて不参加になったけれど、年上友ががんばって辛うじて
あいていた9日11時30分~12時30分入場のチケット予約できた。
あとは当日までの体調管理ね。
ふたりとも体調万全、印刷したチケットも忘れることなくバッグに入れて。さあ。
上野に着いて公園口出て。えっ?!信号がないんだ、道路渡ることはないんだと驚き、
改装なった西洋美術館の前庭は突っ切ることができるんだと驚き、いやはや。
前庭を出て
展覧会場の平成館前に並んだのは11時半ころ
HP案内では予約時間ぴったりより少し後の入場が待たないとあったけれど ほんとだったわ
ま、それでも待ち時間15分くらいだったからよしね
私的に好きだなと思った作品
「納涼図屏風」 久隅守景筆
夕顔の棚の下でおもいおもいの格好で満月を眺める親子 お母さんなんか上半身裸だものね
のんびりゆったり 時を楽しんでいるのが伝わってきて いいなあって
拡大して
鷹見泉石像 渡辺崋山筆
もう目の前にこの方が端然と座っているような迫力 こわいくらい
扁平紐式銅鐸
埴輪 挂甲の武人
片輪車螺鈿手箱
もちろんそのほか書籍や東洋絵画、東洋書籍や法隆寺献納物、刀剣の展示も多々。
(ざっと見でほぼパスしたことは内緒)
薄暗い館内を目を凝らしてみていると、くらくらしてきて疲れ果ててしまった。
国宝が放つ力、恐るべし。
こちら「一遍聖絵 巻第七」法眼円伊筆
(デジタル処理かな)
じっくり観たかったけれど、巻物、おまけに人物が小さくておまけに人込みで残念無念。
今度から拡大鏡みたいなやつ、必需品だわ。
第2部は国宝以外の重文当展示 お持ち帰りしたい一品
「摩耶夫人および天人像」
疲れ果ててこちら見落とした 大好きなのに
「遮光器土偶」
(写真はトーハクHPおよびネットから)
そして
(撮影可)
「見返り美人」に見送られて。ふーっとため息。
必要がありますよね。お気持ちよく分かります。
展覧会、老眼なので書籍の類は最初からあきらめて
もっぱらはっきり見える作品に集中しました(笑)
国宝のオーラはやはりすごいものがあります。
お友達がお知り合いがいなくなるさびしさはなんとも言いようがありません。残された者は耐えて御身大切にするしかないのかな、なんて思っています。
コメントありがとうございました。
わたしも、この展示だけは頑張って視に行かないと、と思っていましたが、年齢的にこのところ友人たちが亡くなられ、気力が後退。諦めました。
子供の頃の悪童仲間がたくさんおりますので、見送る人も多く、心が疲れました。
子供のころから、ずっと続いてます”わんぱく坊主”だった方も、皆さん良いおじいちゃんになっています。
一人かけ二人掛け…、だんだん少なくなります。寂しいですね。