まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

お先に

2008-10-10 13:04:56 | モブログ

父はおかげさまで昨日無事に退院しました。
お医者さんに、
「また今度起きたら救急車に乗ってきてください。」と激励?のお言葉をいただいて。
(やはり、たとえすぐに治まったとしても、脳梗塞の後遺症から来ているけいれんだから救急車は正解だそうです)



昼ご飯を食べて昼寝、といつものパターン通り。
私もしっかり昼寝して、お茶でも飲むかと思って下に降りると、テーブルの上に
書置きが、違うメモ書きが・・・
「床屋に行く 1時45分」
いつもだと3時ころまでしっかり寝ているのに。

なんだこれは?もう床屋か!?父は不思議と退院すると床屋に行くのよね。
それにしても。
帰ってきたその日に行かなくてもと思うのは凡人かしら。
鉄人には鉄人の論理があるのかしら。

夕食を作っている傍でうろうろしているから何なのと見ると、食卓のテーブル足のそばにもう一升瓶を侍らせてあるでないの。
甘エビとEDAMAMEで一杯やりましたよ。
「一杯飲めるのは元気な証拠!」とか言いながら。

私は父にエネルギーを盗られてへろへろです。
今日も朝から「母さんとこ、行ってくる。」と自転車に乗って出かけました。

はあ、もうついていけません。悪いけれど、
「とうさん、一足お先に逝かせていただきます。向こうでお待ちしています。」
書置きを残すことにします。

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たまには海

2008-10-09 10:23:06 | モブログ

こんなこともやれるんだと思って朝の散歩往復30分
久々のタソガレ場所
男の人が一人、海を見ながら煙草を吸っていました








             ハマナスの実も色づいて

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2泊3日

2008-10-08 16:19:32 | モブログ

旅に行っています、ソウデス、父のことです。
温泉ホテルでもビジネスホテルでもデラックスホテルでもありません。
大好きな病院にです。ま、そういうわけで明日は帰ってきますが。



昨夜8時ころ、「さあ寝るか」と言いながらぶらぶらしていると、「うっ」とうなる父の声。
振り向くと顔をゆがめてぶるぶる震えているでないの。
言葉は出ず、涎がタラタラこぼれていて、異様な様でした。動転しました。
父がいやいやするのもかまわず「救急車、呼ぶからね。」とすぐ119番。動転しているから、目印の建物と言われても、とっさに出ず。

電話をかけ終わったら父のけいれんは治まって、二人してパジャマから洋服に着替えて、救急車待ちましたよ。
呼ばなくても大丈夫だったかなと一瞬思ったけれど、脳梗塞再発とばかり思ったからそんなこと言ってられないと思い直して・・・
関係の検査をしてもらいましたが、どこにも異常がなくて、ホッとすると同時に力が抜けました。

そんなわけです、お泊りは。
お昼に行った時に、「もう、病院はこれで終わりにしんかね。」と頼んだら、
「今度来る時はあの世に行く時だ!」と力強く答えたので「あの世ね・・」と復唱しました。聞こえたのかどうかは分かりませんが、続けて、
「100になったら行く。」
と言うので、リアクションのしようがなくて・・・

出された昼食をぱくぱく食べている様子を見た担当女医さん、
「大丈夫だわ、もう明日帰りましょう。こんな94歳見たことないわ、すごいわね。」
と褒めてくれました。調子に乗った父は、
「点滴も要らん、ベッドも要らん。」胸に着けていた機械も邪魔になるからとってくれ、と言い返していました。病院慣れは恐ろしい。

そんなに元気ならもう2日3日お泊りしてください。お願いします。(あれ?違うか)
私は、連日のもろもろのことで心身ともに疲れ果てています。はああああ・・・

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むかしむかしの

2008-10-07 12:50:23 | モブログ

午前中エアロビクスに行ってきました。何週間ぶりです。何でもかんでも間が空きます。疲れました。
スがつく5人組のバックダンサーをする、という野望且無謀且妄想があるので、上がらぬ足を精一杯上げて、無愛想な顔も笑顔になって、来るべきその日のために無理をしました。
はああ~。疲れました。不機嫌になりそうです。

午後は歯医者が待っています。行かねばなりません。

「湊いっき」に昔の写真が展示してありました。我が家関係があったので、肖像権を無視して載せさせていただきます。


 昭和39年、新潟沖地震のわが町内の惨状です。津波の被害でした。看板の家は今もそのまま。波が来た後が柱に線になって残っています。我が家は当時そのお宅の斜め前あたりでした。


