いやあ自慢じゃないがちょっと前までは自分の土地勘にすごく自信があった。
知らない土地でも、道路の案内板見たりあたりをキョロキョロしたりすると目的地に着いた。
それがいまじゃ、はいそういうことで。
勝鬨橋ぶらりを堪能してじゅうぶん満足したので、芭蕉像にお会いするのは取りやめて「アートアクアリウム2016」の会場
日本橋三井ホールに向かうべく勝どき駅に向かって歩き出した。
(隅田川テラスどん詰まりの公園)
家を出る前に日本橋三井ホールへのルートは検索してあった。
東京駅日本橋口から徒歩と地下鉄半蔵門線三越前の二ルート。ばっちり。
検索OK。
さて、確かこちらの道だがと歩くも不安になったので途中清掃員さんにお聞きする。
そっか確かにあの高い高いビルは見覚えがある、そこを目指すのね、と無事大通りに出たら目の前にバス停が。
八重洲口行のバスがある。ついている自分に小躍りしそうになったね、この時は。
いいの、10分待ちでも23分運行でも。疲れているからちょうどいいの。
(丸い張り出しと信号機)
って、うまく座れることができて窓外の景色を楽しんでいた。聖路加病院ってここか、なんて。
ところが魔がさしたのね、終点まで行けば検索通りなのに、東京駅らしき建物が見えたのと乗客の大半が降りるので、
もしかして近いかも、と私もついふらふらと降りてしまった。
ここはどこでしょう、分かりません、現在地分かりません状態。しまった!と思った時にはもう遅い。
(浜離宮庭園から見えるビル)
iPadミニ取り出してマイクに向かって「三井ホール」と指示。勉強の成果が出た、ここまでは。
徒歩ルートも出た、がそこからどうしていいか不明。私の能力はそこまで。
皇居に行くのに、東京駅丸の内側に出なくて八重洲側に出てうろうろ探し回って歩くのと同じようなものだから、
後悔と反省、愚痴グチぐちのオンパレードよ。ゆえにその後の行動の詳細は省略ね。
ただ帰りの電車にたどり着くまでの探索中にお世話になった人たち報告。
○路上警察官に三井ホールまでの道を聞く
「ここからまっすぐ高島屋、日本橋を通り過ぎてコレド室町に行くべし」
○三井本館の受付嬢に会場までの道を聞く
「すぐ目の前だったが、暑いからと地下の道を教えてくれる」
○地下通路インフォメーションのおじさんに東京駅までのルートを聞く
「東京駅は遠いから新日本橋駅に行くべしとのアドバイスを受けた」
(アクアリウム 屏風金魚)
検索しても活用できないのも困りものだが、探索もなかなか大変だ、どんぐらい歩いたことか家帰って調べてびっくり仰天。
全ては、分かりもしないのに突如のバス途中下車にある。
目印が見えない地下に潜ったことにある。
しっかり頭に刻み付けないで、大体分かるよ、のうろ覚えで行動したことにある。
今回の反省を肝に銘じて、今後のぶらり探索のために備えよう。
なんといっても、勝鬨橋ぶらりのときから楽しみに予定していた昼飯の天丼にありつけなかったことが悔しい。
すごおく食べたかったのに。