昭和30年代と推測。8月7日の七夕祭り。
うちの町内もこんなに大勢の子どもたちがいたのね。みんなよそいきのワンピース。懐かしい。思いだせる人はわずかです、もちろん町内に誰ひとりとして残っていません。ちなみにガリバーのようにでっかい人が父です。
このころから私の定位置は端だと判明。


アルバムなんぞ大人になってから1回も見たことないのに、思いがけないところで昔と遭遇しました・・・


 


 

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不謹慎な話

2008-10-06 12:28:32 | モブログ

昨日もちょこっと書いたけれど、葬儀関係フル参加すると体の芯から弱る、ぐたっと倒れたくなるほど疲れる。フル参加って、通夜、通夜振る舞い、葬儀、葬儀仕上げ、49日の法要、寺詣り、仕上げのお膳、のこと。とくに変わっているわけではないけれど、ほら、普段楽に暮らしているから、正式な場では要らない気を張るわけよ。


で、どのくらいの関係の親戚なのかようやく分かったわけでして。
つまり、母のおばあさんが嫁に行った家になるのね。
マサチャンママに言わせると、
「まあ、ここの家だったら、香典置いてくるだけだや。あんたんとこは、どうい、義理がたい親戚だっチャな。夫は、新しい親戚ができるんだから古いのんはもういいってみんな切ってしもうとるが。」
となるのよ。新潟から来る叔父、東京から来る従弟。そんな中私のような不義理不謹慎は非難の的になるわけ。でも、いいのと、一人開き直ったりして。

通夜の前、叔父は姉である叔母の食事を見て、
「食べすぎだが、そんなに食べてはだめだが。俺の家の3食分だが。」と早速小言を言う。食卓には、焼き魚、昆布の佃煮、ハスのきんぴら、ごぼうの煮物。
「えっ、おじさん!全部食べるわけでないし。私んちはもっと多いよ。」と抗議すると、
「あんたのお父さんは、別だや。酒をたらふく飲んだ後。赤飯やらぼたもちやらを食べる人だねか。」と負けてはいない。

通夜振る舞いの席で、従弟が皿にいなりずし、太巻き細巻きそれらをてんこ盛りにして食べようとしたら、叔父は、
「おまえ、そんなに取って食べんでも・・・・」とこれまた小言。そして私の耳元で、
「太っとるもんは、食べるんだかねえ。」と感じ入ったようにため息をつく。確かに大盛りご飯1膳食べてきた叔母も、また寿司を食べていた。

私はつくづくと言おうか、しみじみと言おうか、太っている人はそれ相応に食べ、痩せている人もそれ相応にしか食べない、ことを心底理解した。
だから、「それしか食べないの?」とか、「そんなに食べるの?」とかの会話は不毛である!ことも悟った。

それにしても、佐渡に来てから1年10カ月の間に4回も葬儀フル参加している。
4回のうち違う宗教3回。私は、お坊さんに促されて、
南無阿弥陀仏と唱えたり、南無妙法蓮華経を唱えたり・・・忙しい。
またいとこに当たる人に言われた。
「そのうちお前んとこもやらんなんや。」
はい!分かっております!

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湊いっき

2008-10-05 15:45:45 | モブログ

今にも降り出しそうな曇り空。
太極拳友に、「私、皆に振られてしもうたけれど、あんた、暇?」と聞かれて、一連の葬儀関係で弱り切ってはいましたが、行ってきました『湊いっき』

旧両津町は、橋をはさんで南北に夷、湊の漁師町が両津湾沿いに広がっています。
昔は佐渡一のにぎわいを見せていたのですが、今はすっかり国仲に勢力を奪われて寂れるばかり。それでも、湊は町を盛り上げようと頑張る方々がいてこのような祭りが催されて・・・

例によって、撮った写真の選択ができません、あれもお見せしたいこれもお見せしたい状態で。ずずずーっと行きます。




昔ながらの狭い道路、家並み  こんな雰囲気です


イカのトンビを味噌煮込み、隣の食堂のラーメン、両津人にはなつかしい

港町ですから、魚関係は外せない



こんなイベントもあって


定番の鬼太鼓        バックの風景が素晴らしいステージ


朝一のカーフェリーで新潟から駆けつけて来てくれた彼ら

おまけね
畳屋さん作成 佐渡特産物畳のヘリ

 

たくさんの知り合いに会って、同級生が店の売り子をしていて・・・
手作り感満載の催しものでした。父への土産はできたてのぼたもち。


 

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こんな庭が

2008-10-04 10:25:09 | モブログ

清々場所にある農家の庭先です。

    


上越新幹線から見る国境の黒々した土、幾何学模様のような畝、さまざまな緑の配置の美しさにも感激するけれど、こんなごくふつうの農家の庭もとても好きです。

自分の家で食べる分だけのねぎやキャベツや菜っ葉。シソはもう終りかしら。
コスモスも去年のこぼれだねから出たのでしょう。
実のなる木々も植えられて、家を風から守っています。

この日は、この家のおじさんが薪を作っていました。薪を割る音が辺りに響き渡って一昔前の田舎を見る思いがしました。もう冬に備えているんだね。
農家は、天気を見ながら1年の仕事を段取り良くこなしていかなくては話にならないと聞いていましたが、実感しました。

横浜の私んちの庭。
この花の色だったら隣にはこの花色かしら、
この形の葉っぱのそばには、この形だね、
ここは1年草にして、ここは宿根草にしよう、球根はコンテナに植えてね。
なんてやっていることが小賢しく思えてくるのよ。どこかで、ベジタブルガーデンなんて言っているのが、こういう光景を見ると別に・・・って思ってしまうわけ。

そんなこといったって、ネギを5苗くらい植えると満杯になってくる庭では、そんな風に楽しまなければどうすりゃあいいんだ、というのも事実。
で、私は妄想する、買えもしないのに佐渡で土地を買うとしたら・・・って。

家は平屋で、土間付き、外作業場付属・・・
広々しているところに300坪だな。
高台で海が見えて、家の前に田んぼが広がっている・・・
うーーん、そんなところがいいわ、って遅刻友に得々と話していたら、田圃真ん中の段になるやいなや速攻で、
「あんた何言ってるの!、夏になってみいや、虫やら蚊やらが窓にびっしりつくが。
○ホテルでお客さんがびっくりして苦情言うたんだってさ。あんたそれでもいいのんか!」と脅かす。

もちろん却下しました。どうせありえない話で妄想していただけだもんね、とヒネクレタことももちろんです。ああ、それにしても広い土地で好きに庭を作ってみたいです。

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またもや太極拳

2008-10-03 11:06:28 | モブログ

今日も雲ひとつない抜けるような青空。ありがたい。今の内に楽しんでおかなくてはね。忙しくなりそうな一日。

親せき筋のお通夜に父に代わって行かねばならぬ。
こちらのお通夜は、きっちり最後まで座っていなければならないのよ。本来ならそうしなくてはならないのかもしれないけれど。。それで、通夜振る舞いの席にも参席しなくてはいけないの。
で、親戚だから、いくら私は面識がないといえど、明日のお葬式、そのあとのお膳の席も座らねばならぬ。はああぁぁ。
律儀な叔父は、新潟から来るというからな。それを思えばそんなことは言ってられぬ。
いつか私が主人公になるのだからね、まあ。



そんな合間を縫って午後から出かける太極拳。
休みたいけれど、あまりに覚えられないから、どうしても行かねばならぬ。
なんであんなに覚えられないのだろうね、自分でも嫌になるくらいだわ。

入門初級と終って、今練習しているのは24なんとかというやつ。
「上海タイフーン」美鈴さんが歩く道路で太極拳やっている様子が映し出されるけれど、そのポーズが、それそれそれよ、と分かるのでうれしい。そんなのもあって、
まじめな私はしっかり覚えたいのよ。テキトーはこういう時は嫌なの。

ここがポイント。
整列の時は必ず前に人がいる、横に人がいる、位置を狙う。ほんとは後ろに人がいるが大事なのです、でも、背が高い私の後ろに来てくれる人はいないのよ。
なぜそんな立ち位置か!って?
なに、かんたん、人のを見ないとできないからです!
だから前向きの動作はできる、横正面の時もどうにかついて行ける。だって、しっかりまねっこしているのですから。
ああ、後ろ正面になると、もういけない、できません、でたらめです。何回練習しても覚えられません。適当です、それらしき格好をします。
それじゃあんまりだと思うんで、横斜めをガン見してまねっこします。私の細い眼は斜めがんとばしになってきっと怖くなっていると思います。

今日もまた初めてのようにうろたえて、えっ?えっ????て、右隣の人の動作を追いかけることでしょう。分かっています。

そんな後で、お通夜に行く私。

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他山の石

2008-10-02 12:53:34 | モブログ

にしてはいけないわ、ほんとに。

 ツリフネソウ

薬局に遊びに行った。
遊びに行ったはいいが、マサチャンママがぼんやり座っているでないの。
ジャージーをはおって隠しているけれど、三角布で右腕をつっているでないの。

「どうしたの?」常より3倍も大きい声で聞いてみる。

「まあの。」と始まる。
ご主人が所用で出かけていたから、店のドアを閉めて裏でなんかの仕事をしていたそうな。そこへ電話のベルがけたたましく鳴って、急いで健康サンダルをひっかけて、通路を走ったそう。

薬局は何しろ縦に長い家だから、裏から表までゆうに30メートルはある。
廊下はない。廊下代りにコンクリート通路がある。

「普段運動しとらんから、なるべく走ろう思ってそこを走っとるんだっちゃ。」
「そのサンダルは危ねえと思うとったっちゃ。そこらへん歩いていた時もひっかっかることあったんだが。」
「そいで、電話はじりじりなるだろ。焦ったのが駄目だったんだな。」

で、履いているサンダルで足をひっかけてコンクリート地面に転んだ挙句、右肩をしたたか打ったそうな。手はとっさには出なかったそうで。
「まあ、鼻血やらないやら出てくるし、顔は痛いし、腕は痛いし起き上がれんかったが・・・」と、顛末を実演入りで話してくれる。

たまたま一人で、ようようの思いでマサチャンに電話し病院に連れて行ってもらったそう。マサチャン、
「ばあが、まって泣きそうな声で電話してくるからよっぽどのこだと思ったっちゃ。」

脱臼だったそう。脱臼でまだよかったね、骨折でもしとったら大変だったが。ってな妙な慰めようで、話を聞き終えたけれど・・・
「私たちも気ばっかりは若いつもりだけど、やっぱり年とっとるんだわ。これからは気をつけんなんなあ。」
と二人してしみじみ、わが身を省みたのでした。

それが火曜日のこと。今日様子を見てきたら、ぼんやりからしっかりになったので安心したわ。

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守備範囲

2008-10-01 09:08:06 | モブログ

 駄目なものってあるんだなあとつくづく思いました。
そういう類はたいてい避けて通るのですが、それでも手を出す時があるんです。
流行りものに弱いから・・・
直木賞受賞だからな、直木賞受賞のやつはたいてい面白いからと思って手を出したこの1冊私の男桜庭一樹さん「私の男」

 表紙見た時から、ああだめかもと思ったのにね。
そんな先入観があったのかもしれないけれど、第1章はどうにかこうにか読んだけれど、どうしても気持ち悪い。何かぞがぞがしてその先読み進めないのです。主人公のねとっとした感情が肌にべたつく感じがして。放棄。

似た感覚があったと思いだした1冊が「蛇にピアス」だったわ。こちらも2,3ページ読んで放棄したんだった。


 

反対に駄目だと思ったのが、意外にすんなり受け入れられた時もあったりして・・・
梨木香歩さん 春になったら莓を摘みに「春になったら苺を摘みに」

なんて、甘ったるいタイトルだ、と図書館で背表紙を見た時は素通りしたけれど、
三浦しをんが、私的にエッセイ3位以内に入るとあったから、どれと手にとりました。
イギリスでのホームステイ先のウエスト婦人との交流を通したその話。
「理解はしないが受け入れる」すべての行動はここから。できることではないです。


沼地のある森を抜けてそれから読んだのがこれ「沼地のある森を抜けて」
ぬかどこから人が生まれる、そこから話が始まって行きます。
ぬかどこから人が生まれる、なんて、ありえない系の話。苦手でした。
でもこれが意外や意外結構切なくて温かくてすんなり受け入れたのには自分がびっ
くり。いいお話でした。


ありえない系ではもうひとつあかんべえ(PHP研究所)少女おりんとお化けたちとの交流が描かれている。謎解きも面白く心の通い合いも温かく、ありえない系でも違和感0でした。やっぱり、宮部さん、好きだわ。


 

 で、今読んでいるのが山本一力さん欅しぐれ(朝日新聞社)「欅しぐれ」
「あかね空」と「だいこん」で肩張って山本脱落でしたが、友に、
「○こちゃん、せっかちに決めないでこれ読んでからにして。」と薦められて。
山本復活です。わくわくドキドキしながら読んでいます。

なんでも守備範囲は広げた方が楽しくなるな、と一人納得しています。

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